お味噌汁は栄養が豊富で、長寿大国日本では古くから愛されている食事。
「味噌の医者殺し」ということわざまであるくらい、
古来から健康にいいことはわかっています。
でも最近では洋食が食卓に並び、お味噌汁の出番が少なくなっています。
それに料理初心者には、だし取りはちょっと難しく感じてしまいます。
煮干しなどは最初の処理が少し手間ですが、
カツオや昆布などは比較的簡単で、美味しくできます。
最近では簡単だしパックなんて便利なものも出ています。
これで、簡単に毎日お味噌汁が食卓に並ぶことでしょう。
健康にもいいですし一度だしについて学んでみましょう。
うまい味噌汁の作り方を伝授!
お味噌汁にとって一番重要なのは、なんと言っても、
だし!!
このだしだけで美味しいか、どうかが決まってきます。
ここでは、初心者向けに、簡単なカツオと、
昆布のだしの取り方をお伝えしようと思います。
多分最初から煮干しなどに手をだすと、毎日はいや!
って思うかもしれないので。
まず、昆布ですが、お鍋に水を入れ、火にかける前に、
昆布を入れます。
この時、早く、濃くだしを取りたい場合は少しハサミで、
切り込みを入れるといいです。
弱火で火にかけ、沸騰する前に取り出す。
これでOKです。
カツオは沸騰してからカツオ節を入れ、全て沈んだらOK!
火を止めて布巾でこします。
このだしをとるポイントは、
昆布は沸騰させないこと!
カツオはぬるいお湯に入れると少し生臭く感じるので、
必ず、沸騰したお湯に入れること!
このポイントを抑えるだけで、だしが美味しくできます。
後は、豆腐やワカメなどお好みの具を入れて、
味噌をときましょう。
簡単です!これなら毎日でも大丈夫だと思います。
味噌汁の美味しい作り方の決め手は簡単だしパックを使うこと?!
でも、初心者では、だしって薄く感じ、ちゃんと風味や味が、
出てるように思えないことがあります。
我が家も濃口に慣れているので、だしをしっかり取らないと、
少し物足りなく感じます。
だからと言って、いりこなどの小魚はだしを取る前の下準備が、
結構面倒に感じてしまいます。
頭と、はらわたをとって、水から浸して…
ここで沸騰してしまうと、渋みや苦味が出たり、
アク取りもこまめにしないといけない…
と、結構手間がかかります。
そんな中、最近では、だしパックってものが登場しているのをご存知でしょうか?
だしを取るのが面倒な時は、顆粒のだしを入れたりすることもありましたが、
こちらはちょっと、カップ麺などのインスタント食品に近い、
化学調味料的な味がするのが少し苦手でした。
(勝手な個人の感想ですが)
でもこのだしパックはちゃんと下処理をしている小魚などが、
パックに入っていて、お水からこれを沸騰させるだけ!
とっても簡単に風味のいいだしが取れます。
最近では、色々なメーカーから出ているので、
きっとお好みの味に出会えるはずです。
もちろん調理する内容によって変えるのもいいかもしれません。
私は、普段、自分では絶対できない、魚系のだしが好きです。
あごやアジ、さば、イワシなど種類も豊富です。
自分でするなら、下処理から、天日干しから、フライパンで空炒りやら…
どう考えても作れそうにないので、このだしパックはおすすめです。
顆粒のだしとは全然違い、少し高級感ある上品な風味が楽しめます。
味噌汁を飲むことは健康に良い!ただし塩分には注意が必要?!
最初にお話したように、お味噌汁は日本では古くから愛されいる食事。
「味噌の医者殺し」や、「味噌汁一杯三里の力」ということわざまで、
できているように、美味しいだけではなく、健康にいい食事です。
味噌の医者殺しとは、味噌汁を毎日食べて入れば、健康で病気知らず、
と言われるほど、医者にかかる心配がなかったということだそうです。
味噌は大豆でできており、そもそも大豆自体に含まれるタンパク質をはじめ、
- 脂質
- 糖質
- ビタミンB1
- ビタミンE
- 葉酸
- カリウム
- マグネシウム
- カルシウム
- リン
- 鉄
- 亜鉛
- 銅
など、栄養素の種類がとても豊富です。
スーパーフードと称されるだけあって、栄養素が豊富です。
そんな大豆を発酵させたものが、味噌。
栄養素が豊富な大豆を発酵させることでより発酵前には、
存在しなかった成分も作られます。
それは老化を防ぐイソフラボンや、ダイエットに最適なβコングリシニン、
コレステロールを下げるサポニンや大豆レシチンと、
上げて言ってもキリがないくらい豊富な栄養が含まれています。
もちろん健康だけではなく、美容にもいいのがいいですね。
ただ、味噌って塩分が気になります。
味噌汁の場合、薄味にすることが塩分を軽減できますが、
あまり薄い味の味噌汁も味気ないですよね。
そんな時は、具材をしっかり入れて、具材の味を楽しめるようにする。
あとは、先ほどからお話している、だしです!
だしをしっかり取れば、風味があり、味噌の濃い味に頼らなくても、
美味しい味噌汁ができます。
まとめ
小さい頃は、冬になると、ストーブが出ていました。
そのストーブの上にはいつも鍋が乗っていて、
中には小魚や昆布が入っていました。
ちょうど沸騰しない温度でだしをしっかりと母が取っていたのだと思います。
最近は食卓に洋食が多く、味噌汁を作らないことも多くなっている気がします。
「みそ汁は朝の毒消し」ということわざもあるようです。
朝は、味噌汁!っていうのは習慣づけると、健康にもいいかもですね。