ライフスタイルが変わることで、自動車保険も乗り換えを考えることがありますね。
新車を購入したとき、通勤手段が変わったとき、
運転する人の増減など、そうしたときに自動車保険も見直すことになります。
自動車保険の乗り換えのベストタイミングというのは、
実は更新時期なのです。
もちろん、それ以外の時期でも乗り換えは可能ですが、
ヘタすると損をしてしまうこともあるので、気をつけましょう。
ただ、契約していた車自体がなくなった時には、
途中であっても乗り換えということになりますが、
そうでない場合、特に急がない場合は、満期まで待ったほうがよさそうですよ。
自動車保険乗り換えの方法は?自動継続特約のある人は解約の連絡を!
では、自動車保険の乗り換えの方法について見ていきましょう。
乗り換えようかと考えたら、まずすることは、どの保険会社にするか決めることですね。
でも数ある保険会社の中からどう選んだらいいかもわかりません。
そういう時には、自動車保険の一括見積サービスなどを利用すると便利です。
乗り換え先の保険会社をきめたら、連絡してみましょう。
契約時に必要な書類なども確認しておき、契約日をきめましょう。
乗り換え先の保険会社も決まったら、
今度は現在、契約中の保険会社にも連絡しましょう。
満期になる場合は特に連絡は必要ないでしょうけれど、
自動継続特約を付けている場合には、
解約の連絡をしないとそのまま継続されてしまいます。
また途中で解約という場合にも必ず連絡しましょう。
そうしたうえで、解約や契約について必要な手続きを進めていけば良いでしょう。
自動車保険乗り換えで等級は引継ぎできる?更新時期でないと損する?
ここで、自動車保険の乗り換え時に気を付けるべき点について見てみましょう。
「等級」と「タイミング」に気を付けましょう。
自動車保険には「等級」というものがありますね。
事故歴に応じて翌年の等級が決められます。
初めての場合は6級からスタート。
事故により保険を使った場合には、その等級が下がっていきますし、
無事故の場合、1年に1等級上がることになります。
20等級まであるこの等級も保険料に関係があるんです。
等級が高いほど、保険料は割引され安くなるからです。
普通、保険会社を乗り換えても、この等級は維持されるのですが、
そのタイミングが問題になります。
例えば、満期日に合わせて、自動車保険を乗り換える場合には、
無事故の場合、1等級上がった状態で契約できます。
ところが、無事故なんだけれど、
満期日を待たないでその前に解約し、乗り換えた場合。
この場合は、契約した日から1年後に等級が上がることになるので、
等級が上がるのが遅くなってしまうのですね。
逆に事故を起こして等級が下がるという場合にも、
下がった状態での契約となり、
満期日で乗り換えた場合よりも早く下がることになります。
また、乗り換える場合に、
解約する日と新しい保険の開始日とを同じ日にしておくということも忘れないでくださいね。
そしてこの等級を引き継ぐのは、解約日から7日以内ということなので、
その期間が過ぎてしまうと、また初めから、つまり6等級からのスタートとなるので、
その点も気をつけましょう。
自動車保険乗り換えのデメリットは?更新時期を待つのがベストです!
では自動車保険の乗り換えのデメリットは何でしょうか?
1つ目。
等級が不利になるという点です。
先にもお話しましたが、満期にならずに乗り換えた場合、
等級面において不利になりますね。
無事故で等級が上がるはずなのに、途中で乗り換えたがゆえに、
契約日からまた1年を待たなければなりません。
逆に事故を起こして等級が下がった場合にも、
満期を待たずに乗り換えると早く下がることになります。
なので、乗り換えのタイミングとしては、
今契約している自動車保険が満期になるときがベストタイミングだと言えますね。
2つ目。
解約返戻金が少なくなる場合があります。
1年分を一括で支払った自動車保険は、
満期前に解約すると返戻金が戻ってきます。
が、支払った保険料を月割りしてその分が戻ってくるのではなく、
少なく戻ってくる場合があるというのです。
そういう点も考えると、特に乗り換える必要のない自動車保険は、
満期まで待つのが賢い方法と言えるでしょう。
まとめ
ここまで、自動車保険の乗り換えのタイミングについてお話してきました。
ライフスタイルの変化に伴い、
自動車保険も見直し、乗り換える必要がある場合もありますが、
乗り換えのタイミングには注意したいものですね。
等級面において損をすることがある。
返戻金において損をすることがある。
この二つの点を念頭において、検討してみてください。
自動車保険も満期日まで待つのが一番良いのです。
でもどうしてもという時には、どうすればできるだけ有利に乗り換えられるのか?
そういうことも考えてみてくださいね。
また、新しい保険を探すときには、見積もりサービスなども利用しながら、
ご自分に合った保険を見つけることができれば幸いです。
たかが自動車保険と言えども、もしものために大切な自動車保険ですから、
良い保険との出会いがあると良いですね。