毎回すんなりと寝てくれる新生児は少なく、どんなママでも、
一度は寝かしつけに苦労したという経験がありますよね。
寝ないときはほとんどの場合、ぐずって泣くことが多いです。
赤ちゃんが泣くと、早く泣き止ませなくちゃと焦りますよね。
原因が分からないとママも不安になるものです。
では何が原因で赤ちゃんは泣くのでしょうか?
それは、赤ちゃんがSOSのサインを出しているのかもしれません。
自分への注意をひきつけているのです。
赤ちゃんが寝ない時は、オムツが濡れていたり、
汗をかいて暑いなど、不快感の訴えが多いでしょう。
それにお腹が空いて泣くこともありますし、
まれに体調が悪いこともあります。
しかし、特にこれといった原因は見当たらないけれど、
ぐずっていることもあります。
ママのお腹の中で守られて過ごしてきた赤ちゃんにとって、
外の世界は刺激が多いものです。
新生児は刺激に対する能力がまだまだ未発達です。
そのため、授乳や睡眠などにも影響が出ることもあります。
そんな刺激から逃げたいときに、赤ちゃんはSOSサインを出して、
ママに何とかしてほしいと、不快感を知らせているのです。
もしそんなSOSサインを感じたら、
まずはおくるみで赤ちゃんを包んで抱っこし、
ゆっくり揺らしてあげましょう。
ママの抱っこは、赤ちゃんにとって一の安心です。
優しく声も掛けてあげましょう。
ママの声を聴くと更に安心できるでしょう。
ママがそばにいることで少しずつ落ち着きを取り戻し、
気付いたころには眠っているかもしれません。
新生児が手足バタバタさせ寝ない&泣く!不満や不快感を訴えている?
新生児の赤ちゃんは、泣くときに手足をバタバタさせることがありますよね。
顔を真っ赤にして手足バタバタで泣き、
興奮しているときってありませんか?
そのような状態が長く続くと、ママも心配になってしまいますよね。
ではなぜ新生児は、寝ないで手足バタバタで泣くことがあるのでしょうか?
泣きながら興奮して手足をバタバタさせているときは、
不満や不快感を訴えている可能性が考えられます。
このように泣く場合は本人もイライラしていて、
なかなか寝ないので、原因を早く知りたいですよね。
不快感の原因には、オムツが濡れてる、お腹が空いた、
暑い寒い、といったことが一般的に考えられ、
それらを対処することによって改善されるでしょう。
ほかにも肌着の着心地や、オムツの付け心地が悪くて苦しい、
かゆい、痛いといったことも考えられます。
授乳後の場合は、げっぷが出なくてお腹が張って気持ち悪い、
といったことも考えられますね。
思い当たることを改善しても激しく泣いて寝ない場合は、
体調が悪いことも考えられます。
熱を計ったり、便秘になっていないかをチェックしてみましょう。
特に理由はなくてもただママに甘えたいときや、
そばにいて欲しくて泣くこともあります。
そんなときは抱っこしたり、そばにいて体をさすってあげたり、
指でトントンと優しく叩いて声掛けをするなど、
スキンシップを取ってみましょう。
そのうち泣き止んで、安心出来たらすぐに疲れて寝てしまいますよ!
新生児が退院後に寝ない…外の世界に慣れなくて不快感があるのかも!
無事に出産を終えて退院したら、
ママは休む暇もなく早速育児がスタートします。
そして赤ちゃんにとっても退院後から、
新しい環境での生活が始まりますよね。
せっかく自宅に帰ってホッとしたのに、
赤ちゃんはなかなか寝ない…。
そんなお悩みを持つママも大勢いらっしゃいます。
なぜ新生児は退院後に寝ないことが多いのでしょうか?
それは、まだ外の世界に慣れなくて、
不快に感じているのかもしれません。
退院後の新生児は、生まれてきてからまだ数日です。
ママのお腹の中の環境とは全く異なる外の世界に、
まだ違和感をもっているのです。
そのため、なるべく刺激を与えず、
胎内にいた環境を作り出してあげると良いでしょう。
大きな音を出さない、眩しすぎる灯りは付けない、
室温は寒すぎず暑すぎず…、といった環境作りをします。
そして泣いて寝ない時は、ママが寄り添ってあげましょう。
抱っこしたり、おくるみで包んであげたり、
優しく話しかけてあげたりすることも大切です。
こうしてリラックスできる環境を作ることで、
赤ちゃんは安心し、徐々に外の世界にも慣れてきます。
新生児が昼夜問わず寝ない…なるべく生活リズムを整え夜は照明落とす!
新生児はまだ生活リズムが整っていません。
そのため、睡眠サイクルも一定ではなく、
昼夜問わず、なかなか寝ないこともあります。
さすがに昼夜問わず寝ないで泣かれては、
ママもヘトヘトになってしまいますよね。
そして、まだ生活リズムが整っていないとはいえ、
刺激の多い環境は新生児にとってはストレスです。
特に夜に明るい照明や大きな音は、赤ちゃんにとって刺激となり、
興奮して眠れない原因となり得ます。
なるべく昼と夜の区別がつくような、
生活リズムを整えることが大切です。
朝になったらカーテンを開け、部屋に光を取り入れます。
そして夜、赤ちゃんが寝る時間が近づいたら、
テレビを消し快適な室温にして、寝る準備を整えます。
眠るときには部屋の灯りを薄暗くし、
赤ちゃんが寝たら照明を落としてもいいでしょう。
そのように、「朝は起きて夜は寝るもの」、
という生活リズムを付けることによって、
自然に赤ちゃんの体内時計も整っていくでしょう。
新生児がミルク飲んでも寝ない?体調が悪いか寂しさ・甘えもあるかも!
新生児は母乳やミルクが栄養源となります。
一日に2~3時間おきくらいに飲んで寝てオムツ交換をする、
というサイクルを繰り返して過ごしますよね。
大抵の場合、ミルクを飲んだらお腹いっぱいになって寝てしまいます。
しかし、ミルクを飲んだのに寝ないこともあります。
「いつもはミルクを飲んだら寝てしまうのに、今日は寝ない…」、
そんなことが起きたら、どうしたんだろうと気になりますよね。
ミルクを飲んでも寝ない理由は、次のように考えられます。
体調が悪い
まず、体温を計ってみましょう。
新生児の平熱は少し高めなので、37℃以上という事もあります。
日頃から赤ちゃんの熱を計って平熱を把握しておくと、
体調の変化に気付きやすいかもしれません。
もし38℃など体温が高めの場合は、小児科を受診してください。
ほかにもどこか気になるようでしたら、
早めに小児科へ相談した方がいいでしょう。
寂しさ・甘えた
赤ちゃんは特にこれといった原因がなくても、寝ない時があります。
ミルクを飲んで満足なはずなのに、寝ない・泣く、といった場合は、
寂しくてママに甘えたいのかもしれません。
もっとママにそばにいて欲しい、寂しい、
といった不安な気持ちがあるため、なかなか眠れずにいるのです。
ミルクを飲んでも寝ないでぐずることがあったら、
そばに寄り添ってあげましょう。
抱っこしたり、手を握ってあげたり、
赤ちゃんの体を優しくトントンしてあげるのもいいですね。
ママの温もりを感じられることで、安心して眠りにつけるでしょう。
新生児はミルク飲み過ぎでも寝ない?ゲップが出なくてお腹が苦しい?
新生児に飲ませるミルクの量は、だいたい決められていますよね。
飲むペースは個人差があり、たくさん飲む赤ちゃんもいれば、
一度に飲む量が少ない赤ちゃんもいます。
ミルクを飲んでから眠ることが多い新生児ですが、
飲みすぎでも寝ないことがあります。
お腹いっぱいになると眠くなるのでは?と考えがちですが、
ミルクの飲みすぎも寝ない原因の一つなんですよ。
飲みすぎたためお腹が苦しく、不快に感じ、寝れないこともあります。
新生児がミルクを飲むときは、まだ飲み方にも慣れていません。
そのため、吸い込むときに空気も一緒に飲み込んでしまいます。
そして胃に空気も一緒に溜まってしまいます。
その空気を吐き出さなければ、お腹が苦しくなってしまうのです。
空気を出すために、赤ちゃんがミルクを飲み終わった後には、
げっぷをさせますよね。
このときにうまくげっぷが出てくれればいいのですが、
ちゃんと出ないこともあるでしょう。
そんなとき赤ちゃんは、お腹がいつもより苦しく感じているのです。
お腹に不快感を抱えたままでは、なかなか寝れませんよね。
もしミルクを飲みすぎたり、げっぷが出ていないようでしたら、
げっぷをさせてお腹に溜まった空気を出してあげましょう。
そうすることで赤ちゃんもスッキリして、
気持ちよく寝てくれるかもしれません。
ミルクを飲んだ後は、ちゃんとげっぷが出たかどうかのチェックを、
忘れずに行いましょう。
新生児が寝ない(昼間)…横向きにして背中を丸めCカーブを作ると◎!
新生児は昼夜問わず眠っている時間が多いイメージですが、
昼間になかなか寝ないこともあります。
オムツが濡れていたり、お腹が空いていたり、
暑かったり寒かったりといったことも考えられます。
しかし特に原因はなくても、新生児は外の世界の刺激にまだ慣れず、
興奮していることもあります。
また、ママに甘えたくて寝ないこともあるでしょう。
でも、昼間もしっかり寝て成長して欲しいですよね。
そこで昼間の寝かしつけのコツをお伝えしていきましょう。
それは赤ちゃんが寝るときの体勢を整えてあげることです。
横向きにして、背中を丸めてCカーブを作る体勢がおすすめですよ。
なぜこの体勢がいいのかということですが、
ママのお腹にいたときの体勢なんですね。
赤ちゃんは胎内にいるときは体を丸めて、
背中が『C』の形になるような態勢で過ごしていました。
そのため、まだ生まれて間もない新生児は、
Cカーブの体勢でいることで安心できます。
普段寝るときは仰向けでまっすぐ寝る新生児ですが、
なかなか寝れない時は横向きにして、
Cカーブの体勢にしてみてください。
ママのお腹の中にいた頃を思い出し、
安心して眠りにつけることでしょう。
新生児がママ抱っこでしか寝ない?お腹の上に抱き心音を聞かせよう!
新生児の寝かしつけも育児のお悩みの一つだと思いますが、
特に理由なくぐずって寝ないこともありますよね。
ママがいないと不安、甘えたいと思っているときも、
赤ちゃんはなかなか寝れずにいます。
また、ママが抱っこしないと寝ない赤ちゃんもいます。
そんなときは、ママが抱っこしてあげましょう。
新生児にとってママの抱っこが一番安心します。
寄り添ってあげることで不安も消え、安心して眠りにつけるのです。
コツはお腹の上に赤ちゃんの乗せて、
ママの心音が聞こえるように抱っこしましょう。
赤ちゃんが胎内にいた頃は、
ママの声や心音を聴いて過ごしています。
そのため、ママの心音を聴くことによって安心し、
リラックスできるのです。
抱っこするときは、赤ちゃんのおしりを支えてあげるといいですよ。
こうしてママの心音を聴くことによって、
コロっと寝てくれることでしょう。
まとめ
新生児が寝ないで泣く場合は、
自分への注意をひきつけるSOSのサインです。
原因を探し改善しなければ、ママが寄り添うことで安心します。
手足をバタバタさせて泣いて寝ないのは、
不満や不快感を訴えています。
原因が改善されなければ、ママがスキンシップを取りましょう。
退院後に寝ないのは、まだ外の世界に慣れていないせいです。
胎内と同じ環境を作りましょう。
朝は光を入れ、夜は照明を落とした生活リズムが大切です。
ミルクを飲んでも寝ない場合は、体調が悪いこと、
寂しさや甘えたい気持ちがあるのかもしれません。
ミルクの飲みすぎも寝れない原因になります。
お腹に空気が溜まって苦しいので、ゲップを忘れずに出しましょう。
昼間寝ないなら胎内にいた頃のような、
背中を丸めてCカーブの体勢を作ってあげましょう。
ママ抱っこの場合はお腹の上に抱き、
ママの心音を聞かせてあげましょう。
赤ちゃんにとって、ママがそばにいることが最も安心できるのです。