観葉植物は多くの方々が育てているかと思いますが、
きちんと育てるにはメンテナンスが必要になってきます。
植え替えをすることで観葉植物はより美しく、
また健康的に育つでしょう。
しかし、どうやってやればいいのかよく分からないし、
自分でちゃんと行えるのか不安だ、という方も多いかと思います。
そんなときは、プロの専門業者にお任せした方が安心です。
専門業者はたくさんありますので、
サービス内容を事前によく確認してから、決めるようにしましょう。
まず、自分で店頭に持ち込むか、もしくは配送するかです。
または、出張サービスを行っている業者もあります。
自分でお店に持ち込む場合は、観葉植物の大きさにもよりますが、
車が必要になる場合もありますよね。
近所にお店があり、自転車や徒歩で自分で持ち運べるなら、
店頭サービスの利用が便利です。
宅配業者に依頼して配送してもらう、もしくは植え替え業者が、
引き取りや配達を行ってくれる場合もあります。
忙しい方は自分の都合に合わせて、
宅配や配達サービスを利用した方がいいのかもしれません。
出張サービスが可能なら、自宅に直接植え替え作業をしに来てくれる、といった業者もあります。
大きくて持ち運びが大変な観葉植物などは、
出張サービスを利用した方が楽かもしれませんね。
しかし、植え替え作業が行えるスペースが確保できている場合のみ、
OKな業者もあります。
集合住宅にお住いの場合は難しいかもしれませんね。
このように、業者によってサービスもさまざまです。
ご自分で利用したい方法を検討してから、
植え替え業者選びを始めることが大事です。
観葉植物植え替えは持ち込みで5~7号鉢3000円~(出張料別途)
観葉植物の植え替えについて知識がなく不安なら、
専門の業者に依頼した方が安心ですね。
サービス内容も店頭持ち込みや、出張サービスなど、
さまざまです。
では、気になる料金は一体どれくらいになるのでしょうか。
ニワナショナル
埼玉県上尾市にある『ニワナショナル』では、
観葉植物のメンテナンスや、庭のお手入れなどを行っている専門ショップです。
植え替えの料金については次のようになります。
・5~7号鉢(直径約15~21㎝)3,000円~
・8~10号鉢(直径約24~30㎝)6,000円~
・11~13号鉢(直径約33~39㎝)10,000円~
気を付けて欲しい点は、出張料金は別途発生することです。
埼玉県内であれば5,000円~、東京都内であれば8,000円~、
いずれの出張料金がかかります。
『ニワナショナル』では植え替えサービス以外にも、
観葉植物の掃除やメンテナンス、
剪定や殺菌消毒なども行っています。
気になることがあれば、相談してみてもいいですね。
こちらは出張サービスのみ可能で、
店頭持ち込みは行っていませんのでご注意ください。
REN
東京都港区にある植物専門店『REN』は、店頭持ち込みOKです。
植え替え費用は5号鉢で1,900円ですが、
処分費用が植物1,000円、器1,500円とそれぞれ発生します。
出張サービスは基本料金12,000円で、
港区近隣エリアを中心に対応しています。
このように、お店によってサービス内容も異なりますので、
植え替え情報を集めることをおすすめします。
観葉植物植え替え依頼の注意…安く抑えるなら資材や鉢を自分で用意!
業者に観葉植物の植え替えを依頼するにあたって、
注意すべき点や押さえておくべき点もあります。
植え替え作業料金意外にも、出張サービスを利用する場合は、
出張代が発生しますよね。
ほかにも、観葉植物が弱っている場合は交換が必要ですし、
鉢が割れてしまっていたり、新しい鉢にしたいといった場合は、
鉢代もプラスされます。
このように、思ったよりも費用がかかってしまうことがあるので、
注意が必要です。
全て合わせると思ったより高かった!なんてことも考えられます。
業者に依頼する前に、どれくらい料金がかかるのかを、
しっかりと確認しておきましょう。
できれば見積もりを出してもらうと分かりやすいですね。
なるべく安く抑えたいのであれば、土や肥料などといった資材や、
鉢は自分で用意することをおすすめします。
そして出張サービスや配達などを利用せず、
ご自分で店頭に持ち込むことです。
そうすることで費用を少し抑えられますよ。
観葉植物植え替えに最適時期は5~9月!その時期しかやらない業者も!
観葉植物には元気なシーズンがあります。
そのため植え替えも、一年中OKというわけではなく、
適した時期があります。
最適時期はいつなのかといいますと、5~9月です。
それくらいの時期が、熱帯雨林で育つ観葉植物にとっては、
ちょうど良い暖かさで適しているんですね。
反対に寒い時期などは休眠期といって、
植え替えに適していない時期になります。
休眠期に植え替えを行うことは、
観葉植物にとってリスクといえるでしょう。
病気になったり、枯れてしまうこともあるからです。
そのため休眠期に植え替えサービスの依頼を、
行っていない業者もあります。
せっかく植え替えをしても、病気になったり枯れてしまっては、
意味がありませんからね。
依頼する際は植え替えOKな時期かを、
確認してみてくださいね。
なるべく適した最適時期の
5~9月にすることをおすすめします。
観葉植物植え替えで根を切る意味は?伸びるスペース確保と新陳代謝!
観葉植物が元気に育ち、長持ちさせるためにも、
植え替えは欠かせません。
観葉植物を購入してから、ずっとそのままにしておけば、
葉が増え、根も伸び放題です。
そのため、定期的にメンテナンスすることは大切です。
植え替え時には主に、根を切るという作業があります。
この根を切るということには、どのような意味があるのでしょうか。
観葉植物は、成長により葉も増えますが、根も伸びてきます。
伸びた根は、そのままにしておくと鉢の中にスペースが無くなり、
根詰まりを起こしてしまいます。
鉢の底の穴から根が出ていることがありますよね。
それが根詰まりした状態です。
このような状態では、水分が吸われるまで時間がかかってしまいます。
水分が吸われずに長時間溜まっていると、
そこにコケが生えてしまうこともあるんですよ。
そのため定期的に根をカットし、ある程度、
鉢の中にスペースを確保しておかなければなりません。
また、根を切ることによって、新陳代謝を促すという意味もあります。
根が伸びてくると、お互いぶつかり合って、
水分やミネラルといった、栄養分の奪い合いになってしまいます。
それでは観葉植物にしっかりと栄養が行き届きませんよね。
長く伸びた部分をカットすることで、
新陳代謝がよくなり、吸収力のある強い根が復活します。
また、カットすることで、刺激が与えられるので、
新しい根が早く伸びてきます。
そのまま伸ばしっぱなしの状態よりも、
カットした方が根の成長も早まるのです。
植え替え時に根を切ることには、このような重要な意味があります。
ヤシの実チップ「ベラボン」で観葉植物植え替え!根張りが良くなる?
観葉植物が元気に育つには、土台となる土が重要になってきます。
植え替えをする際は、せっかくなので土選びにも気を付けてもらいたいですね。
観葉植物におすすめの、『ベラボン』という、
ヤシの実チップの培養土があります。
名前の通りベラボンは、原料がヤシの実です。
ヤシの実を加工し、水分を吸収できるようにした培養土です。
ベラボンの特徴は、水分を含むと膨張して、
1.5倍ほどに膨らみます。
反対に乾くと縮みます。
これの膨張と収縮を繰り返すことによって、
土の目詰まりを防いでくれるんです。
そのため保水機能や排水機能が優れているので、
土の中に新鮮な空気を送り込むことができます。
この環境が根にとってプラスになるんですね。
また、土の中に空気が入ると、暑い夏でも蒸れることなく、
冬場は保温効果があります。
肥料などの栄養分を保持する力も高いです。
ヤシの実チップの快適な環境は、根にとって過ごしやすいので、
根張りもよくなりますよ。
観葉植物にとって、根の強さは大切ですよね。
また、ベラボンは腐りにくいため、
カビや虫などを予防する効果もあります。
長いもので効果は5年ほどです。
植え替えの際には、メリットが多いベラボンを、
ぜひ使用してみてください。
観葉植物植え替え…モンステラは7~9月!目安は底から根が出てる!
モンステラはその独特な葉の形から、
インテリアとして人気が高い観葉植物です。
モンステラは部屋に置いておくだけでオシャレな観葉植物ですが、
葉が伸びるのも早いです。
どんどん成長して、気付けば葉が増えていたりしますよね。
そのため、きちんと植え替えをして、健康的に育てたいものです。
モンステラの植え替えは、7~9月に行うのがベストです。
だいたい2年に一度がいいといわれています。
高温多湿の暑い時期になると、モンステラの育成が盛んになります。
成長期は多少のダメージがあっても、その分回復力もあるので、
植え替え時期に向いているんですね。
植え替え時期の目安ですが、鉢の底をチェックしてみて、
根が出ていればそろそろです。
根が出てきているということは、
根詰まりを起こしている可能性があります。
そうなったら、しっかり栄養が行き届かなくなってしまいます。
根を少しカットして、大きめの鉢に植え替えた方がいいでしょう。
モンステラは丈夫で育てやすいといわれています。
きちんと管理することで、より健康的に大きく育ち、
お部屋の雰囲気を明るくしてくれることでしょう。
観葉植物植え替えの目安…パキラは購入して2年経過か根の張り出し!
パキラはツヤツヤとした葉が特徴の観葉植物で、
モンステラ同様、インテリアとしても人気があります。
日光を好むので、室内では日当たりが良い場所に置くと、
すくすくと成長します。
大きいものから小さいものまで、サイズもさまざまです。
パキラの植え替え時期は、
購入してから2年以上経過した頃がベストです。
もしくは、鉢の底から根が張り出していたら、
そろそろ植え替え時期ですね。
時期的には5~7月、もしくは9~10月がベストシーズンです。
観葉植物のなかでもパキラは成長が早いです。
すぐに葉が伸び、根も伸びてくるでしょう。
ほかの観葉植物同様、根が伸びてしまっては、
きちんと栄養が行き届かなくなってしまいます。
そうなると、葉や茎も元気がなくなり、弱ってしまいますよね。
弱る前にはメンテナンスが必要です。
成長して大きくなったら、
サイズより少し大きめの鉢に入れ替えましょう。
観葉植物は丈夫で手入れも簡単ですが、
こうして時期に合った植え替えをすることでより長持ちし、
鑑賞を楽しめますよ。
まとめ
観葉植物の植え替えは、専門業者に依頼すると安心です。
店頭持ち込み、出張や配達可能かを、良くチェックしましょう。
料金は5~7号鉢で3,000円~などです。
出張などは別途料金が発生することがあります。
なるべく料金を安く抑えたいなら、
ご自分で資材や鉢を用意し、店頭持ち込みがおすすめです。
植え替えに最適シーズンは、観葉植物が元気な5~9月です。
それ以外の休眠期は、受け付けていない業者もあるので、
ご注意ください。
植え替え時には根を切ります。
鉢のスペースが保たれて栄養補給ができ、
新陳代謝が良くなることで、成長を促します。
ヤシの実チップ培養土の『ベラボン』は、膨張収縮効果に優れ、
根にとって優しい環境を作ってくれます。
『モンステラ』は7~9月、『パキラ』は購入後2年が、
植え替え時期です。
または鉢底から根が出た頃が目安です。
植え替えは面倒かもしれませんが、
観葉植物が丈夫に育つためには必要です。
時期をみて行いましょう!