フライパンは毎日のお料理に欠かせないですね。
別に料理が好きという人ではなくても、
いくつかは持っているものではないでしょうか。
ところが、フライパンにもいろいろな種類があり、
テレビ通販などでは次々と高機能だと紹介していたりして、
迷ってしまいます。
そんなフライパンですが、寿命はどれくらいなのでしょうか。
そして、その寿命をなるべく延ばすためには、
どんなことが効果的なのでしょう。
フライパンの寿命を種類毎に解説!どのくらい保つの?
気になるフライパンの寿命ですが、これはさまざまです。
- 使う頻度
- 素材の違い
- お手入れ
などでまったく変わってしまうものだからです。
また、何をもって「寿命」とするかによっても違いますね。
まず、フライパンそのものが
- 変形した、
- 取っ手がとれた
などのいわゆる「壊れてしまった、使えない」といえるような状態を指すならば、
よほどのことでない限り、10年くらいの長い寿命といえます。
ただし、
- 焦げ付きやすくなった
- 素材がこびりつきやすくなった
という、「表面コーティングの剥がれによる使い勝手の悪さ」を寿命とするならば、
概ね2~3年のようです。
ではまず、「表面コーティングを施したフライパン」を、
代表的な種類別にして見てみましょう。
- フッ素(テフロン)コーティング
- 焦げにくい、こびりつきにくい、比較的低価格、コーティングが剥がれやすい
- ダイヤモンドコーティング、マーブルコーティング
- それぞれ、硬いダイヤモンドの粉や大理石を粉状にして表面にまぶしたもの
- 焦げにくい、こびりつきにくい、摩耗に強い、コーティングが剥がれにくい
- セラミックコーティング
- 摩耗に強く、丈夫で長持ち、焦げにくい、弱い火力でも使える、コーティングが白色なので、素材やソースが見えやすい
このうちダイヤモンドコーティングとマーブルコーティングは、
フッ素コーティングの一種で、弱点を改良するために作られたものです。
そのため、従来品のフッ素コーティングよりも、
「摩耗に強い、コーティングが剥がれにくい」
といった面で進化しています。
ただし、金属製ヘラは厳禁です。
一方、セラミックコーティングは、
「硬い、耐熱性に優れている」
といったセラミックの特性を生かしたコーティングになっていて、
白色のコーティングがオシャレと人気です。
また、他のコーティングでは厳禁である、
金属製ヘラも使えます。
一般的にコーティングされたフライパンをごく普通に使っていると、
大体は2~3年でコーティングが剥がれてきます。
ただし、頻度や、お手入れ、コーティングの層などでやはり違います。
コーティングが剥がれてもそのまま使うというなら、
寿命は「壊れるまで」となるので、長くなりますね。
では、コーティングのされていないフライパンにはどんなものがあるでしょうか。
代表的なものとしては、
- 中華料理などでおなじみの「鉄」
- 錆びにくく丈夫な「ステンレス」
- レストランなどでプロに愛用される「銅」
などがあります。
これらは、最初からコーティングが無いので、
寿命といったら「使えなくなった」状態を指すでしょう。
そうすると、かなり長いと言えます。
よく、「鉄のフライパンは一生モノ」と聞きますよね。
フライパンはどのくらい保つのかと考えると、
ポイントは「コーティング」と「何をもって寿命とするか」です。
コーティング有りのフライパンならば、
剥がれてきた時を目安として大体は2~3年、
無しのフライパンならば壊れない限り10年は使えるでしょう。
またコーティングの剥がれにこだわらずに、
いわゆる「壊れて使えなくなる」までを指すならば、
やはり10年くらいは使えると言えそうですね。
寿命が変わる?フライパンを洗うときにタワシはNG!
表面にコーティングが施されているフライパンには、
タワシは絶対に使わないようにしましょう。
表面コーティングが剥がれてしまい、
焦げ付きやこびりつきがひどくなってしまいます。
せっかくのコーティングが台無しになってしまいますね。
タワシでゴシゴシこすって洗っていたら、
買ってきてすぐに寿命がきてしまうでしょう。
ただし、鉄のフライパンならば大丈夫です。
寿命を延ばすためのフライパンの正しい洗い方!スポンジはどう選ぶ?
まず、
- コーティングが施されているフライパン
- それ以外のフライパン
では洗い方が違うことを念頭におきましょう。
表面コーティングが施されているフライパンは、
まだ温かいうちにお湯で大きな汚れを落としておくと便利です。
いきなり冷たい水に入れたりすると、
温度差から変形してしまうことがあります。
そして中性洗剤と柔らかいスポンジで洗ってから、
しっかり水気を拭き取ります。
この時に使うスポンジは、研磨作用のない物を選びましょう。
パッケージで研磨粒子なしと確認します。
一方、鉄フライパンは、洗剤を使いません。
なぜなら、フライパンの表面に油でならして付けた皮膜が取れてしまうためです。
まだ熱いうちにタワシやスポンジを使い、
水だけで洗い流します。
冷めてしまったなら、40~50度のお湯でも大丈夫です。
洗った後は、空焚きして水分をとばしてから、
薄く調理油をのばしておきます。
まとめ
フライパンは
- コーティングの有無
- 使用頻度
- お手入れ
などで寿命が変わることがわかりました。
表面のコーティングは概ね2~3年とみて、
ある意味では消耗品なのだと言えます。
ですので、それが剥がれてきて使い勝手が悪くなったなら、
寿命と考えられますね。
一方で、鉄のフライパンなどのコーティング無しのものならば、
壊れて使えなくなるまでなので、10年くらいは大丈夫そうです。
そして、普段の洗い方もそれぞれ違うことがわかりました。
例えば、コーティングが剥がれてしまうため、
タワシは厳禁ですが、鉄フライパンには使えます。
最近人気の白色セラミックコーティングのフライパンは、
- 摩耗に強く丈夫で長持ちする
- 焦げ付きにくい
ことでポイントが高いですが、
鉄のように油を毎回のばして使う必要があります。
結論として、単純にフライパンとして使える寿命というなら
「頑丈、長持ち、高温に強い」鉄フライパンでしょう。
とにかく長く使えて買い替えたくないならこれになります。
ただし、どんなものにも言えますが、
一長一短なので自分の調理スタイルなどを考えて選びましょうね。