ジメジメした梅雨の時期などに、なんとなく痒くて気づいたらダニに噛まれていた!ということがあります。
ダニに噛まれるとかゆみと赤みがでて大変ですよね。
かゆみでイライラするし、噛み痕が気になるし、
すぐに治したいと焦ってしまうのではないでしょうか。
けれど、そもそもダニに噛まれたらどうすれば良いのかハッキリわからないと、
行動の起こしようがありません。
今回は、ダニに噛まれたときの正しい対処法などを紹介します。
ダニに刺され痒い!間違いだらけの肌のケアはキケン!
ダニに刺されてしまった、とにかく早く治したい!
と焦るキモチはよくわかります。
しかし、まずは落ち着いて正しい対処をしましょう。
ダニと一口に言ってもさまざまな種類がいます。
それによって、刺された時の対処が違うので、気を付けます。
最初のポイントは、今現在噛まれた状態を発見したのかどうかということと、
場所が山などの野外であるかどうかです。
もし、山などの野外に出て噛まれていると気づいたなら、
それは「マダニ」である可能性が高くなります。
マダニに噛まれたなら、
自分でとっさにつかんで引き抜こうとしたりしてはいけません。
無理に剥がそうとすると、
肌に頭部が残りそれがしこりとなって痕が残ることがあるためです。
また、マダニはライム病などの病気を運ぶこともあるので、
速やかに皮膚科を受診しましょう。
マダニ以外のダニを自分で取り除く場合は、
ピンセットなどて慎重に口元ごと抜きとります。
絶対にやってはいけないことは、
蚊に刺された時のように手や素足でつぶすことです。
見つけた時に思わず手が出そうになるでしょうが、
ガマンして肌に触れないようにしましょう。
そしてまずは刺されたり噛まれたりした場所を消毒します。
あとは、かゆみの程度や範囲を見て、症状が比較的軽度ならば、
市販のかゆみ止めを塗って様子を見ましょう。
この時、「ダニ用」と書かれているかゆみ止めが効果的です。
もし、最初から多くの箇所を刺された、
なかなか治らない、かゆみがひどくて仕事が手につかないなどの症状ならば、
皮膚科にかかることがオススメです。
また、刺された痕だけ見ても、
素人はなかなかダニかどうか判断できません。
もしかしたら、まったく違うものかもしれませんので、
経過が良くない場合は、すぐに病院に行きましょう。
そして、決して掻いてはいけません。
辛いでしょうが、掻きむしったりすると、
さらに症状が悪化して、痕が残ったりしてしまいます。
ダニの退治は温度が重要!もう刺されない為の対処法とは?
ダニは高温に弱く、低温に強い虫です。
ただ、高温と言っても、約50~60度の温度ですので、
一般の家の中では悠々と活動できます。
ダニは、
- フケ
- アカ
- 髪の毛
- ほこり
などを食べて増殖していきます。
活動が活発になるのは湿度70パーセントくらいからですので、
特に梅雨時に被害が多くなることがあるようです。
そこで、エアコンを使用する時の設定温度は、
冷房の場合は23~26度、
暖房の場合は20~25度くらいにして、
除湿機で湿度を55パーセントくらいに保ちます。
掃除を徹底してダニの栄養分を減らし、
- 布団は防ダニ効果のあるものにする
- ソファーは布製ではなく革にする
などの対策も効果的ですね。
また、ダニに刺されたりしなくても、
ダニのフンや死骸を吸い込んでアレルギーを引き起こし、
鼻炎や喘息になってしまうこともあるので、注意が必要です。
ダニの生息地としては、ダントツで布団が多いので、
ぜひ布団乾燥機を定期的に使いましょう。
もちろん使い終わったあとは、
掃除機をかけて死骸を取っておきます。
排気口から出るタイプの掃除機の場合は飛散しないよう、
コロコロなどの粘着クリーナーを使いましょう。
効果的にダニを退治!洗濯の時にできる簡単な方法!
さて、ダニは高温に弱いとわかりました。
そこで、洗濯する際に簡単な退治方法があるのです。
それは、乾燥機を使う事です。
洗濯機の乾燥機能でもいいですし、
コインランドリーにあるような大型の乾燥機でもいいですね。
乾燥機で乾燥させると、ダニの死滅条件である、
「50~60度の高温」が満たされるので、
普段の洗濯で手軽にダニ退治を出来ます。
そのためにも、なるべく布団は丸洗い可能のものを選んでおくと便利ですね。
まとめ
ダニを見つけたなら、
蚊にするように手や素足でつぶすのは厳禁です。
肌に触れないように注意しましょう。
ダニに噛まれたりした場合は、ムリに引っ張ったりせずに、
慎重にピンセットなどで噛んでいる口元ごと取り除きましょう。
ただし、マダニが噛みついているなら、
自分で取ろうとはせずに病院に行き、除去してもらうほうが安全です。
マダニはさまざまな病気を運ぶことがある上、
肌に頭部が残ったりするとしこりとなって痕になってしまいます。
森の中など野外で活動する際は、虫よけスプレーをした上で、
長袖、長ズボンで極力素肌をさらさないように注意しましょう。。
ダニに刺されたり、噛まれたあとは、
消毒してかゆみ止めの薬を塗ります。
軽度なら市販品のダニ用かゆみ止めで治ることもありますが、
かゆみが強い、症状が良くならない、高熱が出てきたなどの場合は、
速やかに病院で診てもらった方が安心ですね。
あとは、かゆくても絶対に掻きむしらないことです。
そして、ダニ退治には、
布団乾燥機や衣類乾燥機での高温が効果的です。
一番大切なのは、ダニの繁殖を減らすことなので、
定期的にお掃除をして、湿度を低くし換気などもしましょう。
最近では、布団やカーペットの下に置いておくだけのダニよけシートや、
速乾性タイプのダニよけスプレーなどが出ていて気軽に使えます。
特にシートタイプなら、
ダニをおびき寄せて集めたあと捨てるだけなので、
ニオイも気になりませんね。
ダニは完全になくすことが不可能なので、
なるべく繁殖させずにこまめに退治しましょう。