赤ちゃんは汗をよくかくので、水分補給は欠かせません。
特に暑い季節になると、脱水にならないよう気を付けたいですよね。
水分補給にぴったりな飲み物といえば「麦茶」です。
カフェインを気にすることなく飲めるお茶なので、
昔から人気の飲み物ですよね。
赤ちゃんから飲むことができますが、
どうやって飲ませればいいのか、
麦茶のあげ方や基礎知識などについてお伝えしていきます。
まず、麦茶のあげ方には次のような方法があります。
・スプーンを使う
・哺乳瓶を使う
・スパウトマグを使う
・ストローマグを使う
そして、麦茶デビューの主な基礎知識については次のとおりです。
・赤ちゃん用麦茶は1ヶ月から飲めるタイプが多い。
・飲ませる量はスプーン1杯から。
・基本は薄めた麦茶を与える。
・温度は熱すぎず、冷たすぎず、常温くらいがベスト。
これから麦茶デビューする赤ちゃんの参考にしてみてくださいね!
では、詳しい内容をお伝えしていきます。
飲ませる前に知っておきたい!赤ちゃんに麦茶をあげる時の注意点!
ミルクや母乳しか飲んだことのない赤ちゃんに、
初めて麦茶をあげる時は、何だか少し緊張しますよね。
どのようなことに気を付けた方がいいのか、
麦茶を飲ませる前に事前に把握しておきましょう。
冒頭でも少し触れましたが、赤ちゃんへ麦茶をあげる時の注意点を、
詳しくお伝えしていきますね。
量について
初めて飲ませる時は、あげる量に気を付けましょう。
ミルクや母乳のようにゴクゴク飲むだろうと考えてはいけません。
赤ちゃんにとっては初めてです。
ごく少量から始めてみましょう。
赤ちゃん用スプーンで1杯からがベストです。
温度
温度にも注意が必要です。
赤ちゃんの場合は熱すぎても冷たすぎてもNGです。
ミルクなどと同じく、「人肌」くらいの温度や、「常温」が目安ですね。
暑い日だからといって、冷蔵庫から出したものを、
そのまま飲ませないようにしてください。
冷たい麦茶はお腹を壊してしまいます。
また、煮出してすぐなど、熱いものもあげないように、
気を付けましょう。
口や舌をやけどする危険があります。
大人用は薄める
初めてあげる場合は、赤ちゃん用に作られた麦茶がおすすめです。
大人向けのタイプでも問題はありませんが、
そのままあげるのはNGです。
なぜなら、赤ちゃんにとって大人向けの麦茶は、
味が濃く感じるためです。
大人が飲んでも苦みを感じることはほとんどありませんよね。
しかし、赤ちゃんには苦く感じてしまいます。
必ずお湯やゆざましで、2~4倍くらいに薄めたものをあげましょう。
赤ちゃんには常温の麦茶を!冷蔵庫から取り出した後の温め方は!?
赤ちゃんが飲む麦茶は、熱すぎず・冷たすぎず、常温がベストです。
煮出して作ったものでも、
市販のペットボトルに入っているものでも、
残ったら冷蔵庫で保管しますよね。
大人が飲むのであれば、そのまま冷えた麦茶を飲みたいところですが、
赤ちゃんには与えないでくださいね。
先ほどもお伝えしましたが、冷たい麦茶をあげると、
お腹を壊して下痢をする可能性があります。
必ず温めたものをあげましょう。
冷蔵庫から出した後の温め方は、お湯を加える方法と、
電子レンジで加熱する方法があります。
お湯を加える方法
まず、お湯を加える温め方ですが、
一度沸騰させたお湯を使います。
やかんや鍋でその都度お湯を沸かすのが面倒な場合は、
多めにお湯を沸かし、魔法瓶の水筒に保温しておくとラクですよ。
電気ポットがあるご家庭ではそちらを利用してもいいですね。
常温くらいの温度、
そして赤ちゃんが飲みやすい薄さに調整してから飲ませましょう。
電子レンジで再加熱する方法
また、電子レンジで再加熱する方法もあります。
最初はどれくらい温めたらいいのか、
よく分からないかもしれませんね。
あまり長い時間加熱しても、熱すぎてしまうので、
温度を確認しながら加熱しましょう。
この時に麦茶の味が濃かったら、ゆざましで薄めてくださいね。
また、電子レンジを利用する際は、マグカップなど、
耐熱性の容器に移してから加熱しましょう。
赤ちゃんの麦茶デビュー!まずはスプーン1杯で味に慣れてから!
いよいよ麦茶デビューとなれば、ママも赤ちゃんもドキドキです。
最初はスプーン1杯、一口から始めるのが基本です。
赤ちゃん用の、柔らかいシリコンスプーンがおすすめですよ。
なぜスプーンで飲ませるのかということですが、
味に慣れるためや、アレルギーが無いかを確認するためです。
初めて麦茶を与えてみると、赤ちゃんは不思議な表情をしたり、
何を飲ませるの?と不審な顔をするかもしれません。
最初からゴクゴク飲めることはまずないでしょうね。
スプーン1杯のほんのわずかな量ですが、嫌がったり飲んでみたりと、
赤ちゃんによって個人差があるでしょう。
初めての場合は、ちょっと口を付ける程度で大丈夫ですよ。
大麦のアレルギー反応を起こすことも否定はできませんので、
少しだけ口を付けて味を知る程度で問題ないでしょう。
焦らずに少しずつ飲ませてみるのが基本です。
慣れてきたらスプーンで2杯、3杯と、
あげる量を徐々に増やしていきましょう。
麦茶にもドキドキですが、赤ちゃんにとって、
スプーンを初めて使用するといった場合が多いです。
母乳や、哺乳瓶でミルクしか飲んだことがなかった赤ちゃんにとって、
初めての経験です。
スプーンにも慣れていないので、
赤ちゃんが嫌がることもあるでしょう。
そんな時はママがスプーンを使ってお手本を見せてあげるなど、
工夫してみてくださいね。
赤ちゃんへの麦茶はスパウトで!スプーンからいつ頃使い始めるべき!?
赤ちゃんはミルクを飲むとき哺乳瓶を使いますが、
麦茶デビューすると、スプーンも使うようになりますよね。
最初はスプーンから始めた麦茶も、ゴクゴク飲めるようになると、
それでは物足りなくなってくるでしょう。
そうなると次は「スパウト」デビューですね。
「スパウト」は多くの赤ちゃんが初めて使用するマグの、
広めの飲み口のことをいいます。
ストローのように細くなく、赤ちゃんが飲み物を吸いやすいように、
プラスチック・ゴムなどで広めに作られています。
吸い口の先端には小さな穴が数ヵ所空いていて、
傾けることで飲み物が出てきやすい構造になっています。
一般的に赤ちゃんが麦茶デビューするのは、
離乳食が始まった頃が最も多いといわれています。
5~6ヶ月頃ですね。
離乳食で栄養を採れるようになるので、
ミルクの量は減っていきますよね。
そのため、哺乳瓶を使う機会も少しずつ減ってくるでしょう。
その頃がスパウトを使い始めるタイミングにはピッタリです。
離乳食を食べ始めたり、麦茶を飲み始めたりと、
スプーンに慣れてきた頃を目安に考えるといいですね。
ストローはまだ上手にくわえることが難しいですし、
コップまだ無理…そんな時期に、スパウトマグは最適なんですよ。
スパウトは持ち手が付いていますので、
赤ちゃんが自分の両手で持ちながら飲むことができます。
自分の手で持つというトレーニングにもなるんですよ。
スプーンでの麦茶にも慣れてきた頃かなと思ったら、
スパウトに移行してみてはいかがでしょうか。
スパウト以外にもあった!赤ちゃんの麦茶用コップおすすめ5選!
赤ちゃんの麦茶用コップはスパウト以外にも、
さまざまなタイプが販売されています。
赤ちゃんが飲みやすいものを選んであげたいですね。
そこでおすすめの赤ちゃんの麦茶用コップ、
おすすめ5選をご紹介しますね!
ピジョン Pigeon マグマグ ベビー 200ml
持ち手が付いたこちらのマグは、3ヵ月から使用できます。
飲み口は哺乳瓶のようなカップニップルで、
小さな赤ちゃんも上手に口に運べるように工夫されています。
取り外して洗浄しやすいので、衛星面も安心ですね。
コンビ ラクマグ はじめてコップ らいおん イエロー 240ml
初めてのコップのみの練習として、5ヶ月頃から使用できます。
ハンドルが斜めになっているので、赤ちゃんが持ちやすくて、
飲みやすいように設計されています。
くわえたときだけ飲み物が出るので、倒しちゃっても安心ですよ!
コンビ ラクマグ はじめてストロー ボーダー ホワイト 240ml
ストローのみにチャレンジする赤ちゃんが4ヶ月頃から使える、
初めて使うストロータイプのマグです。
くわえるだけで飲み物が出るので、
赤ちゃんもスムーズに麦茶が飲めますよ。
「はじめてストロー」が上手になったら、
先ほどお伝えした、「はじめてコップ」に挑戦してみましょう。
NUK PMCラーナーボトル(PP)150ml
スターズ青 ベビーマグ ストロー練習
おっぱい以外の飲み物に慣れるための、
ストロー前の練習におすすめのマグです。
柔らかい飲み口に、赤ちゃんも戸惑うことなく飲めますよ。
持ち運びしやすく、滑りにくいハンドルも嬉しい設計です。
コンビ くまのプーさん トレーニングマグW
くまのプーさんデザインの、トレーニングマグです。
飲み口とハンドルが赤ちゃんに最適な斜めに設計されています。
自然で飲みやすく、漏れも防ぐ構造になっています。
赤ちゃんの麦茶デビューにピッタリのトレーニングマグですよ。
赤ちゃんも麦茶で水分補給!お出かけ時にあげる時気を付ける点は!?
お出かけにも水分補給は欠かせませんね。
特に暑い季節は麦茶でしっかり水分補給をして、
赤ちゃんの脱水を防ぎたいものです。
では、お出かけ時に麦茶をあげる時、
気を付けるべき点についてお伝えしていきますね。
麦茶の持ち歩き方
まず、どうやって麦茶を持ち歩くかが気になりますよね。
自宅で作ったものを、そのままマグなどに入れて持ち歩くのは、
避けた方がいいでしょう。
季節にもよりますが、特に梅雨や夏など気温が高い季節は、
雑菌が繁殖する可能性が高いです。
そのままの状態で赤ちゃんに与えてしまっては、
お腹を壊してしまうかもしれません。
保冷効果が十分な水筒に入れて持ち歩くと安心です。
赤ちゃんが飲みたいときに、
その都度マグや哺乳瓶に移して飲ませましょう。
飲ませ方
そして飲ませ方にも気を付けてください。
一度に大量に与えないで、少量をこまめにあげましょう。
飲みすぎるとお腹を壊してしまったり、
水中毒の危険もありますので注意してくださいね。
赤ちゃんの麦茶は少量からスタート!1日にあげる量の目安は?
麦茶はスプーン1杯と少量からスタートしますよね。
では、1日に赤ちゃんにあげる量の目安はどれくらいなのでしょうか。
水分量の目安としては、1㎏あたり1日100mlといわれています。
これは、麦茶だけでなく、母乳やミルクも合わせた量になります。
ただし10㎏までの赤ちゃんに対しての計算になりますので、
10㎏の赤ちゃんであれば、1Lほど水分が必要となります。
汗をかく夏などは、汗をかいた分だけプラスします。
麦茶はミルクや母乳の妨げにならないようにして与えてくださいね。
麦茶は1回20~30mlが適量といわれています。
1日にあげる目安は200~400mlになりますね。
赤ちゃんが嫌がっていたら最初は無理をせず、
焦らず少量からじっくりあげてみましょう。
気付いたら麦茶が大好きになっているかもしれませんね。
飲ませるタイミングは、汗をかいた後や、
お風呂上りがベストです。
まとめ
赤ちゃんの麦茶デビューについて、
事前に基礎知識を把握しておきましょう。
スプーン1杯と少量から始めるのが基本です。
麦茶の温度は「常温」がベストです。
冷蔵庫から出したらお湯を足すか、
電子レンジで温めましょう。
冷たすぎてもお腹を壊しますし、熱すぎはヤケドしてしまうので、
気を付けてくださいね。
大人向け麦茶は味が濃く感じるので、そのままあげるのはNGです。
お湯かゆざましで薄めて味を調整しましょう。
スプーンでゴクゴク飲めるようになったら、
「スパウト」に移行してみましょう。
スパウト以外でもトレーニングマグなど、
赤ちゃんの麦茶デビューにぴったりのコップが販売されています。
お出かけ時には麦茶を水筒に入れて持ち歩きましょう。
マグでそのままはNGです。
少量からスタートするのが基本ですが、
1日にあげる量は200~400mlくらいがいいでしょう。
焦らず飲ませるのがポイントです。
気付けば赤ちゃんは、麦茶大好きになっているかもしれません!