大根はいつも食べている白い根の部分よりも葉の方が、
栄養価が高いと言う事をご存知ですか?
大根の葉はビタミンA・C、鉄分等が豊富に含まれた、
とても健康に良い食材なんですよ。
お浸しにしたり、チャーハンの具材として使ったり、
ふりかけを作ったりと色んな料理に利用出来ます。
でもスーパーの店頭に並んでいる大根は、葉の部分が、
切られて売られているものが多いですよね。
実は大根の葉は傷みやすいので、最初から葉をカットする、
お店が多いのです。
「葉付きの大根が欲しくてもなかなか手に入らない…。」
そんな時は自分で大根の葉を育ててみませんか?
「野菜を育てるのは難しそう…」
と思われるかもしれませんが、そんなことはないですよ。
誰でも簡単に大根の葉を育てる事が出来るんです。
まず大根の上部分を2cmほど残して切り落とします。
浅目の容器に水を入れ、切り口を水に浸して下さい。
必ず1日1回水をかえて容器も綺麗に洗いましょう。
水を継ぎ足すだけでは、菌が繁殖して腐ってしまう事も、
ありますので注意して下さいね。
大根の葉が育ってくると、外側の茎が黄色く変色してきます。
手で触るとポロっと取れるので、取り除いておきましょう。
1週間ほど経つと大根の葉は大きく成長してきます。
2~3週間後も成長し続けますが、美味しい食べ頃の時期は、
1週間~10日ほどですよ。
栽培中は気を付けていても葉が枯れてしまったり、
害虫が付く事もあります。
葉が枯れる原因は様々ですが、水が多すぎたり少なすぎたり、
と言う事が考えられます。
こまめに水を交換する事も大切ですよ。
害虫防止対策としては、大根の葉をベランダ等の屋外に、
置くよりも室内の方が害虫を防止できます。
家庭菜園用の防虫ネットも効果的ですよ。
100円ショップでも手に入りますので購入しておくと、
安心ですね。
大根の葉にアブラムシが付いてしまったら、歯ブラシ等で、
取り除いて下さい。
虫が沢山付いている葉は切ってしまった方が良いです。
また、牛乳もアブラムシ駆除に効果があります。
牛乳を水で2~3倍に薄めてアブラムシに吹きかけると、
アブラムシは窒息するので手軽に駆除できますよ。
今回は大根の葉の育て方や便利な利用方法について、
ご紹介したいと思います。
上手に育ててエコや健康に役立ててみて下さいね。
どうすればいい!?大根の葉についた害虫を駆除するには?
大根の葉を水に浸けて育てる水耕栽培は、土栽培よりも、
害虫が付きにくいのですが、いつの間にか害虫が葉に、
ついていると言う事もありますね。
水耕栽培で植物に付く代表的な害虫はアブラムシです。
アブラムシは葉の裏や茎に数多く集まって葉の汁を吸います。
放置するとどんどん繁殖してしまうのでアブラムシを、
見つけたらすぐに取り除きましょう。
駆除方法は、歯ブラシ等でアブラムシを取り除いて下さい。
アブラムシが密集している葉は切って捨てましょう。
葉に沢山のアブラムシが付いている場合は、牛乳を水で2~3倍に、
薄めた液をアブラムシに吹きかけると窒息し駆除できます。
ただ、どうしても牛乳の臭いが残ってしまうので、
早目に水で流しておいた方が良いですよ。
他にも唐辛子をアルコールに付けた液を、スプレーすると、
辛み成分でアブラムシを駆除する事が出来ます。
その他の害虫の場合は虫を丁寧に取り除いて、
野菜用の防虫スプレーを使用して下さいね。
せっかく育てたのになんで!?大根の葉が枯れる原因と対策は?
大切に育てた大根の葉が枯れてしまったら、
落ち込んでしまいますよね。
大根の葉が枯れてしまう原因として、どのような事が、
考えられるのでしょうか。
水耕栽培で大根の葉を育てる場合、こまめに水を変える事が、
重要になるんですよ。
1日1回は容器に入った水を捨てて、容器も綺麗に、
洗って下さい。
水を継ぎ足しただけでは、器や水の中に雑菌が繁殖し、
葉が枯れたり、腐ったりする原因になります。
また、害虫が付くと葉があっという間に枯れてしまう事も、
ありますよ。
害虫を駆除したら防虫ネット等で虫が付かない様に、
対策して下さいね。
こんなにアイデアがあった!余すことなく大根の葉を利用する使い方
大根の葉を栽培し収穫したら、早速料理に利用してみましょう。
チャーハンの具材やおみそ汁の具、お浸し等に使っても、
美味しいですよ。
大根の葉のふりかけもおすすめです。
作り方は、大根の葉を小さく刻んでごま油で炒めます。
しんなりしたら、削り節を加えて大さじ1杯の酒と醤油、
砂糖を小さじ1杯加えて、水分がなくなるまで炒めたら、
出来上がりですよ。
ご飯にかけて食べて下さいね。
ふりかけには、しらすや胡麻を加えるとまた違った、
味わいになりますのでアレンジしてみて下さい。
簡単に出来ていつもよりご飯がすすむ一品ですよ。
また、大根の葉の漬物も簡単で美味しく出来ます。
2~3cmの長さに切った大根の葉を、保存用ビニール袋に入れ、
塩と鷹の爪を入れてよく揉みます。
ビニール袋に入った空気を抜いて、冷蔵庫で一晩置いて、
出来上がりです。
食べる時は水気を絞って器に盛りつけて下さい。
どれも大根の葉を余すことなく利用できる簡単レシピです。
大根の葉の優れた栄養を美味しく頂いて下さい。
まとめ
大根の葉の育て方や使い方をご紹介いたしましたが、
参考にして頂けましたか?
捨てるイメージがある大根の葉ですが、高い栄養価で、
健康にも良いエコな食材です。
調理方法も豊富ですから。大根の葉を上手く利用すれば、
日々の食卓が豊かになりますね。
大根の葉はご家庭で手軽に栽培する事が出来ますから、
大根を購入した際には是非、葉を育ててみて下さいね