一人暮らしで一番困るのは、やっぱり毎日の食事ですよね。
家でご飯を作るなら、お母さんが作ってくれたような、温かいお味噌汁が食べたい!
そんな風に思ったことはないでしょうか?
実際、味噌汁というのは具材を工夫することで色々な栄養を取ることができる万能料理。
一人暮らしで忙しい学生さんにはピッタリの食事なのです。
でも、味噌汁の作り方って、意外とわからないもの。
- だしの取り方って?
- 味噌の量って?
- 具を入れるタイミングって?
今回は、本格的なお味噌汁の作り方を、徹底的に伝授したいと思います。
うまい味噌汁を作るコツは!?味噌汁の作り方の基本とコツ!
まずは、基本的なお味噌汁の作り方をおさらいしましょう。
① 鍋に水を入れて強火にかけ、沸騰させる。
② 加熱が必要な具材とだしの素小さじ1杯を鍋に入れ、中火にかける。
③ 具材に火が通ったら火を止め、味噌を溶く。
④ 再び火を通し、温まったら完成
以上が基本的なお味噌汁の作り方になります。
具材や加熱時間は作る好みや量で調整してください。
ではここで、手順をもう一度振り返りながら、
より美味しいお味噌汁を作るコツや、注意するべきポイントをご紹介致します。
まず、②で具材を入れる際、火を通すものだけを入れるようにしてください。
例えばダイコンやジャガイモ、ニンジンなどです。
逆に、刻みネギやミツバなど、温めるだけで大丈夫なものは、
味噌を溶かして、最後に温める時に入れるようにしましょう。
また、豚汁やアサリの味噌汁などの時は、具材からうま味がでますので、
だしの素を入れる必要はありません。
その代わり、具材からアクが出ますので、こまめに取るようにしましょう。
③の、味噌を溶かす時の注意点として、
味噌を絶対に鍋に直接入れてはいけません。
味噌は意外と溶け残りが多く、味にムラができやすいのです。
ダシ汁を別の器に取って、その中で味噌をしっかりと溶かし、
鍋に戻すようにしましょう。
こうして完成した味噌汁は、
味噌の風味と具材のうま味が合わさった、最高の状態です。
しかし、最後に味噌汁を温めるときに味噌汁を沸騰させてしまうと、
せっかくの風味が飛んでしまい、台無しになってしまいます!
最後に味噌汁を加熱するときは、絶対に沸騰させないようにしましょう。
少し味噌汁がふつふつした時(煮立ち始めた時)に火を止めるのが、
丁度いいタイミングです。
また、豆腐を味噌汁に入れる時は、手でちぎって入れるという一手間を加えると、
豆腐の表面積が増えて、味噌汁となじみやすくなり、
より美味しくできますよ!
だしから作る味噌汁の作り方!煮干しはどうする!?
先ほどご紹介したのは、だしの素を使った味噌汁の作り方でした。
今度は、おだしから作る、ちょっと本格的なお味噌汁の作り方をご紹介します。
だしから作るといっても、やり方とコツを知れば、
何も難しいことはありません。
だしから作った味噌汁は、より優しい味わいになりますよ!
今回は、煮干しを使ってだしを取ります。
まずは、煮干しの頭と、腹部分にある黒いワタ(内臓)を取ります。
ワタが残ると生臭さの原因になりますので、
しっかりと取りましょう。
次に、頭とワタを取った煮干しを、水を入れた鍋に浸けて、
煮干しが十分に水を吸うまで、少なくとも30分ほど放置します。
煮干しが水を吸ったら、強火にかけて沸騰させます。
沸騰したら、弱火にして、5〜10分煮立たせます。
かなりのアクが出るので、根気よく取り除きましょう。
煮立ったダシを、目の荒いザルやキッチンペーパーを乗せた容器に空けて、
ダシがらとダシを分ければ、煮干しのだし汁の完成です。
あとは、このだし汁を使って、先ほど紹介したコツを使って味噌汁を作れば、
ダシから手作りの本格味噌汁の出来上がりです!
具材のオススメは、小さめの豆腐と、長ネギとワカメです。
豆腐とワカメはだし汁を沸騰させる段階で。
長ネギは小口切りにして、味噌を溶かしたあとの温める時にいれましょう。
上手く作れれば、お母さんの味に一歩近付けるかもしれませんよ!
簡単においしくなる!味噌汁の作り方だしパック活用編!
ダシから作るお味噌汁の作り方をご紹介しましたが、
「時間がない」「手間がかけられない」という人も少なくないでしょう。
でも、インスタント味噌汁よりおいしく作りたい!!
きっとみなさん思っていることですよね。
実は、手軽に本格的なだしが取れるという、
天然だしパックが最近話題になっているのをご存知でしょうか?
お鍋にポン。と入れるだけで、本格的なだしの効いたお味噌汁が作れるのです。
具体的な作り方を説明します。
お鍋に、だしパックと水を入れます。
前もって、パックを軽く水で濡らしておくと、早くうま味が出せます。
水を沸騰させ、火を通す具材を入れて煮立たせます。
具材に火が通ったら火を止めて、別の容器にだしを取って、味噌を溶かして再び入れます。
最後に沸騰しない程度に温めて完成です。
ね、お手軽でしょ?(笑)
ただし、だしパックの種類によっては手軽さを重視するため、
だしのうま味とともに塩分や添加物が入っているものもあり、
味付けによっては塩辛くなってしまうので、味見が必須です。
だしパックは基本的に鍋に入れたままで大丈夫なのですが、
もしもだしが溶けすぎて渋みや雑味が出てしまう場合は、取り除いてください。
手軽な反面、だしパックにはそうした融通のきかなさもあるのですね。
それも値段によってマチマチで、
安いものには添加物が入っていたり、
放置すると雑味が出て来るものもあります。
オススメは、業界でも有名な、
だしとつゆのメーカー、ヤマキの天然カツオだしパックです。
ぜひ一度試してみてください。
まとめ
いかがでしょうか。
基本的な作り方と、ちょっとしたコツを使えば、
誰でもちゃんとお味噌汁は作れます。
その分味噌汁は奥が深く、人や家庭によって様々な味付けがされています。
きっと皆さんのお母さんも、子供達の好みや栄養を考えて、
オリジナルのお味噌汁を作っていたのではないでしょうか。
味噌汁の基本をマスターしたら、ぜひお母さんの味を追求したり、
自分のオリジナルの味付けを目指してみてください。