今年の唐津くんちの開催日程は、
2024年11月2日(土)~11月4日(月)です。
開催時間は、日程により異なり、
11月2日(土)
宵山 19:30~22:00
11月3日(日)
お旅所神幸 9:30~16:30
11月4日(月)
翌日祭 10:00~16:40 の予定になっています。
- イベント名
- 唐津くんち(唐津神社秋季例大祭)
- 開催日程
- 2024年11月2日(土)~11月4日(月)
- 開催場所
- 佐賀県唐津市 唐津神社(唐津市南城内3-13)周辺
- アクセス
- 〇公共交通機関利用
・福岡方面から来場の場合
福岡市営地下鉄空港線・西唐津行でJR唐津駅へ
バスをご利用の場合は、昭和バス高速「からつ号」で臨時バスのりばまで
・佐賀方面から来場の場合
JR佐賀駅よりJR唐津線・西唐津行でJR唐津駅へ
こちらも昭和バスに臨時バスのりばまで乗車 - 〇自家用車を利用する場合
・福岡ICより車で約1時間10分
・JR佐賀駅より一般道で約1時間50分 - 駐車場
- あり
- トイレ
- あり
佐賀県の唐津市で毎年行われる「唐津くんち」は、唐津神社の秋季例大祭です。
「くんち」とは聞きなれない言葉ですが、「秋祭り」のことを指しています。
こちらのお祭りは、国の重要無形民俗文化財に指定されており、
期間中は全国から観光客がたくさん訪れる、賑やかなお祭りになっています。
アクセスについてですが、主に福岡方面からと佐賀方面からに分かれると思います。
福岡方面からの場合は、
福岡市営地下鉄空港線・西唐津線に乗り、JR唐津駅へ向かうか、
「昭和バス」で、臨時バスのりばを目指します。
(祭り期間中は、通常の停留所では無く、
こちらの臨時バスのりばに停まりますので、ご注意ください)
車での来場予定の方は、福岡ICより約1時間10分で到着します。(通常時)
佐賀方面からの場合は、
JR佐賀駅よりJR唐津線・西唐津行でJR唐津駅へ向かうか、
福岡同様に「昭和バス」で、臨時バスのりばを目指します。
車の場合は、JR佐賀駅より一般道を約1時間50分で到着します。(通常時)
ただし、お祭り期間中は周辺道路の交通規制などにより、
大渋滞が起こる可能性があります。時間には余裕を持って出かけましょう。
交通規制やイベントの詳細については、公式HPをしっかりチェックして臨みましょう!
【唐津くんち】見どころ
3日間にわたり、地域を盛り上げるお祭り、
一番の盛り上がりを見せるのは一体いつなのでしょうか?
唐津くんちの見どころをご紹介しますね。
最大の見どころは、やはり中日に行われる「御旅所神幸」と言えるでしょう。
これを目当てに県外から集まる観光客も多いです。
9:30に唐津神社を出発し、旧小学校のグラウンドが御旅所となっているので、
曳子たちが砂地に曳山を引き込む姿が見られます。
こちらに14台の曳山が揃う様は、まさに圧巻ですよ。
12時頃には「曳き込み」、15時頃には「曳き出し」が見られますので、
どちらかだけでも必ず抑えておきたいポイントですよ。
【唐津くんち】宵山・曳山の穴場スポット・時間
例年3日間で、50万人以上の人出となる、大人気の唐津くんち。
現地の迫力は、ぜひこの目で見たいところですが、
人混みの事を考えただけで、足が遠のく方も多いのでは?
少しでもゆったり見られるスポットを探してみましょう。
宵山
例年、御旅所神幸に並ぶほど人気が出てきた宵山。
やはりお祭りのスタートという事もあり、
観客も、曳子の皆さんも、大いに盛り上がりを見せます。
提灯の明かりに浮かぶ曳山の数々は、本当に美しいんですよ。
当然の事ながら、神社周辺は人・人・人!ですので、
大手口よりも東にある材木町・船宮などが比較的観客が少なめとなっています。
落ち着いて見学したい方にはおススメです。
1年ぶりに、曳山達が眠りから覚める宵山は、そこにいる誰もがワクワクする瞬間です。
御旅所神幸
この日の目玉は、やはり「曳込み」と「曳出し」ですよね。
もちろん、観覧場所としても一番人気なので、
人混みが苦手な方には巡行中の方がおススメです。
良い場所で曳込みを見たい人たちは、早めに見学を切り上げて、会場に向かうので、
ギリギリの時間になれば、人は減ることは確実です。
どうしても生で、曳込みや曳出しが見たい!という方は、
前半の巡行は半ば諦めて、とにかく早めに会場入りしておきましょう。
混雑は避けられませんので、ご注意を!
翌日祭
宵山・御旅所神幸に比べると、人出は落ち着きますので、
(多少ですが)良い場所を探しやすいと思います。
曳子さんたちにとって、最後の一日であり、
地元である町を歩きますので、楽しそうな姿を見られるのも嬉しいポイントですよ。
10時前になると、各町内に戻っていた曳山たちが、
次から次へと神社へ集まってくるのが見られます。
前日までとは違う順番で集まりますので、
見逃してしまった曳山に会えるかもしれませんね!
とにかく、3日間は町を挙げてのお祭り騒ぎです。
なかなかゆったりと。とはいかないかもしれませんが、
それもお祭りの醍醐味ですよね。
どうしても苦手な方は、巡行中に離れてみるのが良いでしょう。
【唐津くんち】参加する曳山一覧
唐津くんちに登場する曳山は全部で14台!順番と名称をご紹介しますね。
一番曳山
「赤獅子」
二番曳山
「青獅子」
三番曳山
「亀と浦島太郎」
四番曳山
「源義経の兜」
五番曳山
「鯛」
六番曳山
「鳳凰丸」
七版曳山
「飛龍」
八番曳山
「金獅子」
九番曳山
「武田信玄の兜」
十番曳山
「上杉謙信の兜」
十一番曳山
「酒呑童子と源頼光の兜」
十二番曳山
「珠取獅子」
十三番曳山
「鯱」
十四番曳山
「七宝丸」
どれも、職人さんの技が光り、とても華やかで、連なって歩く姿はまさに豪華絢爛!
公式HPに写真付きで紹介されていますので、是非ご覧ください。
唐津くんちで喧嘩ってどういうこと?
唐津の人たちにとって、唐津くんちは1年でもっとも熱くなるお祭りです。
その熱の入れようは、3日間で3ヵ月分の収入を使う。と例えられるほど。
曳子として参加している人ともなれば、その思いの熱さは想像できますよね。
残念なことに、日常とは違うテンションであり、興奮していることから、
些細な喧嘩やトラブルが起こることは少なくないようです。
しかし、お祭りの中に喧嘩のような要素があるお祭りではありませんので、
勘違いをされないようにしてください。
唐津の曳山は、工芸品とも呼ばれるほど、美しく、
それぞれの街のシンボルでもありますので、唐津くんちのお祭り自体は、
「けんか祭り」のように曳山同士をわざとぶつけ合ったりするような風習はありません。
あくまで、自分自身との勇壮な戦いを見ることが出来るお祭りになっています。
【唐津くんち】歴史
佐賀でもっとも有名なお祭りとも言える「唐津くんち」。
4,00年余りの長い歴史を持ったお祭りです。
一体、どのようにして始まったのでしょうか?
起源は、16世紀の終わりに、刀町の木彫師だった石崎壽兵衛が、
伊勢参りの帰りに祇園山笠を見て感動し、仲間たちと協力して、
唐津神社に奉納するために「獅子」を作ったのは始まりと言われています。
その後、明治9年頃までに、全部で15台もの曳山が作られ、
その規模はどんどん大きくなっていきました。
当時の曳山15台のうち、現在も残っているのがなんと14台!
地元の人たちが、どれだけ大切にしてきたかが分かりますよね。
ちなみに、当初の秋季例大祭は、旧暦の9月29日を中心に行われていましたが、
歴が新しくなった後の昭和43年から現在の11月3日を中心にした日程へと変化しました。
この長い歴史と伝統が高く評価され、
昭和33年には曳山14台が、県の重要有形民俗文化財となりました。
その後、昭和55年には「唐津くんちの曳山行事」そのものが、
国の重要無形民俗文化財に指定され、現在にいたります。