スチームアイロンを使うと、
茶色い汚れや、白い粉のような物が出てくる場合があります。
これはアイロンのベース(かけ)面に付いた汚れや、
スチームの出る噴射口に付いた汚れなのです。
汚れの原因はというと、
洗濯のりやスプレーのりを使ったあとにそれが付着したり、
スチームのタンクに入れた水道水に含まれるミネラル成分などが付着した物がほとんどです。
これらの汚れは放っておくと、
ますますひどくなり、アイロンがけした衣類を汚したり、
スチームが出なくなったりしてしまいます。
故障にもつながるので、
定期的にお手入れしておきたいですね。
アイロンのスチームが臭い!原因と臭いを取る方法とは?
アイロンのスチームを使うと臭いということがありませんか?
洗濯のりやスプレーのりを使用後に、
キッチリ拭きとらないでそのまましまっていると、
アイロンのベース(かけ)面にこびりついた汚れとなってしまいます。
また、スチームを使った後に水道水を入れたタンクをそのままにして次回使うと異臭がすることもありますね。
まずは、衣類に接する面のお掃除をしましょう。
アイロンのベース(かけ)面の汚れを取るには、
専用のアイテムがあるので、それを使用するのがオススメです。
アイロンクリーナー(リキッド) クロバー
溶かす必要のない使いやすいペン型のリキッドタイプです。
- アイロンを低温(110度)に熱して、
ペン先を汚れ部分にあてて塗ります。 - アイロンが熱いうちに乾いた布で汚れと液を拭き取り、
冷めてから再度乾拭きします。
軽い汚れなら常温でも使えて、
手軽なので日常的なお手入れにもオススメです。
アイロンのベース(かけ)面の汚れを落とし、
スムーズなかけ心地を取り戻すことができますよ。
使用時はヤケドに注意しましょう。
次は、タンク内の汚れを落としましょう。
実は、タンクの水は毎回捨てて空にすることがメーカー側の取扱説明書には記載されています。
メーカーにもよりますが、
水をそのまま入れっぱなしにして、
タンク内に異変が起きた時の対処法は、
具体的に書かれていないことがほとんどですね。
タンクの水を捨てて普通に洗ってみて、
臭いが消えれば良いのですが、
なかなか取れない場合は以下の方法をためしてみてください。
しかし、次の方法はお使いのアイロンによっては故障する可能性がありますので、
自己責任で行ってくださいね。
用意するもの
- クエン酸水(水200mlにクエン酸小さじ0.5杯を混ぜた物)
クエン酸水をタンクに入れてアイロンを熱します。
スチームを噴射してみて、購入時のようにしっかり出れば大丈夫です。
タンクからクエン酸水を捨ててよくすすぎ、
真水を入れてから再度スチームを出して水を捨ててタンクを空にします。
アイロンのスチームのつまりの原因とは?お手入れでつまりを解消!
前はたくさん出たスチームが最近は少量しか出ない…
そんな場合はスチームの噴射口がつまっているのかもしれません。
スチームを出すために、タンクに水道水を入れますが、
これにはミネラル成分などが入っていて、水あかとなります。
スチームを使うと白い粉が出るのなら、
使用前に不要な布に数回スチームを噴射させてからにしましょう。
衣類についた粉は払えば落とせますし、
人体に害はありません。
ただ、この水あかが積もり積もってスチームのつまりの原因となることがあります。
その場合はスチームの噴射口をお掃除しましょう。
用意するもの
- 綿棒
- キッチンペーパー
- つまようじ
アイロンのベース(かけ)面にあるスチームの噴射口に、
濡らした綿棒を入れて汚れを拭き取ります。
綿棒では入らないような小さな穴の場合は、
つまようじにキッチンペーパーを巻き付けて使いましょう。
くれぐれも、ムリに穴の奥まで入れることはしないでくださいね。
まとめ
アイロンは日常的な家事として使うアイテムです。
しかし、定期的なお手入れを怠ると逆に汚れが付いたりして、
衣類に被害が出ることがあります。
専用のクリーナーなどもありますが、
それを使うことのないように、
毎回キチンと使い終わったあとの処理をするのが大事です。
スチームのタンクには、水道水を入れるのが一般的ですが、
これはどうしてもミネラル成分が入っており、
水あかの原因となります。
そこで、「精製水」という、
ミネラル成分を取り除いた水を使う方法もあります。
また、メーカーによっては、
スチームの目詰まりを防止する機能つきのアイロンを販売しているところもありますね。
もし、長い事使っていて買い替えを検討しているなら、
そういった機能が付いているアイロンも候補に入れてみましょう。
あとは、毎回使い終わったら、
ベース(かけ)面を濡れた布で拭き、
糊の付着を防ぐ、タンクの水は必ず捨ててからスチームを噴射して出し切ってから収納するといった工夫ができます。
ただし、
- コゲくさい臭いがする
- 本体、ベース(かけ)面などが異常に熱い
などの症状がある場合は、故障が考えられますので、
使用は中止しましょう。