賃貸の審査通過後に、入居を断られるケースはあります。
「賃貸審査を通過したら、あとは契約して住むことができるんじゃないの?!」
と思うかもしれませんが、まれに入居を断られることはあります。
というのも、賃貸審査には2つの段階があるのです。
1つ目が保証会社の審査。
2つ目がオーナー(貸主)の審査です。
なので、審査通過後に入居を断られるケースというのは、
「最初の保証会社の審査に通ったけど、次のオーナー審査で断られた」
ということになります。
それでは、どうして保証会社の審査には通って、
オーナー審査で落ちてしまうのでしょうか?
それは、保証会社とオーナーで、審査するところが違うからです。
保証会社は、借主の支払い能力を見ています。
- 「家賃が支払えるか」
- 「収入は安定しているか」
といった感じのことですね。
オーナーは、借主の人柄や職業などを見ています。
もちろん、支払い能力があるかどうかも見られるとは思いますが、
保証会社よりもいろんなところを見ているんですね。
「この職業の人は嫌だ」とか「この人はこういう見た目だから嫌」とか…
要はオーナーの印象や好き嫌いによって断られることがあるのです。
だから保証会社の審査に通ることができても、
オーナー審査で落ちてしまうということになってしまいます。
賃貸の審査は年収によって期間が変わったりするの?
年収によって賃貸審査の期間が変わることは、あり得る話です。
賃貸審査は、
- 「支払い能力があるのか」
- 「安定した収入なのか」
ということが主に見られます。
年収が良ければ、チェックも順調に進んで3~5日ほどで結果が出やすくなります。
ただ、年収があっても入居申込書に不備があったり、審査する側と連絡が取りにくくなったりといったことで、審査の期間が延びてしまうこともあります。
また、年収があっても
- 「安定した職業なのか」
- 「信頼できる人柄か」
というところも審査で見られるので、その点で審査の期間が延びることもあります。
賃貸の審査に現在の借金の状況は関係する?
結論から言うと、借金が賃貸審査に関係することは、基本的にありません。
賃貸審査で主に見られているのは、「支払い能力」です。
要は、「借金があっても、借金を返しながら家賃を支払えるかどうか」というのが、
審査のポイントです。
だからもし仮にあなたに借金があっても、
借金があるからというだけの理由で審査に落ちることはありません。
借金と家賃、どちらも滞納せずに支払える収入があるかどうかが大事なんです。
もちろん、「借金の返済額と家賃と収入のバランスが見合わない」とか、
「過去に家賃の滞納経験がある」ということがあれば、
審査には通りづらくなってしまいます。
借金があることで審査が難しくなることは基本的にありませんが、
「借金を返済しながら家賃を支払えるのかどうか」ということを念頭において、
物件を探すようにしましょう。
賃貸の審査が遅い!他の入居希望者が同時に審査をする場合はある?
賃貸の審査は順調にいけば3~5日、遅くても2週間ぐらいかかります。
でも、時に2週間以上かかってしまうこともあります。
審査が遅いと、
「他の入居希望者と同時に審査しているのでは?」と思うかもしれません。
他の入居希望者と同時に審査していることは、実際にあります。
でも、その場合基本的には先着順で先に入居希望を出した人が優先されます。
「同時申し込みがあって遅れている」という以外にも審査が遅くなる理由はあります。
- 入居申込書に不備がある
- 連帯保証人や緊急連絡先と連絡が付かない
- 大屋さんと連絡が取れない
- 繁忙期で連絡が取りにくい
- 担当の仕事が遅い
特に1月~3月の繁忙期は、不動産の方の人手が足りなくなっているので、
その分審査にも遅れが生じることがあります。
入居審査に入ってから1週間や10日経っていたら、
1度連絡してみて、なぜ遅れているのか聞いてみましょう。
まとめ
賃貸審査では主に、
- 「支払い能力があるか」
- 「安定した職業か」
といったところが見られます。
たとえ借金があったとしても、返済しながら家賃を支払える能力があるのなら、
審査が難しくなることはありません。
順調にいけば3~5日で終わる賃貸審査ですが、
書類の不備や大家さんなどに連絡が付かないことなどから、
結果が出るのが遅くなる場合があります。
これは、収入や他の入居希望者の有無に関係なく起こりうることです。
1週間以上結果が来なければ「遅れている」ということになるので、
1度連絡を入れてみましょう。
また、賃貸審査には保証会社の審査と、オーナーによる審査の2つがあります。
保証会社の審査に通ったとしても、
オーナーによる審査で入居を拒否されることがあります。
オーナーの審査で落ちる場合は、人柄や職業が理由となっていることも。
なので、なるべく印象の良い恰好をして、
オーナーに「信頼できる人」と思ってもらえるように努めましょう。