子どもは成長するにつれ、たくさんの遊びを覚えてきます。
そして遊びに欠かせないものといえば、「おもちゃ」ですね。
おもちゃは赤ちゃんから小学生頃までと、
年齢によって種類豊富で遊び方も異なりますよね。
3歳頃になると、さまざまなおもちゃで遊べるようになってきます。
ごっこ遊びやおままごとなど、お友達と遊ぶこともあれば、
ブロックや電車など一人遊びに夢中になるときもあります。
そしてちょうど3歳頃から、ママはおもちゃに関する悩みが増える時期ではないでしょうか。
特にママ達が気になるのが、「一人遊び」に関する悩みです。
自宅やお友達のお家、または園などで遊ぶとき、
お友達と遊ばずに一人で遊んでいる姿を見ると、
親としては心配になりますよね。
せっかく同年代のお友達がいるんだから、
楽しく一緒に遊んで欲しいと正直思うことでしょう。
しかし、一人遊びに夢中になっているからといって、
特に問題はありません。
子どもの思考力を育てる上で、一人遊びは重要な役割を果たします。
3歳頃にはよくあることなので、見守ってあげましょう!
もしおもちゃを独占していたら、集中が途切れた時などに、
「次はお友達に貸してあげようね」など、
ママが声掛けをしてあげてくださいね。
3歳児の多くのママが抱えるおもちゃに関する悩みは、
ほかにも次のようなことがあります。
・おもちゃの量は3歳児にはどれくらいがベストなのか。
・おもちゃを噛む癖がある。
・遊んだおもちゃを片付けない、投げつける。
・おもちゃを独り占めして、周りの子と仲良くできない。
では、3歳児ママのおもちゃに関する悩みについて、
更に詳しくみていきましょう!
3歳に適正なおもちゃの量はどれくらい!?みんなの平均と専門家の意見!
誕生日やクリスマスなど、おもちゃは特別な日には欠かせないプレゼントですよね。
3歳頃になるとおもちゃの量が増えてきて、
スペースがなくなってきたというご家庭も多いかもしれません。
でも、3歳に適正なおもちゃの量って、
実際はどれくらいなのか気になりますよね。
みんなの平均や、専門家の意見も参考にしながら、
詳しくお伝えしていきますね。
まず、3歳頃のおもちゃの量の平均についてです。
おもちゃの大きさにもよりますが、一般的には、
収納ボックスなどで考えると、
2~3段くらいの量を持っているというご家庭が多いようですね。
もちろん、持っているおもちゃの数には個人差があります。
自宅が狭く置くスペースがないので、
そんなに持っていないというご家庭もあります。
または、自宅の一室をおもちゃの収納部屋として使っているというご家庭もありますね。
専門家の意見としては、3歳頃のおもちゃの適正量の目安は、
段ボールなら2箱ほど、押し入れであれば1/6ほどです。
これは、子どもが自分で把握できそうなおもちゃの量と考えられます。
3歳頃になると、ママではなく子ども自身が、
おもちゃの量を把握しておくことが大切です。
子ども自身がどんなおもちゃを持っているのか覚えておくことですね。
それが片付けやすさにも繋がりますし、
物を大切にできるようになります。
しかし、おもちゃの大きさも大小様々ですので、
押し入れや収納箱に入らない場合もありますよね。
子供自身がどんなおもちゃを持っているのかを覚えておける量を、
適正量と考えておきましょう。
3歳児の我が子がお友達におもちゃを貸さない!親の取るべき行動!
3歳頃は特に一人遊びに夢中になることがあります。
そんな遊びのお悩みで親として気になるのが、
お友達におもちゃを貸さないことではないでしょうか。
そんなとき、親としてどう行動すればいいのか、
3歳の我が子がお友達におもちゃを貸さない時の、
取るべき行動についてお伝えしていきますね。
「ダメ!」とおもちゃをお友達に貸さないのは、
その子にとって大切なおもちゃなので、
すぐに「いいよ」と渡したくない気持ちがあるのです。
もし、親が間に入って「いいよ」と簡単に貸してしまうと、
子どもは「大切なおもちゃだから貸したくない」という気持ちを、
閉じ込めてしまうことになります。
3歳までは自分の気持ちが守られることが大切です。
親ができることは、
時間を置き、もしくは飽きてきたタイミングをみて、
お友達におもちゃを貸してあげるよう、声掛けをするといいでしょう。
しかし、子どもだけにはまだ伝わりづらい年齢なので、
お友達のママにも「ごめんね」と、きちんと伝えることも大切です。
子どもだけでなく、親同士の繋がりも大切です。
癖になってる!?3歳児がおもちゃを噛む!心配するべき!?注意するべき!?
遊んでいるおもちゃを噛む癖があるという3歳児もいますよね。
噛みすぎて、気付けばおもちゃがガサガサになっていることも。
ママとしてはこのまま噛む癖が治らなかったらどうしようと、
心配になりますよね。
3歳頃になると指しゃぶりは減ってきますが、
その代わりおもちゃなどを口に入れるようになります。
それが癖になっている子もいます。
しかし、この頃の噛む癖は心理的な行動によるものなので、
特に心配しなくても大丈夫でしょう。
心の発達のためにむしろ必要な場合があります。
なので、無理に止めさせる必要もありません。
単純につまらない、何かに集中している、手持ち無沙汰だから、
といった理由も考えられます。
おもちゃを噛んでいる時の子どもの様子を、
よく観察してみましょう。
ストレスかな?と思い当たることがあったら、
親子で一緒に解決を考えていきましょう。
3歳の我が子がおもちゃを片付けない!3歳児に求めるのは早すぎる!?
おもちゃを思いっきり広げて遊ぶのは、
子どもにはとても楽しい時間です。
でも、ブロックや電車、おままごとなど、
お部屋いっぱいに広げて遊んだ後は、片付けが大変ですよね。
片付けを「いやだ!」と拒否し、
片付けないのもよくあるお悩みです。
結局ママが片付けてしまうことって多いですよね。
3歳児に片付けを求めるのは早すぎるのでしょうか。
このように3歳でおもちゃを片付けない子には、
どう伝えたらいのかなど、詳しくお伝えしていきますね。
3歳くらいの年齢は、遊びに区切りというものがありません。
別のことを思いついたら別の遊びに移行する、
といったことが次から次へと続いてしまいます。
そのような理由から、おもちゃが部屋に散らかりやすいのです。
大切なのは、「片付けなさい」といったような声掛けではなく、
「このお人形はお家に帰してあげようね」など、
3歳の子どもにも分かりやすく伝えてあげることです。
そもそも3歳児は片付けの意味をちゃんと理解していません。
なぜ部屋を綺麗にしなければならないのか、理解していないので、
「片付けて」と言っても伝わりづらいのです。
ママも子どもの世界に入って、「この車はお家に帰してあげよう」、
「このブロックはみんなと一緒のお家に入れてあげようね」、
などの声掛けをしながら、一緒に片付けをしていきましょう。
このように、片付けは面倒な作業ではなく楽しいことと伝えることで、
片付けない子も自然にお片付けが身についていくでしょう。
これを毎日繰り返していくことで、
自然とおもちゃを片付けるようになっていきます。
3歳児がおもちゃを口に入れる!癖ならいいけどストレスが心配!
指しゃぶりやタオルなどを噛む行為は、
赤ちゃんにはよくあることですよね。
これは精神安定剤代わりともいわれています。
タオルや毛布、指しゃぶりの代わりに、
3歳児は持っているおもちゃを口に入れることがあります。
なぜこのようなことをするのか、ママとしてはこのままでいいのか、
何かストレスがあるのかと心配になりますよね。
単なる癖の場合は、3歳頃になってもそれが続く傾向があります。
また、何かに集中している時にも、
無意識におもちゃを口に入れることがあります。
おもちゃだけでなくテレビのリモコンなども、
テレビを見ながら噛んでいることがありますよね。
ママとしては気になるかもしれませんが、
成長と共に物を口に入れる行為は減っていくでしょう。
子どもがどのような場面で口に入れているのか、
日頃からチェックしておくことも大切です。
ストレスが原因の場合は、緊張や不安、
または欲求不満がある場面でみられることがあります。
いつもと違う環境だったり、保育園や幼稚園の通い始めなど、
環境の変化がストレスとなり、無意識に口におもちゃを入れているのかもしれません。
見た目では気付きにくいですが、
ストレスがあるかな?と心配な場合は、
リラックスした環境を作ってあげることが大切です。
また、おもちゃを口に入れてもきつく注意せず、
ほかの遊びをしたり、外に出て運動するなど、
違うことに意識を向けてみてください。
それでも気になる場合や心配であれば、
かかりつけの小児科の先生などに相談してみましょう。
3歳がおもちゃを投げる理由は!?イライラしてるか構ってほしいかどっち!?
イヤイヤ期の2歳が終わって落ち着くかなと思ったら、
それ以上に反抗期!?と思うようなことも多々起こります。
3歳になってから、怒って遊んでいたおもちゃを投げることもありますよね。
おもちゃをママやパパ、お友達に投げる行為は、
3歳頃の第一次反抗期に見られる特徴の一つです。
周囲に物を投げるのは、子どもの反抗期の自己主張でもあります。
そんなことをするなんて、親としては思わず怒ってしまいますよね。
しかし子どもにとっては、イライラしている、
もしくは構って欲しいと考えている状態です。
自分の思い通りにならなくてイライラしている感じですね。
それに子どもはおもちゃを投げることで、
ママやパパが反応することを分かっています。
親の気を引きたく、わざとおもちゃを投げて、
怒られるようなことをします。
そんな時の接し方はまず、怒りたい気持ちを抑え、
「もっと遊びたかったんだね」などと、
子どもの気持ちに寄り添ってあげましょう。
自分の気持ちを理解してもらえると子どもは安心します。
その後に、「おもちゃを投げて人に当たったら痛いからやめようね」、
としっかり伝えてあげましょう。
3歳の我が子がおもちゃを独り占め!友達と仲良く遊べるようになるには!?
3歳頃になると公園や児童館など、
遊びに出かけることが増えますよね。
そんな時のおもちゃに関する悩みで多いのが、
おもちゃの独り占めです。
3歳頃にはおもちゃを独り占めして、お友達に貸してあげない、
といったことはよくありますよね。
我が子がそんなことをしていたら、
親としてはヒヤヒヤしてしまうでしょう。
独り占めしていたらまず、簡単な言葉でのやりとりを伝えましょう。
「かして」「いいよ」「どうぞ」など、
親がお手本としてやり取りを見せることで、
子どもは興味を示し真似をするようになります。
また、子どもの持っている大切なおもちゃなら、
「このおもちゃはあなたのものだから大丈夫」などと伝え、
永遠に取られることはないんだと安心させてあげましょう。
そうすると、すぐに貸してあげることもありますよ。
また、色んな場所へ出かけお友達と交流することで、
自然と仲良く遊べるようになりますよ!
まとめ
3歳頃になるとおもちゃの悩みも増えてきます。
一人遊びは思考力を育てる重要な役割があるので大切です。
3歳のおもちゃの適切な量は、段ボール2個、押し入れ1/6程です。
子どもが把握できる量と考えましょう。
お友達におもちゃを貸さない時は、
様子を見てママが声掛けしてみましょう。
おもちゃを噛む癖は心理的行動なので、
無理に止めさせなくても大丈夫です。
単に、手持ち無沙汰だからといった理由もあります。
片付けをしない時は、「この人形はお家に帰そうね」など、
子どもに分かりやすく伝えましょう。
おもちゃを口に入れるのは、無意識だったり癖だったり、
環境の変化によるストレスの可能性もあります。
おもちゃを投げつけるのはイライラしていたり、
親に構って欲しいからです。
子どもの気持ちに寄り添いましょう。
おもちゃの独り占めには、「かして・いいよ」など、
簡単な言葉でのやり取りを教えれば、真似をして、
お友達と仲良く遊ぶきっかけになりますよ。