ミルクの時間がきても寝続ける新生児。
産後疲れのお母さんとしてはとてもありがたいのだけど、心配になりますよね。
お母さんのお腹から出てきたばかりの新生児は、
まだまだ本能で生きている時期で空腹感はありません。
赤ちゃんは生まれたばかりの頃から個性があって、
何もなくてもよく泣く子や、あまり泣かない子など様々です。
ミルクの飲み方も量も、寝る時だって個性的。
まだ小さすぎてか弱い新生児ですから、ささいなことでも心配になるものです。
私は3人の子供がいる母です。
3人とも個性が違い、ひとりひとりマニュアルとは異なる子育てになりました。
今回はあまり泣かず良く寝てくれるおっとりさんについて、
対処法を考えていこうと思います。
新生児が起きない場合の起こし方はどうすれば良い?
新生児の時期は、一日の大半を昼夜問わずに寝て過ごします。
起きて目が開いている時間は少なく、本当によく寝ます。
しかしあまりにも長く寝ていると心配になりますよね。
新生児の起こし方について例をあげてみました。
- 授乳前の場合
- 足の裏をくすぐってみる
- 背中をさすってみる、または優しくトントンしてみる
- 濡らしたガーゼで顔や手足を拭いてみる
- ミルクを口元に付けて刺激してみる
- オムツを替える
授乳中の場合
- 途中でゲップをさせてみる
- 抱き方を変えてみる
- 一度布団に置いてみる
- 哺乳瓶を何度か口元に持っていき、少しでも吸わないか様子を見る
上記の方法を試してみてください。
これで大概起きます!
色々試してみて、赤ちゃんに合った起こし方を見つけていけると良いでしょう。
起こしてあげる場合の声掛けは忘れずに。
「○○ちゃーん、起きてくださーい…」
「オムツ替えますよー」
など、なんでも大丈夫です。
生まれたばかりの赤ちゃんに声を掛けるのは苦手な人もいるかもしれませんが、
たくさん声を掛けてあげてくださいね。
新生児が起きない場合の正しいミルクのあげ方とは?
ミルクの時間にぴったり起きてくれる子もいますが、そうではない場合もあります。
順調に体重が増えていっているなら、新生児が起きず多少時間が過ぎてしまっても、
それほど神経質にならなくても大丈夫です。
しかし体重の増加が少ないようであれば起こしてミルクを飲ませてあげましょう。
まだまだ未熟な新生児。
お母さんの判断でリードしてあげることも大切です。
ミルクの場合、成長に合わせて1日に与える量に目安があり、
スケジュール通りに与えることが大切です。
ミルクは母乳と違い、栄養価や消化時間の都合上、
一度にたくさん与えることができません。
新生児の時期は3時間おきに少量ずつのミルクで、授乳のリズムを作っていきます。
一日の授乳回数は8回を目安にします。
新生児の終わりの頃には授乳にも慣れて一度に飲める量も増えてきますよ。
回数も6〜7回程になります。
知らないと不安のまま!新生児が起きない場合は授乳はやめといた方が良い?
寝ている新生児を起こすか起こさないか。
せっかく寝てくれている新生児をわざわざ起こすかどうかは、私も本当に悩みました。
判断する基準として見るポイントが2つありますので紹介したいと思います。
体重は順調に増えているか?
新生児の赤ちゃんは一日に35g〜45g体重が増えます。
自宅にスケールがあると体重の増減がわかりやすいですよ。
しかし、このスケールが疲れ切ったお母さんの心を更に神経質にさせてしまうこともあり、
注意が必要です。
毎日ぴったりでなくていいんです。
着実に増えていっていればOK。
明らかに体重の増加が少ない場合は赤ちゃんを起こしてミルクを飲ませてあげましょう。
おしっこは出ているか?量や回数はどうか?
新生児のおしっこの回数は一日に10回と言われています。
長く寝てしまう子は授乳回数も少なくなってしまうので、
おしっこの回数も減ります。
少なくても、一日に7〜8回おしっこが出ているようなら大丈夫です。
この2つが問題無く、赤ちゃんも機嫌良く過ごしているなら、
授乳時間が多少ずれても大丈夫です。
赤ちゃんの成長に関わる大切なことですが、
責任重大だと気負いすぎず育児を楽しんでいけると良いですね。
もし成長がゆっくりな赤ちゃんだったとしても、
1カ月検診の際にミルクの量や睡眠、その他心配なことをアドバイスしてもらえます!
まとめ
まだ未熟な新生児を育てていると、ミルクの回数や量はとても気になる事です。
赤ちゃんを起こしてあげるか寝かせてあげるかのポイントは、
体重の増減とおしっこの回数です。
絶対のルールなんてありません。
赤ちゃんによって個性は様々。
お母さんも徐々に自分の赤ちゃんのリズムをつかんでいきましょう。
また赤ちゃんのお世話をするためには、
産後疲れ切ったお母さんの体をしっかり休める事も重要です。
長く寝てくれるといってもせいぜい4時間程度。
昼夜問わずのお世話に備え、休める時はできる限り休みましょう。
ちなみに私の場合、「産後1カ月は何もしないで新生児に全力を注ぐ!」と毎回豪語して横になりっぱなしです。
まだ始まったばかりの育児、どんどん成長する赤ちゃんの成長は目覚しいですよ!
貴重な新生児時期を思う存分楽しんでくださいね。