中学卒業後の春休みの勉強は、新高1のスタートダッシュに大きく影響します。
高校ではどの教科も中学で学んだ内容への積み重ねになりますが、
特に英語・数学は中学での内容を理解できていないと、
高校での授業についていけなくなる可能性が高いです。
そして、高校では授業のスピードも速くなり、
日々の予習・復習などの課題の量もとても多くなるので、
理解ができていないと予習・復習、課題をこなすのにとても時間がかかってしまいます。
特に英語と数学で苦手なところがある人は、
春休みのうちに克服しておくと安心です。
中学の復習といっても範囲は広いですし、
予習も具体的に何を勉強すれば良いのか困ってしまいますね。
そこで、春休みの限られた時間で取り組むべき、
予習・復習のポイントをご紹介します。
英語では文型と品詞の理解を重点的に、
数学ではチャート式を用いた学習がおすすめです。
やっと高校受験が終わってリフレッシュしたり、
友達との思い出作りもしたい貴重な春休みですよね。
しかし、高校生活の始まりをスムーズに迎えるためには、春休みの学習はとても重要です。
時間を上手に使って、難易度が上がる高校での勉強の準備をしておきましょう。
新高1春休みの勉強…英語は文型・品詞を理解しながら文章を読むので文型から勉強を!
英語の学習において、文型と品詞の理解はとても重要です。
高校では、より複雑な文構造や長文になってくるため、
基本的な文型をしっかり理解しておくことが必要です。
まずは、基本的な5文型を徹底的に理解しましょう。
第1文型は「SV」(主語→動詞)
例)She laughed.
第2文型は「SVC」(主語→動詞→補語)
例)He looks very happy.
第3文型は「SVO」(主語→動詞→目的語)
例)I have a pen.
第4文型は「SVOO」(主語→動詞→目的語1→目的語2)
例)My mother gave me a new bag.
第5文型は「SVOC」(主語→動詞→目的語→補語)
例)He made me happy.
文型を理解していると、英語学習がスムーズになります。
文型から単語の意味を推測できたり、
単語ではなく文節ごとに英語を読み進められるので、
英文を読むスピードが速くなります。
高校英語では長文での問題が多くなるので、
読むスピードが上がるのはかなり強みになります。
次に、品詞ごとの役割と用法を復習しておきましょう。
英語の品詞は、単語の分類を意味しており、
名詞、代名詞、動詞、形容詞、冠詞、
副詞、助動詞、前置詞、接続詞、間投詞、の10品詞に分類されます。
それぞれの品詞の意味と使い方を理解できていると、
自分で英文を作る時にもとても役に立ちます。
文型やそれぞれの品詞の使い方を復習できたら、
短い文章や例文を実際に作ってみるとより英語力が上がります。
文型や品詞の理解を深めることができれば、
高校の英語学習だけでなく、実践的な英語力も身につけることができます。
新高1春休みの勉強方法…数学はチャート式での学習がおすすめ!分かる所から解いてみて!
数学の勉強は、チャート式での学習がおすすめです。
チャート式は高校数学の参考書を代表するシリーズで、
公立高校では教科書と一緒に購入させられるという学校もあります。
難関大学の受験対策でも青チャートは人気が高いです。
チャート式は難易度が色で分けられていて、
易しい順に白→黄色→青→赤、となっています。
チャート式は、各章の要点をコンパクトにまとめ、
問題演習を通して理解を深めるスタイルをとっています。
青、赤チャートは加えて、入試レベルの総合問題がつきます。
チャート式を使う上で大切なことは、
自分にあった色のチャート式を使うことと、
1冊最後までやり切ることです。
自分のレベルに合わないチャート式を選んで、
理解できずに、最後までできないと意味がありません。
レベルの高い青のチャート式を部分的にやるよりも、
黄色や白のチャート式を1冊しっかりやる方が力がつきます。
高校数学は中学数学と比べて内容がどんどん難しくなります。
高校の授業は進むスピードも速く、
春休みにチャート式を使って予習をしておいてよかった、
という声も見られます。
中学で学んだ範囲で苦手なところを復習したら、
チャート式を開いて、わかるところから解いてみましょう。
チャート式は問題集としても、数学の辞書としても使える優れた参考書です。
分からない問題があれば、解説や教科書を見てみて、
それでもわからなければ、授業でしっかり聞いたり、
先生に質問に行くのも良いですね。
自分で先回りして解ける問題は進めていくことが、
授業スピードの速い高校数学についていくカギとなります。
まとめ
春休みの勉強は新高1のスタートをどう切るかや、
その後の大学受験にも大きく影響します。
部活や友達との時間など、勉強以外にも大切なことはたくさんあり、
高校生活が始まってからも、それは変わらないですよね。
高校で勉強と部活、遊びを両立するためにも、
春休みのうちに勉強時間を確保する時間管理や、
勉強の質を上げておきましょう。
限られた貴重な春休みに、特に重点的に押さえておきたい、
英語と数学の学習ポイントをご紹介しました。
英語では、文型と品詞の理解を重点的に、
数学では、チャート式を用いた学習がおすすめです。
チャート式は長い間受験対策にも人気の高いシリーズで、
新高1の春休みのうちから使い慣れておくことをおすすめします。
春休みは、リフレッシュや友達との思い出作りも大切です。
効率よく予習・復習して、不安なく高校生活をスタートさせましょう。