まだ小さな新生児でも、しゃっくりをすることがあります。
「ヒクッ、ヒクッ」と小さなしゃっくりは可愛らしいですが、
お母さんとしては「大丈夫かな?」と、
少し心配になってしまいますよね。
特に授乳した後に出ることが多く、
赤ちゃんが泣くこともあるでしょう。
新生児がしゃっくりで泣くのは、
自分のしゃっくり自体に驚いているのかもしれません。
例えば、母乳やミルクでお腹いっぱいになった後、
赤ちゃんは眠くなります。
寝るかな?というタイミングで出てしまうと、
驚いて目が覚めてしまい、泣き出してしまうのです。
育児が初めてのお母さんは、しゃっくりが止まらないと、
どうしようとオロオロしてしまいますよね。
でも心配いりませんよ。
新生児は生まれたばかりなので、体がまだ未熟です。
呼吸の回数も大人に比べて約2倍と多いんですね。
いろいろな面で赤ちゃんはまだまだ、未発達です。
ちなみにしゃっくりは、空気を飲み込んだ際に出ることが多く、
無意識に起こっています。
実は赤ちゃんがお母さんのおなかにいる頃から、
始まっているんですよ。
これは、口や鼻に羊水の異物などが詰まらないようにと、
けいれんを起こしているためです。
命を守るためにしゃっくりが必要だったんですね。
大人でも不快ですから、新生児赤ちゃんであればなおさら、
慣れないしゃっくりに驚いてしまいますよね。
しかし自然に止まることがほとんどなので、
それほど心配しなくても大丈夫でしょう。
新生児がしゃっくりで寝ない…眠りかけていたのに上手く寝られず泣く?
新生児は一日のほとんどの時間を寝て過ごします。
母乳やミルクを飲んで眠る…、ということを繰り返しますよね。
起きている時間はとても少ないです。
しゃっくりは何かに驚いた拍子や、
自然に始まってしまうこともあります。
ちょうど寝そうになったタイミングでしゃくりが始まることもありますよね。
赤ちゃんがうとうとし始めたのに、しゃっくりのせいで、
目が覚めてしまうことも。
自分のしゃっくりに驚いて泣いてしまうこともあります。
そんな風に眠りかけていたのに、目が覚めてしまっては、
すぐには寝ないかもしれませんね。
眠いんだけどしゃっくりが出て上手く眠れない…、
赤ちゃんの機嫌も眠りにつくまで悪くなってしまいます。
小さな新生児にとって、上手く眠れないことはストレスなのかもしれません。
このようになかなか寝ないときは、
背中を優しくゆっくりと、たたいてみましょう。
もしくは、背中を優しくさすってみるのもおすすめです。
お母さんの温もりを感じることで、赤ちゃんも安心します。
抱っこしてもいいでしょうし、添い寝もいいですね。
新生児赤ちゃんが泣き出してしまうと、
お母さんの気持ちも焦るかもしれませんが、
ゆったりとした気持ちで、見守ってあげましょう。
気付いたらスヤスヤと眠りについているはずです。
新生児のしゃっくりは授乳時に空気をたくさん吸い込んだのが一因?
新生児にとって大切な栄養源となる授乳ですが、
しゃっくりのきっかけとなることも多いです。
なぜかといいますと、母乳やミルクを飲んだ際に、
空気もたくさん吸い込んでしまうことが考えられます。
赤ちゃんは母乳やミルクをごくごくと勢い良く飲みますよね。
そのときに、空気も一緒に体内に入ってしまうのです。
新生児はまだ、上手に飲むことができませんからね。
そして胃は飲み物が入ったらすぐに動き始めます。
急に胃が膨らんでいきます。
お腹いっぱいで膨らんだ胃は横隔膜を刺激して、
しゃっくりが出ることに繋がります。
授乳後は抱っこしてゲップをさせ、
お腹に溜まった空気を吐き出してあげますよね。
しかし、いつも確実にゲップが出るとは限りませんし、
上手く出ないこともあるでしょう。
ゲップは自然に出ることもありますし、
しゃっくりも自然に止まりますので、心配はないかと思います。
ミルクをあげる際のコツは、ビンを45度くらいに傾けることです。
こうすると空気が入りにくくなるといわれています。
気になる方はぜひ試してみてくださいね。
新生児しゃっくりの吐き戻しは心配ない?噴水状に大量に吐くのは注意!
新生児赤ちゃんがしゃっくりをすることはよくありますが、
同時に吐き戻してしまうこともあります。
特に授乳後に吐き戻すことが多いと思います。
飲んだ母乳やミルクを吐き戻してしまったら、
驚いて心配してしまいますよね。
でも、新生児赤ちゃんが授乳後に吐き戻すことは自然なことです。
どんな赤ちゃんでも一度は経験があるでしょう。
気付いたらダラーっとミルクが垂れてきた、という感じですね。
ちょっとしたことで胃が刺激されたり、
空気が溜まって吐き戻してしまうこともあります。
このような場合は特に心配いりません。
ゲップをさせて空気を出してあげたり、
寝る際は横向きにしてあげるとラクになります。
こうしているうちに、しゃっくりも自然に止まっていることでしょう。
ただし、噴水状に大量に吐き戻してしまう場合は、注意が必要です。
そういった吐き方は、何か病気が隠れているかもしれませんので、
すぐに医療機関を受診しましょう。
新生児しゃっくりは放置していい?身体を温めるだけで止まる場合も!
生まれて間もない小さな新生児のお世話をしていると、
ちょっとしたことで、不安や心配になることがありますよね。
特に育児が初めてという方は、新生児のお世話をしているうちに、
たくさんの疑問にぶつかることも多いかと思います。
しゃっくりも心配事の一つではないでしょうか。
特にそのまま放置していても、問題はないでしょう。
気付けば自然に止まっている場合がほとんどですね。
基本的に特別何か対処しなくても、
自然に止まるものと考えておきましょう。
なかなかしゃっくりが止まらないからといって、
大人のように水を一気飲みさせたり、
「ワッ!」と驚かせたりするのはNGです!
新生児の場合は、基本的に放置しても大丈夫です。
それでも気になるようであれば、赤ちゃんの身体が冷えていないか、
部屋の温度が下がりすぎていないかを確認してみましょう。
身体を温めることによって、止まることもあります。
少し身体が冷たいと感じる場合は、汗で肌着が濡れていないか、
オムツが濡れていないかをチェックしてみましょう。
もし、それらが原因で身体が冷えていれば、
肌着を取り替えたり、オムツを取り替えてあげてください。
部屋の温度が低い場合は暖房を付けるなどして、
調整してみましょう。
また、母乳やミルクを飲ませても、体温が上がります。
基本的にはそれほど神経質にならなくても大丈夫です。
そのうち自然に止まるものと考え、
放置して見守ってみてもいいでしょう。
新生児しゃっくり…お風呂に入って温めると横隔膜の痙攣が治まるの?
新生児の身体はまだまだ未発達です。
そのため、些細な刺激でしゃっくりが出ることもあります。
先ほどしゃっくりを止める方法の一つとして、
身体を温める方法をご紹介しましたね。
赤ちゃんの体温や部屋の温度を調整して温める、
といった方法もありますが、お風呂に入って温まることも方法の一つです。
身体が冷えているときにしゃっくりが起こりやすいのは、
横隔膜が痙攣しているからといわれています。
そのため、お風呂に入ると腹部を中心に体全体を温めることができます。
大人でもお風呂に入ることで、
冷えた身体がポカポカ温まりますよね。
新生児も同じで、お風呂は気持ち良く感じるものです。
身体全体が温まることで、横隔膜の痙攣もおさまり、
しゃっくりが止まるという感じですね。
新生児の場合はお風呂を沸かさなくても、
沐浴をしてあげるといいですね。
身体が冷えないように、ガーゼを腹部に掛けて行いましょう。
温まって欲しいからと言って、お湯を熱くしすぎたり、
長時間入れることはNGです。
のぼせて赤ちゃんの体調を崩してしまっては、意味がないですよね。
新生児にふさわしい水温で、優しく沐浴をしてあげましょう。
身体が温まって赤ちゃんもリラックスできることでしょう。
新生児のしゃっくり…ミルク飲ませるといつの間にか止まっているかも!
気になる新生児のしゃっくりですが、
ミルクを飲んだ後に出ることが特に多いようですね。
これは空気も一緒に飲み込んでしまい、
お腹に溜まった空気を吐き出すためと考えられます。
しかし、ミルクを飲ませると止まることもあります。
意外ですよね!
ミルクを飲んだことが原因で出るなら、飲ませた後は、
更に出てしまうのでは?と考えてしまいますよね。
大人の場合は、水やお茶などを一気飲みすることで、
しゃっくりが止まると考えられていますよね。
新生児の場合は、水やお茶を一気飲みはできないので、
栄養となるミルクを飲むことになります。
ある程度大きくなってきたら、白湯や薄めた麦茶などでもOKです。
新生児のうちはミルクしか飲めませんので、
そちらを飲ませてみてください。
いつの間にかしゃっくりが止まっていることもあります。
赤ちゃんの場合は、赤ちゃんのペースでゆっくり、
与えてあげることが大切です。
ミルクを飲むことで身体も温まり、効果があるのかもしれません。
しかし、赤ちゃんが嫌がったり、あまり飲まないのであれば、
無理に飲ませる必要はありません。
様子を見ながら飲ませてあげましょう。
新生児のしゃっくりは飲みすぎの場合も?勢いよく飲むと空気も飲み込む!
大人は食べすぎたり飲みすぎたりしてお腹いっぱいになると、
しゃっくりが出ることがありますよね。
新生児の場合も同じで、母乳などを飲みすぎてしまうことによって、
出ることがあります。
生まれてまだ間もない新生児の場合、飲むことにも慣れていません。
そのため勢いよくゴクゴクと母乳やミルクを飲んでしまいます。
そして空気も一緒に飲み込んでしまい、
吐き出すためにしゃっくりが出ることもあります。
飲みすぎの場合は消化器官が活発に働くようになり、
その刺激によってしゃっくりが出ることも考えられます。
そのためミルクの量は、少なくてもいけませんが、
多すぎてもダメですね。
適量を飲ませてあげることが一番です。
もっと欲しがるからと言って、どんどん飲ませてはいけません。
飲みすぎはNGです。
また、空気の飲み込みを防ぐポイントは、哺乳瓶の角度の調整です。
ミルクの量に合わせて角度を変えてあげると、
空気が入って来づらくなるでしょう。
ミルクや母乳の与え方を工夫することによって、
防ぐことも可能になりますよ。
まとめ
新生児がしゃっくりで泣く原因は、
自分のしゃっくりに驚いているのかもしれません。
寝るタイミングで出たしゃっくりが原因で、
赤ちゃんが寝付けないことがあります。
優しく背中をトントンしたり、さすってあげると安心しますよ。
授乳時に空気を一緒に吸い込むと、
お腹に空気が溜まり、しゃっくりが起こりやすいです。
しゃっくりと一緒に吐き戻すことがありますが、
噴水状に吐かないのであれば、特に心配ないでしょう。
しゃっくりは自然に止まるので、基本は放置してもOKですが、
身体を温めることで止まる場合もあります。
お風呂に入ることで、横隔膜の痙攣がおさまるでしょう。
ミルクを飲ませたら、いつの間にか止まっていることもあります。
しかし、飲みすぎはNGです。
空気も一緒に飲み込んでしまいます。
しゃっくりが止まらないからといって、あまり神経質にならずに、
大らかな気持ちでお世話してくださいね。
気付いた頃には止まっていることでしょう。