赤ちゃんが生まれたら抱っこ紐は欠かせないアイテムです。
普段の家事やお出かけなど、抱っこ紐があれば、
助かる場面がたくさんありますよね。
新生児から使えるタイプの抱っこ紐もたくさんあるので、
赤ちゃんが生まれる前に準備しておいてもいいでしょう。
ママにとってはとっても便利なアイテムですが、
赤ちゃんは抱っこ紐を嫌がることもあります。
特に新生児の場合、嫌がって泣くこともあるため、
実際あまり使えていないというママもいることでしょう。
ではなぜ赤ちゃんは抱っこ紐を嫌がるのでしょうか?
主に次のような原因が考えられます。
圧迫が苦しい
抱っこ紐を使うメリットの一つは、
ママと赤ちゃんがぴったりと寄り添うことです。
ママを近くに感じられることで、赤ちゃんは安心して眠りますよね。
しかし、くっつきすぎると圧迫されて、
赤ちゃんは苦しいと感じることもあるようです。
このように圧迫が原因で、嫌がって泣いてしまうことも。
もし、赤ちゃんが圧迫されて苦しがっていたら、
少しひもを緩くするなどして、調整してみてください。
抱っこ紐に慣れていない
新生児赤ちゃんが抱っこ紐を使い始めの頃は、
違和感を覚えるようです。
赤ちゃんだけでなく、ママもまだ抱っこ紐を使い慣れていませんよね。
そのため、赤ちゃんも不安を感じてしまい、
嫌がることもあります。
まだ抱っこ紐そのものに慣れていない場合は、
使っていくうちに、ママも赤ちゃんも慣れていくでしょう。
赤ちゃんの背中を優しくトントンしたり、
子守唄を歌ったりして声を掛け安心させてあげるのも、
慣れるためのコツになりますよ。
新生児の抱っこ紐…足出ないけど大丈夫?本人苦しくなく落ちなければ◎!
抱っこ紐で前抱きにしている赤ちゃんは、
足がちょこんと出ているイメージがありますよね。
しかし、新生児を抱っこした場合、
「あれ?足出ない?」と疑問に思うことがあるでしょう。
「足出ないけど大丈夫なの?」と、
ママは不安になってしまいますよね。
新生児はまだ体が小さいため、
抱っこ紐にすっぽりと隠れてしまいます。
しかし、赤ちゃん本人が苦しくなく、
落ちる危険がないのであれば、そのままでも大丈夫です。
特に大きめの抱っこ紐を新生児に使用した場合、
手や足が中に入っていることは一般的です。
赤ちゃんはまだまだ体の造りも未発達です。
そのため、股関節もちゃんと開きません。
足が出ていないからといって、無理に出そうとすれば、
股関節脱臼を起こしてしまう可能性があります。
なので、無理に外に足を出すのはNGですね。
すき間ができて落ちてしまうのでは…、と気になる場合は、
赤ちゃんのお尻の下にタオルを敷いて、
フィット感を調整してみてください。
抱っこ紐付属のインサートを使うのもおすすめです。
赤ちゃんが包み込まれるため、更に安定するでしょう。
反対に赤ちゃんが苦しそうにしているなら、
ひもを少し緩めて調整してみてください。
個人差もあるかと思いますが、生後4ヶ月くらいになると、
成長して足が出始めてきます。
それでも気になる方は新生児用の、
少し小さめタイプの抱っこ紐を選んでみてください。
新生児の抱っこ紐・ママと密着し過ぎも苦しそう…紐を少し緩めて調節を!
抱っこ紐は赤ちゃんがいるママにとっては必需品です。
いくら新生児とはいえ、ずっと抱っこしているのは疲れますよね。
それに、病院や検診などの待ち時間にも、
抱っこ紐があれば赤ちゃんもママも安心です。
しかし、ママと密着しすぎて、
赤ちゃんが苦しそうにしていることもあります。
抱っこ紐を使った場合は、ときどき赤ちゃんの状態をチェックした方がいいです。
ママが気付かないうちに、圧迫されて苦しそうにしている可能性もあります。
もし、苦しそうにしていたら、紐を緩めて調整してみてください。
紐のキツさが改善されることで、赤ちゃんは苦しさから解放され、
快適に過ごせるようになります。
紐は緩すぎても落下の危険性があります。
動いても赤ちゃんが落ちないのかを確認しつつ、
少し緩めて調整しましょう。
新生児は特に小さいため、落ちないようにと、
密着させてしまいがちですが、それが逆に危険な場合もあります。
密着のしすぎは窒息の危険もありますので、
赤ちゃんが苦しそうなら、必ず紐を緩めて調整してくださいね。
新生児の検診…抱っこ紐が難しそうだったらベビーカーで行くのが楽かも!
赤ちゃんが生まれて初めての外出は、
新生児検診という場合がほとんどでしょう。
初めて外に出るとなれば、ママは緊張しますよね。
そんな新生児検診時にも、抱っこ紐は頼りになります。
しかし、抱っこ紐をまだ使い慣れていないため、
心配だというママもたくさんいるようです。
抱っこ紐が難しそうであれば、
ベビーカーで行く方が楽かもしれません。
誰か付き添ってくれる人がいれば手伝ってもらえますが、
抱っこ紐を使い慣れていなくて一人の場合は、
ベビーカーの方が楽に感じるでしょう。
ベビーカーはすぐに赤ちゃんを抱っこすることができ、
寝せることも可能です。
それに新生児検診ではママの検診もあるので、
抱っこ紐の脱着が面倒に感じることもあります。
もちろん、赤ちゃんもママも抱っこ紐の方が合っていると感じるのであれば、
そちらでも問題ないでしょう。
また、コンパクトな抱っこ紐をお持ちの方は、
そちらを持参して、ベビーカーで行くのもいいですね。
新生児の抱っこ紐…股関節はM字型で!太もも~ひざ裏も支えられている?
抱っこ紐はママの育児をサポートしてくれる必須アイテムですが、
使い方には注意が必要です。
新生児は体の造りが未発達なため、股関節がとても柔らかく、
足はM字型に開きます。
ママのお腹にいるときの丸い姿勢と同じですね。
そのため、新生児~3ヶ月頃までは、
無理に足を伸ばしてはいけません。
理想は股関節と両ひざが外側を向いている形です。
仰向けて寝ている時だけでなく、抱っこ紐を使用する際にも、
足がM字型になるよう、気を付けなければいけません。
抱っこ紐を対面で使う時は、『コアラ抱っこ』がおすすめです。
赤ちゃんがママにしがみつくようなスタイルの抱っこです。
この抱き方をすれば、足が自然にM字型になれます。
新生児の場合、抱っこ紐を使用する際は、太ももから膝の裏まで、
しっかり支えられているかがポイントになります。
お尻までしか支えられていない場合、
足がダランと伸びてしまうので、M字型にはなりませんよね。
足が伸びた体勢では、股関節脱臼を起こす可能性があります。
脱臼しても特に痛みはないので、もしそのまま気付かない場合、
将来的に手術が必要になる可能性もあります。
抱っこ紐を選ぶ際には、赤ちゃんの太ももから膝の裏までが、
しっかり支えられているかどうかをチェックしましょう。
股関節と膝が自然に曲がった状態であることがポイントです。
足が伸びてしまう場合は、大きすぎるのかもしれません。
赤ちゃんの体に適したサイズの抱っこ紐を選びましょう。
新生児が抱っこ紐で退院?車は新生児チャイルドシートを必ず使おう!
出産後は母子ともに順調であれば、1週間前後で退院します。
いよいよ赤ちゃんとの新生活がスタートしますね。
退院して自宅に帰るときに、ほとんどの方は、
車かタクシーを利用するかと思います。
この時、抱っこ紐をしたまま車に乗っても大丈夫なのか、
気になりますよね。
車を利用する際は、抱っこ紐をしているからといって、
チャイルドシートを使わないのはNGです。
新生児であっても、必ずチャイルドシートを使用しましょう。
「初めて外に出るのだから、抱っこ紐をしたままでいいのでは…」、
そんな風に考えてしまうかもしれませんね。
しかし、道路交通法では6歳以下の子供は、
チャイルドシートの着用が義務付けられています。
それに、もし事故に遭ってしまったら、命の補償はありません。
赤ちゃんとママの安全のためにも、
必ずチャイルドシートに乗せてください。
いくら安全運転でも、車が止まったり進んだりする衝撃は、
小さな新生児にとっては大きいものです。
赤ちゃんはチャイルドシートに乗せてベルトを締め、
ママはしっかり自分のシートベルトをして、
無事に自宅に帰りましょう。
また、退院後タクシーを利用して自宅に帰る場合は、
チャイルドシートがなくても免除されます。
なので、タクシーを利用するときは、抱っこ紐を使い、
ママが赤ちゃんを抱っこして乗ってもOKです。
タクシー会社によっては、チャイルドシートを取り付けてくれる会社もあるようです。
安全面で気になる方は、タクシーを予約するときに、
チャイルドシートの取り付けが可能かを確認してみましょう。
新生児抱っこ紐は縦抱き・横抱き?生後3か月までは横抱きが理想的!
抱っこ紐はさまざまなタイプが販売されています。
新生児から3歳ごろまで長く使える物もあり、
赤ちゃんの抱き方も、縦抱き・横抱き・おんぶなど、
色んなパターンができる抱っこ紐も多いです。
では、新生児の場合は縦抱き・横抱き、どちらがいいのでしょうか?
基本的にはどちらでもOKですが、
生後3ヶ月頃までは横抱きが理想的です。
新生児はまだ首が座っていないので、
頭を支えてあげないといけませんよね。
赤ちゃんの頭を上にしてママの腕で支え、
もう片方の手で、股の間から腕を差し入れ、
お尻や背中を支えるという、基本的な抱っこの仕方が理想です。
首が座る前の赤ちゃんは、このような横抱きが最も安定します。
そのため抱っこ紐も、横抱きが可能なタイプがおすすめです。
しかし、ずっと横抱きをしていると、
腕が痛くなってくることもありますよね。
そんなときは無理に横抱きにしなくても、
縦抱きに変えてみてもいいでしょう。
抱っこ紐…新生児(低体重)にはボバラップ!伸びる生地で超フィット!
人の体形がさまざまなように、新生児の体重にも個人差があります。
平均より大きく生まれる赤ちゃんもいれば、
低体重で生まれてくる赤ちゃんもいます。
低体重の赤ちゃんは、オムツや衣類が大きいですし、
抱っこ紐のサイズも合わないことがありますよね。
そんな低体重の新生児へのおすすめは、『ボバラップ』です。
ボバラップは留め具などが一切なく、1枚の大きな布を、
ママと赤ちゃんに巻いて使用する抱っこ紐です。
特長は生地が伸びることで、ママと赤ちゃんの体にピッタリとフィットし、
赤ちゃんに安心感を与えてくれます。
新生児から16㎏まで使用可能です。
ストレッチ性がある布なので、赤ちゃんの大きさ関係なく、
ピッタリとフィットして使えます。
なので、低体重児の小さな赤ちゃんも、安心して使用できますよ。
また、上半身全体に体重を分散させることができるので、
ママの肩や腰に抱っこ紐が食い込む心配もありません。
布なので、自宅の洗濯機洗いがOKです。
衛生面でも心配もいりませんね。
ボバラップ公式オンラインショップで購入可能です。
まとめ
新生児が抱っこ紐を嫌がる原因は、圧迫されて苦しいか、
抱っこ紐に慣れていないことが考えられます。
新生児は体が小さいため、抱っこ紐から足が出ません。
赤ちゃんが苦しくなく、落ちる危険がなければ大丈夫です。
ママと密着しすぎても苦しがることがあります。
紐を緩めて調整しましょう。
新生児検診はママの検診もあるため、少し時間がかかります。
そのため、抱っこ紐が難しそうなら、
ベビーカーで行ってもいいでしょう。
新生児の抱っこ紐は、太ももから膝まで支え、
足がM字型になるものを選びましょう。
退院時に車に乗る際には、必ずチャイルドシートを使用しましょう。
抱っこ紐はNGです。
生後3ヶ月頃までは首が座らないため、横抱きが理想です。
低体重児の抱っこ紐は『ボバラップ』がベストです。
伸びる生地が体にフィットするので、
小さな赤ちゃんにもおすすめです。
新生児に抱っこ紐を使用する際は、無理のない体勢を意識し、
安全面にも気を付けましょう。