2019年に新潟港開港150周年という節目の年を迎え、活気に満ちている新潟。
そんな新潟で、8月上旬の週末3日間にかけて行われる「新潟まつり」。
その内容は、大民謡流し、パレード、花火大会と盛りだくさん。
毎年100万人近い観客が訪れる、大規模なお祭りです。
2023年の新潟まつりは、以下の日程で行われます。
8月4日(金)・5日(土)・6日(日)
各行事の詳しい開催時間は、現在のところ未定となっています。
新潟まつりは、信濃川にかかり、国指定重要文化財でもある、
「萬代橋」(新潟市中央区)を中心としたエリアで開催されます。
元々地域で別々に行われていた住吉祭、商工祭、川開き、開港記念祭という4つの祭りが一つになり、
昭和30年「新潟まつり」がスタートしました。
祭りのクライマックスとされる花火大会はもちろんのこと、
1・2日目もイベントが多数開催されますが、
中でも見どころとなる3つのイベントを紹介します。
大民謡流し
日本最大規模ともいわれる新潟まつりの盆踊り大会。
萬代橋をメイン会場に、1万人以上の踊り手により行われます。
新潟県の民謡「新潟甚句」「佐渡おけさ」などの音楽に合わせ、
揃いの浴衣を着た踊り手たちが、祭りの夜を盛り上げます。
当日の飛び入り参加も可能とのこと。初日の夜に行われます。
住吉行列
江戸時代から続く歴史ある行事で、
平安時代の衣装に身を包んだ猿田彦、獅子、稚児、宮司騎馬のほか、
神輿、御座船などが古町通、また萬代橋エリアの約1kmの道のりを練り歩き、
その伝統を伝えます。祭り2・3日目の午前から日中にかけて行われます。
新潟キラキラパレード
新潟中郵便局からメディアシップ前約1kmの道のりを、
約1千人の市民・団体がさまざまなパフォーマンスをしながら練り歩きます。
ブランスバンドの演奏や、バトン、鼓笛隊、チアリーディング、
ダンス、仮装行列、万代太鼓、子どもたちが乗った山車など、
お祭りを彩るにぎやかで楽しい大パレードです。
このほかにも、水の都・新潟ならではの「水上みこし渡御」、
毎年4千人にも及ぶ参加者が、神輿を担ぎダイナミックに練り歩く「市民みこし」、
子どもたちの手による「手づくり子どもみこし」など、
子どもから大人まで楽しめるイベントが多く開催されます。
まさに圧巻!新潟まつりの花火大会の見どころとは?
新潟まつりのクライマックスを飾るのが、祭り最終日に行われる花火大会。
祭り全体の目玉行事といっても過言ではありません。
花火大会が行われるのは、信濃川河畔・萬代橋〜昭和大橋西詰。
JR新潟駅からは徒歩15分ほどのエリアになります。
信濃川両岸から花火を眺めることができ、
空だけでなく川の水面に映る花火もまた美しく、評判を呼んでいます。
花火の打ち上げ数は約1万発。打ち上げられる花火の種類も、
連写連発花火・スターマイン、落ちる火の粉が滝のように見えるナイアガラなど、
バラエティ豊かで見応えがあります。
中でも一番の見どころは、
花火大会のフィナーレを飾る超大型ワイドスターマイン花火「エボリューション」。
複数の場所から一斉に打ち上がる大輪の花火は、圧巻の一言です。
オススメの鑑賞エリアは、信濃川河川敷周辺や、白山神社周辺。
花火大会では有料指定席も例年設けられていますので、
詳しい情報は「新潟まつり」公式サイトでご確認ください。
新潟まつりの屋台・露店は少ない!お祭り広場に行くのがオススメ!
お祭りの楽しみといえば屋台ですが、
残念なことに新潟まつりに出店される屋台の数は、あまり多くません。
年によって変動はありますが、毎年10店舗前後の出店のようで、
主な出店エリアは白山神社、白山公園周辺となります。
例年、天候等にもよりますが、祭り初日から最終日まで出店し、
10時過ぎから20〜21時頃まで出店しているようです。
新潟まつりでは、屋台の数は少ないですが、
その分グルメなどを楽しむことができる、ほかのイベントが用意されています。
万代地区から八千代地区にかけて広がる商業地エリア・万代シテイ。
デパートや映画館、大型ショッピングモールが建ち並ぶこのエリアで、
祭り2・3日目、毎年「お祭り広場」というイベントが開催されます。
「お祭り広場」は、屋台だけでなく、
ダンスやブラスバンドなどのパフォーマンス、
子ども向けのふれあい・体験コーナーなども開催される、家族連れにもぴったりのイベント。
屋台の出店内容は開催年によって変更がありますが、
かき氷や串焼きなどお祭りの定番メニューから、
ラーメン、餃子、バーガーなど、毎年さまざまなグルメが楽しめるようになっています。
万代シテイ内にも飲食店はたくさんあるので、「お祭り広場」への参加はもちろん、
エリア内で休憩や飲食を楽しみながら、新潟まつりを満喫しましょう。
知らなきゃまずい!?新潟まつりの交通規制情報を今すぐチェック!
毎年100万人近くの来場者数が記録されている、新潟まつり。
地方で行われるお祭りの中でもその規模はトップクラスで、
大規模な花火大会もあるため、県外からの来場者数が多いのも特徴です。
2018年からは8月2週目の週末、
お盆休みの始まりと重なる日程で開催されるようになり、
遠方からものアクセスもより便利になりました。
開催場所である新潟市中央区の萬代橋エリア(古町通、万代など)へのアクセスは、
車の場合、下記のインターチェンジから約15分です。
- 北陸自動車道・新潟西インターチェンジ
- 磐越自動車道・新潟中央インターチェンジ
車の場合、東京からは約3時間半、名古屋からは約5時間半、
大阪からは約6時間半の道のりとなっています。
しかし、新潟まつりでは専用の駐車場は設けられず、
また最終日の花火大会では特に混雑が予想されるため、
車での来場は難しく、公共交通機関の利用が推奨されています。
また、新潟まつり期間中は、
各行事の開催時間にあわせて交通規制が行われるようになっています。
昨年の新潟まつりにおける交通規制を参考に、
会場周辺でどのような交通規制が行われるのか解説します。
まず祭り初日、大民謡流しが行われる時間帯とその前後にかけて、
会場となる信濃川周辺(柾谷小路〜萬代橋)にて交通規制が行われます。
祭り2日目も、新潟キラキラパレード、住吉行列、水上みこし渡御、
お祭り広場、市民みこしなど行事が目白押しのため、
それぞれの開催時間にあわせ、各エリアに交通規制が行われます。
住吉行列やパレードが通る柾谷小路、万代町通は午前からお昼にかけて、
行列のほか市民みこしや山車が通る古町通5番町〜10番町にかけては、
行列待機場所としても使用されるため、
午前から夜にかけて時間を区切りながら、臨時車両規制が行われます。
また、お祭り広場が行われる万代シテイ周辺では、
午前から夕方にかけて長時間、交通規制が行われるので注意が必要です。
祭り最終日も、住吉行列、お祭り広場開催にあたっての交通規制のほか、
花火大会に向けて、午後から大規模な交通規制が行われます。
例年、花火大会が行われる時間帯とその前後、
信濃川沿いの萬代橋〜千歳大橋まで広いエリアにかけて、
交通規制が行われます。
お祭りが始まると、各場所で交通規制が行われ、渋滞も発生します。
会場周辺の駐車場も大変な混雑が予想されるので、
車で行く方は、なるべく早めの時間から来場し、
駐車場を確保した上で、ゆっくりとお祭りを楽しみましょう。
ちなみに電車を利用しての会場までのアクセスは以下の通りです。
- JR新潟駅から徒歩15分
- JR白山駅から徒歩15分
新潟は東京から新幹線も開通しており、
比較的電車でアクセスしやすい地域です。
新潟駅から白山駅までは、在来線で約5分。
新潟駅から万代口方面へ出て大通りを進むと、
祭りのメイン会場となる萬代橋エリアへとアクセスできるので、
新潟駅を拠点とすると便利です。
要注意!新潟まつりの通行止め情報は?
新潟まつり期間中、交通規制・通行止めが行われる主な場所と時間帯を、
2019年の日程別に以下にまとめてみました。
9日(金) | 柾谷小路〜萬代橋/夕方から夜(昨年は18時30分〜21時) |
10日(土) | 主に柾谷小路・古町通・万代町通/場所により異なる |
11日(日) | 信濃川周辺/夕方から夜(昨年は18時15分〜21時30分) |
また、祭り期間中は、市内を走るバスなどの公共交通機関も、
一部バス停が休止となったり、迂回運行が行われたりします。
各行事が行われる開催場所周辺の施設、ホテルなどの駐車場も、
開催時間中は駐車場の入出庫ができなくなる時があるので、
こちらも注意が必要です。
交通規制・交通止めを含むこれらの交通情報は、
行事内容や当日の天候等によって変更される可能性もあるので、
アクセスの際は新潟まつりの公式サイトで情報を随時確認しながら向かいましょう。
新潟まつりに行く際は渋滞に気をつけよう!
祭り期間全体を通して、交通規制等により渋滞は避けられませんが、
中でもやはり目玉となるイベント前後の時間帯は特に大きな渋滞、混雑が予想されます。
初日の夜(例年は19時〜20時30分)に行われる大民謡流し、
2日目の日中(例年は10時〜)に行われる住吉行列・パレード、
最終日の夜(19時30分〜)に行われる花火大会、
これら3つの行事の時間帯の前後は、特に注意が必要です。
中でも祭り最終日の花火大会は、最も多くの人出が見込まれており、
昨年は、花火大会だけで57万人以上の来場者が訪れています。
車の人は新潟市内で宿をとっておく、
電車の人は先に帰りの切符を購入しておくなどして、
せっかくのお祭りや花火を楽しんだ後に渋滞や混雑に巻き込まれて疲れてしまわないよう、
出発時や到着時にあらかじめ準備しておくといいですね。