結婚や出産などでお祝いをいただいたら、
祝ってくれた方には、内祝いを贈るという習慣があります。
内祝いには、『のし』を付けて贈るのがマナーとなっていますよね。
お祝い事の内容によって、のしの書き方もそれぞれ異なります。
結婚内祝いなら、『寿』や『内祝』とのしに記入します。
そして、その下に名前を書くのが常識ですが、
書き方は人によってさまざまです。
夫婦の名字、連名、あるいは両家の名字、夫婦の名前のみ、
といった書き方があります。
そしてこの名前についてですが、忘れずに記入しましょう!
結婚内祝いの場合、のしに名前なしの状態で贈ることは、
マナー違反と思われてしまいます。
記入することで新しい名字をお披露目する、
といった意味もありますので、忘れないようにしてください。
それに、のしに名前なしの状態で届いたら、
「誰?」となってしまいますよね。
贈られた相手の気持ちも考え、
名前は忘れないように記入しましょう。
しかし、のしを付け忘れたり、名前なしで既に贈ってしまった、
といった場合もあるかと思います。
失礼なことをしてしまったと気になる場合は、
しっかり記入して、再度、価格が低めの内祝いを贈るとよいでしょう。
そうすることで、気持ちもスッキリしますし、
贈った相手の方も「お気遣いありがとう」と、
嬉しい気持ちになりますよね。
今後のお付き合いも考え、のしに名前を忘れたら、
再度、ちょっとしたお菓子などを贈る、といったこともアリですよ。
結婚内祝いののし…結びきりって?一度きりにしたいお祝い用の水引!
慶事や弔事の品物に使われる『のし』ですが、
用途によって使う種類も異なります。
「のしって全部一緒じゃないの?」と、考えるかもしれませんね。
しかし、結婚祝いや内祝いに使用するのしは、
『結びきり』と決まっています。
結びきりは、紅白の10本のひもを結んで、
結ばれたひもが上を向いているデザインです。
ぎゅっと結んだ固結びのイメージです。
リボン結びと違って、きつく結んだひもは簡単にほどけませんよね。
こういった理由から、結びきりには「一度きり」、
「一生涯結ばれる」などの願いが込められています。
また、紅白のひもですが、赤が5本と白が5本です。
これらは両家の結びつきとして考えられています。
結婚によって両家の絆が生まれたこと、
手を取り合って一つの家族になった状態、
などが表現されています。
お歳暮やお中元に使用されるのしは、
結びきりではなく、ちょう結びです。
リボン結びのようなデザインですね。
間違えてこちらを選ばないように気を付けましょう。
このように結びきりは、結婚に関する深い意味が込められた水引です。
品物を購入する際に、お店に「結婚内祝い用で」と伝えると、
結びきりのしで用意してくれますよ。
結婚内祝いののしを新婦のみの名で贈ることも…新婦のご近所さんとか?
結婚内祝いを贈る際に意外と悩むのが、
のしに記入する名前についてです。
一般的には新しい名字を記入する、もしくは夫婦連名にする、
といった場合が多いようです。
しかし、贈る相手によっては、新婦のみの名前の方が分かりやすい、
といったこともあります。
例えば、結婚して新郎の名字に変わった場合です。
新婦のご実家のご近所さんなど、新婦側とはお付き合いがあるけど、
新郎とは会ったことがない、といった方々からも、
結婚祝いをいただくことはあるでしょう。
挙式していない場合や、招待していないけどお祝いをいただいた、
といったケースもあるかと思います。
そんな新婦のご実家のご近所さんなどに贈る内祝いであれば、
新婦のみの名前でもOKです。
結婚後の新しい名字だけ記入しても、
「誰からだろう?」と思ってしまうかもしれません。
新婦の名前は必ず入れた方が分かりやすいでしょう。
新婦のことを小さい頃から知っているご近所さんなら、
なおさら新婦の名前を見た方が分かりやすいでしょう。
旧姓の方が分かりやすいのでは?と、思う方もいるでしょう。
しかし新しい名字に変わっているので、旧姓は避けるべきです。
名前書きにどうしようか迷ったら、夫婦連名にするか、
ご両親に相談してみましょう。
結婚内祝い…お菓子も内のしで!ネット通販店でもやってくれるはず!
結婚内祝いとして、お菓子を贈る方も多くいらっしゃいます。
お菓子にも当然のしは必要になります。
のしの付け方には、『内のし』と『外のし』の2種類があります。
内のしは品物に直接のしを付け、後から包装紙で包むことです。
外のしは包装紙で包んだ後に、のしを付けることです。
結婚内祝い用の品物には、内のしが適しています。
配送で贈るとしても、内のしの方が汚れる心配もありませんよね。
内祝い用にお菓子を購入する際に、
お店の人に「内のしでお願いします」と伝えておくと、
そのように付けてくれますよ。
最近では、ネット通販でまとめて内祝いを注文する、
といった方も増えてきましたね。
ネット通販で注文する際も、伝えると内のしで手配してくれます。
ネット通販はほとんどの場合、注文手続き画面で、
のしを付けるか付けないか、内のしか外のしか、
などを記載する欄があります。
もし、何もない場合は、メッセージ欄などに一言、
内のしでお願いする文章を、付け加えておくとよいでしょう。
まとめ
結婚内祝いを贈る際は、のしをつけてから、
名前を忘れずに記入しましょう。
忘れてしまったら、名前入りのしを付け、
再度お菓子などを贈ってもOKです。
のしは、『結びきり』のお祝い用を選びましょう。
結婚後新婦の名字が変わったら、
新婦のご近所へ贈る際は、新婦の名前のみでもOKです。
お菓子の内祝いも、『内のし』で贈りましょう。
ネット通販でも頼めば包んでもらえます。
のしの記入事項に悩んだら、ご両親に相談してみましょう!