最近では一部屋に一台空気清浄機というお家も増えてきました。
特にアレルギーをお持ちのお子さんなどがご家族にいる場合は、
気にされていることも多いのではないでしょうか。
しかし、空気清浄機を運転していても「臭う」なら、
それはホコリが原因かもしれません。
もともと空気清浄機は部屋の空気を吸い込み、
それからキレイな空気を吹き出します。
当然、お部屋に漂うホコリや塵なども一緒に吸い込むので、
それらを集める「集じんフィルター」や、
ニオイの元を集める「脱臭フィルター」がついていますが、
フィルターにホコリが付着したままでいると、
カビや雑菌が繁殖し、においの原因となってしまうのです。
つまり、ホコリが溜まる⇒においの元になるということですね。
空気清浄機のほこり…放っておくと臭いの原因になる!?
よく、「フィルター交換10年不要」などといった、
魅力的な言葉が空気清浄機にうたわれていることがありますが、
ここで勘違いしやすいのが、
あくまでも交換が不要なのであって、「掃除は必要」ということです。
各メーカーの取扱説明書にもありますが、
大体は1か月に1回は掃除が必要とされていますね。
定期的な掃除をせずに放っておくと、
故障の原因になるばかりではなく、
「臭い」の原因になります。
お部屋の空気を吸い込む際に、
空気中に漂うホコリやちりなども一緒に吸い込んでいるので、
本体内部にあるフィルターは着々と汚れてきます。
ホコリなどが付着したフィルターは、
カビや雑菌の繁殖場所になってしまいます。
また、お部屋の湿度が高いと湿った空気を吸い込むので、
さらにカビにとって好都合なのです。
キレイな空気を吹き出すはずの空気清浄機が、
クサイ臭いを吹き出すことになってしまいますね。
そんなことにならない為にも、
定期的なお手入れが必要です。
空気清浄機のほこりを掃除しないと部屋中に舞う!?効果的な掃除方法とは
空気清浄機が集めたお部屋の空気の汚れが、
掃除しないままでいると、
そのまま部屋に吹き出されてしまいます。
これでは本末転倒なので、お掃除しましょう。
用意するもの
- ゴム手袋(お肌の弱い人)
- 掃除機(ブラシノズル付き)
- たらい
- 食器用中性洗剤
- クエン酸水(大体水100mlにクエン酸小さじ2杯が目安)
- 使わない歯ブラシ
- 新聞紙(汚れが床に落ちないように敷く)
- 雑巾
まず、電源プラグを差込口から外してから、
内部のフィルターを取り外します。
汚れが落ちないように床に新聞紙を敷いておきましょう。
空気清浄機の内部には、お部屋を漂う汚れを集める「集じんフィルター」と、
臭いのもとを集める「脱臭フィルター」があります。
メーカーにより異なりますので、
丸ごと水洗い可能かどうかを必ず確認してください。
水洗い可能なフィルターの場合
掃除機にノズルを付けて付着した汚れを吸い取ってから、
たらいに水をはり、食器用中性洗剤を数滴たらして溶かします。
たらいにフィルターを10分くらいつけてから、
水ですすいでしっかり洗剤を落としましょう。
この時軽く歯ブラシを使うとよくとれますよ。
後は、乾いた雑巾で水気を拭き取り、
陰干しで乾燥させて終わりです。
丸ごと水洗い出来ないフィルターの場合
掃除機にノズルを付けて付着した汚れを吸い取ってから、
クエン酸水に浸した雑巾を固く絞り、
フィルターを軽くトントンたたいて汚れをとります。
雑菌が繁殖するので、キチンと乾いてから本体に戻します。
フィルターは力を入れずに扱います。
水洗い不可のタイプはつけ置きが出来ないので、
よく説明書を確認してからにしましょう。
空気清浄機の吹き出し口に溜まったほこりはこうやって掃除する!
空気清浄機の吹き出し口はほこりが目立つと気になりますね。
しかし、多くの吹き出し口は取り外しが出来ないので、
掃除機にノズルを付けてほこりを吸い取ってから、
柔らかい布でしっかり拭くことにしましょう。
実は本体そのものを分解すれば、外すことは可能ですが、
メーカー側は「禁止」しています。
もし、どうしても分解して外す掃除をしたいなら、
自己責任のうえで試しましょう。
ドライバーで背面から側面、全面、上面の順番でネジを外していくと、
分解可能になるようです。
途中、元に戻せるように写真を撮っておくと良いかもしれません。
クエン酸水に浸した雑巾を固く絞り、各パーツを拭きます。
綿棒や歯ブラシを使うと細かい部分も掃除できますね。
中には全く問題なかった人もいるようですが、
故障する可能性もありますので、オススメはしません。
まとめ
空気清浄機のにおいが気になる場合は、
本体内部のフィルター汚れが原因かもしれません。
お部屋に漂うほこりやちりなどがフィルターに溜まると、
カビや雑菌が繁殖して、においの元となります。
キレイな空気を出すはずの空気清浄機が、
「異臭機」になってしまわないように、
定期的なお掃除をしましょう。
フィルターはメーカーによって仕様が異なり、
丸ごと水洗いできるタイプと不可のタイプがあるので、
掃除の前に必ず確認することが大事です。
最近では、加湿機能がついている空気清浄機も出ていますが、
内部の「加湿フィルター」は水アカが溜まりやすいので、
これもお掃除が必要です。
水アカにはクエン酸が効果的なので、
クエン酸を溶かした水に2時間程度浸してつけ置き洗いをしましょう。
掃除してもどうにもならない場合は、
部品交換が出来るでしょうが、
そうならないように定期的なお手入れで防ぎたいですね。