離乳食後期になると、食べられる食品が増え、
食事回数も1日3回になるなど、
少しずつ大人の食事に近づいていきますね。
作る回数が増えて時間もかかるので、
ママは食事作りがストレスに感じることもあるかもしれません。
離乳食はごはんなどの主食、野菜や海藻などの副菜、
肉や魚・大豆などの主菜をそろえてメニューを考えますよね。
1回の食事の割合は主食の量が最も多く、次に多いのが副菜です。
なので副菜作りを工夫することが、時短のカギになるでしょう。
副菜は主に野菜や海藻を使ってメニューを考えます。
ほうれん草や小松菜、キャベツや白菜などの葉物、
にんじんやじゃがいも、大根などの根菜類、果物、
ほかにもわかめやひじきなどの海藻類、きのこ類などがあります。
これらの食材をうまく組み合わせて副菜を作りましょう。
野菜類は食べやすい大きさにカットして茹で、冷凍保存しておけば、
1週間分の副菜が時短で調理できますよ。
野菜を一から茹でなくても、煮物や味噌汁、
スープなどの副菜が簡単に完成します。
離乳食後期になると食べられる野菜や果物も増えるので、
少しずつ副菜でチャレンジしていきましょう。
離乳食後期の副菜が思いつかない!先輩ママに人気の簡単レシピを紹介!
離乳食後期になると1日3食分のレシピを考えなければいけません。
できれば事前にレシピを考えておいた方が作りやすいですよね。
でも、レシピがマンネリ化してしまったり、
何を作ればいいか思いつかない日もあるでしょう。
特に副菜を思いつかないとお困りのママは多いようですね。
そこで、先輩ママに人気の、離乳食後期の副菜簡単レシピをご紹介していきますね!
さつまいもおやき
<材料> ※1食分
・さつまいも…70g
・水…小さじ4
・片栗粉…小さじ3
・バター…少々
<作り方>
①さつまいもの皮を剥き、大きく角切りにして、
電子レンジで加熱するか、蒸し器で蒸して柔らかくします。
②加熱または蒸したさつまいもをボールに入れて潰します。
潰れてきたら、水、片栗粉の順に入れてよく混ぜます。
③全体が混ざったら、食べやすい形に形成します。
スティック状にすると手掴み食べがしやすいですよ。
④フライパンを熱し、バターを少々溶かして、
さつまいもを両面焼きます。
焼き色が付くまでじっくりと焼いたら完成です。
野菜の粉チーズあえ
<材料> ※1食分
・じゃがいも…1/4個
・にんじん…1/4個
・冷凍枝豆…4粒
・粉チーズ…少々
<作り方>
①じゃがいもとにんじんは皮を剥き、一口大に切り、
柔らかく茹でます。
②冷凍枝豆は電子レンジで解凍してさやから豆を取り出し、
薄皮を取り除いて半分に切ります。
③じゃがいも、にんじん、冷凍枝豆の水分をよく切って、
荒熱が取れたら粉チーズを少々まぶしたら完成です。
離乳食後期のハムは掴んでも食べやすいオススメ食材!成分には注意!
ハムエッグやサンドイッチ、
パスタなどのメニューに使われる「ハム」は、
さまざまな食材と相性が良いです。
子どもにも大人にも人気なハムですが、
離乳食後期頃から使い始めるご家庭が多いようですね。
ハムは手掴みでも食べやすいので、
離乳食後期の手掴み食べが始まった子には、
オススメの食材ですよ!
しかしハムは加工食品なので、
塩分や添加物など成分が気になりますよね。
大人が食べるとちょうどいい塩加減かもしれませんが、
離乳食中の赤ちゃんには塩分が強いです。
なので、そのままあげるのは避けましょう。
一度茹でて塩分や添加物を取り除いてから調理するのが基本です。
また、離乳食で使うハムは、できるだけ塩分や添加物が少ないものや、
国産豚肉100%を使用しているものを選ぶと安心ですよ。
そして、成分表示を確認し、塩や発色剤、香辛料に漬け込んでいない、
「無塩せき」のハムを選ぶようにしましょう。
発色剤は健康に害を及ぼす危険性があるので、
赤ちゃんには避けた方がいいですね。
このように、ハムを買う際には成分よく確認し、
茹でて塩分や添加物を取り除いてから使えば、
離乳食後期のレシピにも役立ちますよ!
栄養もあって彩りにもなって優秀!離乳食後期のオススメねぎレシピ!
汁物や鍋物、トッピングすれば彩りにもなる優秀な「ねぎ」ですが、
実は栄養もあるんですよ。
ねぎは血行を促進して体を温める作用があり、
高血圧の予防にもなります。
また、免疫力を高める働きもあるので、
風邪に効くともいわれていますよね。
そんな優秀なねぎを、離乳食後期にも取り入れていきましょう。
ねぎを使った、離乳食後期にオススメのレシピをご紹介していきますね!
白身魚のチャーハン
<材料> ※1食分
・白身魚の刺身…1切れ
・にんじん…小さじ1強
・ねぎ…約2㎝
・5倍粥か軟飯…食べられる量
・ごま油…2〜3滴
・塩…少々
・溶き卵…1/2個
<作り方>
①にんじんとねぎは細かく切り、白身魚は皮と骨を取り除き、
一緒に柔らかくなるまでフライパンで茹でます。
②火が通ったら5倍粥か軟飯を加えて混ぜ、
ごま油と塩を加えて更に混ぜます。
③溶き卵を加え、火が通るようによく混ぜたら完成です。
鶏スープ
<材料>
・鶏挽肉…100g
・しいたけ…1個
・長ねぎ(白い部分)…10〜15㎝
・水…250〜300cc
・しょうゆ…小さじ1〜2
・片栗粉…小さじ1
<作り方>
①しいたけと長ネギはみじん切りにします。
②小鍋に水を入れて沸騰したら鶏挽肉を入れて弱火にし、
ふつふつとしてきたらしいたけと長ねぎを入れます。
③沸騰したらアクを取り、しょうゆを入れて、
火が通るまで煮ます。
④火が通ったら片栗粉でとろみをつけて完成です。
塩分が気になるから茹でてから!離乳食後期の副菜にちくわも簡単!
メニューがマンネリ化しやすい離乳食後期ですが、
副菜にちょっと食材をプラスしてみても味に変化が出せますよ。
スーパーなどで気軽に購入できて、
値段も手頃な「ちくわ」も簡単に調理できますよね。
何だか物足りない時や、あと一品欲しい時、
ちくわがあればとても便利です。
ちくわは離乳食後期から食べられるので、副菜にもおすすめです。
気になる点としては、塩分や添加物が含まれていることでしょう。
ちくわはもともと、味が濃い目に作られている練り物です。
赤ちゃんにあげる場合はそのまま使用せず、
塩抜きをして、細かくカットしてから与えましょう。
塩抜き方法は、ちくわを熱湯で数分茹でるだけです。
こうして下処理することで、安心して離乳食にも使えるでしょう。
ちくわを使った離乳食後期の簡単レシピをご紹介しますね。
ちくわのお好み焼き
<材料> ※ちくわ3本分
・キャベツ…3枚
・ちくわ…3本
・卵…2個
・小麦粉…大さじ4〜5
・サラダ油…少々
・水…大さじ2
<作り方>
①キャベツを1㎝角にみじん切りにし、
ちくわは茹でて塩抜きをしてから、5〜10㎜角にカットします。
②キャベツ、ちくわ、卵、小麦粉をよく混ぜます。
③フライパンを熱し、薄くサラダ油を引き、
スプーンで食べやすい大きさに丸く生地を敷き、
弱火〜中火で焼きます。
④焼き色がついたら裏返し、フライパンのへりから水を入れ、
蓋をして弱火で約2分蒸し焼きにします。
⑤ソースやケチャップ、しょうゆなど、
お好みで味付けしたら完成です。
余ったら冷凍保存も可能ですよ!
離乳食後期にコーンが人気!とうもろこしは時間がかかるからコーン缶で!
甘くてシャキッとするとうもろこしは、
子どもにも大人にも人気ですよね。
そんなとうもろこしは、コーン缶や冷凍でも気軽に購入できます。
コーンはサラダやシチュー、スープなど、
どんなメニューにも使うことができますよね。
離乳食後期にもコーンは人気の食材です。
とうもろこしは時間がかかって調理が大変だけど、
コーン缶ならすぐに使うことができるので、とても便利です。
彩りも良く赤ちゃんも喜ぶ、離乳食後期の、
コーンを使ったレシピをご紹介していきますね!
コーンクリーム
<材料> ※コーン缶1缶分
・食塩無添加のコーン缶…1缶
・牛乳…150ml
・薄力粉…大さじ2
<作り方>
①コーンはザルにあげるなどして水気を切ります。
②牛乳と一緒にブレンダーにかけて、
しっかりととろとろの状態にします。
③とろとろになったら薄力粉を加え、
もう一度ブレンダーで混ぜます。
④混ぜたら小鍋に移し、弱火でゆっくりと混ぜながら煮込みます。
固まってきたら完成です。
完成したコーンクリームは、パスタに混ぜたり、ご飯に掛けたり、
野菜などをプラスしてコーンクリームスープにしてもOKです。
ほんのり甘くて冷凍保存も可能な万能ソースですよ!
離乳食後期になってもほうれん草は優秀!冷凍保存のコツとオススメレシピ!
ほうれん草はビタミンやミネラルが豊富で、
離乳食初期から使える優秀な野菜です。
栄養豊富なほうれん草は、冷凍保存も可能なので、
離乳食後期になっても使い続けたいですよね。
そこで、ほうれん草の冷凍保存のコツと、
離乳食後期にオススメのレシピをご紹介していきますね!
まず、ほうれん草の冷凍保存の方法についてです。
ほうれん草の冷凍保存の方法
ほうれん草は根元の土が付着しているので、
よく水洗いしてから調理します。
そしてアク抜きを忘れてはいけません。
熱湯でほうれん草を柔らかくなるまで茹でて、
流水にさらすことでアク抜きをします。
アク抜きをすることでエグみがなくなり、
美味しく食べられますよ!
茹でたほうれん草は細かくカットし、
保存袋や製氷皿に入れ、1週間で使い切れる量(50〜60g)を目安に、
冷凍保存しましょう。
続いて、離乳食後期にオススメの、
ほうれん草を使ったレシピをご紹介しますね!
ほうれん草じゃがいものコーンソテー
<材料> ※1食分
・ほうれん草…15g
・じゃがいも…20g
・コーン…大さじ1
・バター…5g
<作り方>
①ほうれん草は茹でたらみじん切りにし、
じゃがいもは細切りにして柔らかく茹でます。
コーンは缶の汁を除いて使います。
②フライパンにバターを溶かし、①の材料を全て入れます。
よく混ぜて炒めます。
バターのいい香りがしてきたら火を止めて完成です。
離乳食後期の食事は副菜からメインを考える!みんなの簡単献立例!
離乳食後期の食事は主食、副菜、メインの主菜と、
3品ほどの献立を考えなければいけません。
栄養バランスを考えながら作るのは大変ですが、
副菜からメインを考えると、献立を作りやすくなりますよ。
例えば、副菜は手掴みで食べられる野菜を1種類用意します。
にんじんや大根、さつまいもやブロッコリーなどを茹でたものです。
手掴みで食べられるようにスティック状にしたり、
持ちやすい大きさに整えましょう。
副菜を決めたら、主食のお粥やうどん、パスタなどを決めます。
そして、メインの主菜を決めます。
肉や魚、野菜や豆腐を組み合わせたおかずやスープですね。
では離乳食後期の簡単献立例をご紹介していきますね。
副菜
・さつまいもスティック
主食
・お粥(5倍粥)
主菜
・具沢山スープ
(キャベツ、玉ねぎ、鶏ササミ)
メインのスープは、和風出し、ミルク風、トマト風など、
具材によって味を変えればバリエーションが広がりますよ!
全体的に栄養バランスが不足しているかなと思ったら、
おかゆやうどんにしらす、納豆、きなこ、
青のりなどの食材を一品プラスしてみましょう。
まとめ
離乳食後期の食事作りは大変ですよね。
副菜となる野菜を事前に茹で、下処理して冷凍保存しておけば、
簡単に調理ができて時短にもなりますよ。
副菜が思いつかない時にオススメの人気簡単レシピは、
「さつまいもおやき」、「野菜の粉チーズあえ」です。
ハムは手掴みしやすく食べやすいですが、
調理前に茹でて塩分や添加物を除去しましょう。
栄養豊富なねぎレシピは、「白身魚のチャーハン」、
「鶏スープ」がおすすめです。
ちくわを使うときは、熱湯で茹でて塩抜きしてから調理しましょう。
「コーン缶」は離乳食後期にも人気です。
コーンを使った「コーンクリーム」は冷凍可能な万能ソースですよ!
ほうれん草は茹でて細かくカットして、1週間ほど冷凍保存可能です。
「ほうれん草じゃがいものコーンソテー」がおすすめレシピです!
先に副菜の野菜を1種類考えてから、
主食とメインのおかずを決めましょう。
メインは具材に合わせて味を変えればバリエーションが広がります。