小学4年生の夏休みの宿題に、星の観察が出されることが多いですよね。
この夏、キャンプに行く予定があれば、キャンプのときに星を観察して、宿題を片付けれられます。
ですが、星の観察のために、わざわざ遠出したくないとお考えの方もいることでしょう。
遠出をしなのであれば、どこで星の観察をすれば良いのでしょう?
それば、自宅のベランダや公園で星の観察ができます!
夏の大三角形なら、1等星と明るいので、街中でも見ることができます!
星の観察は、夜に何回も観察しなければならないので、面倒だと思う方が多いと思います。
なので、できるだけ気軽に観察できるように、まとめました。
これから星の観察をする方は、ぜひ参考にしてくださいね!
夏休みの宿題で星の研究を!東を向いて頭の上の方から明るい星「夏の大三角形」を観察!
夏休みの星の観察は、夏の大三角形で決まり!
夏の大三角を見るのに、望遠鏡は不要!
まずは東の夜空を見上げましょう!
夏の大三角形を観察するために、天文台や、星が見える観光地に出掛ける必要はありません。
家のベランダや、近所の公園から見ることができます。
ですが、いきなり外に出ても、星は見えません。
目が暗さになれるまで、10分位かかります。
星座の観測は焦ってはいけません。
夏の大三角形を観察する時間は、20時から21時頃がおすすめです。
遅い時間だと、星座が頭上にくるので、動きが分かりにくくなります。
ただし、8月後半は、暗くなってすぐの頃が見つけやすいです。
観察するのは、東の方角です。
東の空を少しずつ上の方へと見ていきます。
1番明るい星が見えたらストップ!
一番上で明るい星、左下に星、右下に星、と3つの星が見えたら、それが、夏の大三角形です。
三角形を作っている星は、こと座のベガ (1番明るい)、わし座のアルタイル(2番目に明るい)、はくちょう座のデネブ(3番目に明るい)です。
3つは一等星ですから、星がよく見えない町の中でも見えます。
だから、ほとんどの場合、見えているのに、気が付いていないだけなのです。
では、早速、星座の観察を始めましょう!
星の観察に必要なものは、以下の通りです。
・星座早見盤…星座がどこにあるかを調べられ、あると便利です。
・方眼紙…観察した結果を書き込みます。
・時計…観察した時間を確認するために必要です。
・方位磁石…観察する方位を確認します。
・懐中電灯…方眼紙を照らします。
・虫よけスプレー…虫に刺されないために用意しましょう。
観察する手順
1.星座を観察する場所を決めます。
大事なのは、毎回同じ場所、同じ方角を見て観察することです。
2.観察する星座を見つけ、観察します。
星座を見つけたら、方眼紙に木や建物などの目印を書きます。
方眼紙の横軸は方角、縦軸は高さ(角度)です。角度を測るときは、握りこぶし1つが10度と覚えておきましょう。
真上が90度、真正面が0度です。星の位置はこぶしで計ります。
観察した星座の位置と、時間は方眼紙に書き込みます。
3.1時間後に星座を観察し、2.で書き込んだ方眼紙に星座の位置と時間を書き込みます。
4.1時間で、どちらの方向に、どのくらい動いたのかが分かりましたね!
まとめ方ですが、まず、観察しようと思った理由を書きます。
次に観察した星座の動きを、方眼紙で説明します。
それにプラスして、観察で得た情報を入れると良いですね。
例えば、星座の神話や豆知識などです。
夏休みの宿題で星座を観察!おおぐま座(北斗七星)・さそり座・カシオペア座が見やすい!
夏の大三角形を観察しよう!といった決まりが無ければ、他の人とは被りにくいおおぐま座やさそり座、カシオペア座の観察がおすすめです!
おおぐま座とカシオペア座
夏の大三角が天高く昇る頃、北の空に目を向けると、北の空の低い位置に、7つの星がひしゃくの形に並んだ北斗七星が見えます。
北斗七星を含むおおぐま座は、春の星座として知られていますが、夏も完全に沈むことはなく、北の空に見えます。
実は、北の空は1年中見える星座が多いのです。
例えば北極星は、1年中ほとんど動かず、北の空に位置しています。
そして、方角を知る手がかりにした北斗七星やカシオペア座も、ほぼ1年中、北の空に見ることができます。
さそり座
日本では、さそり座は南の空の低い位置にあります。
南側に山地や建物があると隠れてしまいますし、都会では明かりで見えにくくなります。
さそり座を確認するには、アンタレスの赤い輝きが目印になります。
7月下旬から8月にかけての22時頃、南の空の少し低いところを見ると、赤くて明るい星が見つかります。
これが1等星のアンタレスです。
サソリの心臓に位置するアンタレスの右上から左下に向かい、2等星と3等星がカーブを描きながら並び、大きなS字形を作っています。
このラインが、胴体と尾を表しています。
まとめ
家のベランダや公園でも、星の観察ができることが分かりました。
星の観察で1番気を付けたいことは天気です。
晴れていないと星空は見えません。
なので、星の観察は早くから、計画的に進めることをおすすめします。
星の観察を通して、家のベランダから、夏の夜空を見上げる楽しさを、親子で味わってくださいね。