常に何かを食べていたいほど、食欲に悩まされてしまうこともある産後。
産後にはエネルギーがたくさん必要でも、
こんなに食べても大丈夫なのか心配になりますよね。
産後は一般的に痩せやすいとはいえ、やはり限度があります。
結論を言ってしまうと、
摂取カロリーが消費カロリーをオーバーしている場合は痩せられません。
そうは言ってもわき出てくる食欲を抑えられず、好きなように食べてしまう。
産後のお母さんは生活環境や自分の身体が激変します。
母乳を作ったり、小さな赤ちゃんのお世話やストレスなどで、
食欲は爆発的に沸いてくることもあるんです。
しかし妊娠前の体型に戻していくためには、
暴飲暴食は避けるように心がけましょう。
バランスの良いメニューと食事量が産後痩せには大切なんですね。
産後すぐの食事は沢山食べて大丈夫?太らない?
「産後はどんどん体重が落ちて痩せられる!」
「沢山食べても母乳で育てていると太らないよ!」
そんな話を聞いた事はありませんか?
私も3人の子供を出産した母親ですが、
自分の母親や祖母からもこのように聞いていました。
そして毎回どうしようもない食欲に悩まされましたが、
食べ過ぎなんて気にもしていませんでした。
運良く3回とも元の体重に戻すことができたのですが、
全ての女性がそうとは限らないようです。
理由としては
- カロリーオーバー
- 骨盤の歪み
- 運動不足
- 不規則な時間帯での飲食
- 女性ホルモンの乱れ
などがあります。
産後の女性は身体のリズムや体型の変化によって痩せづらい場合があります。
本来なら減っていかなければならない体重が減らず、
産後の食欲にまかせて食べすぎてしまえば、
体型を戻すどころか更に太ってしまうこともあるのです。
産後の食事で食べてはいけないものはあるの?
出産という大きなイベントを終えたお母さんの身体は、
交通事故でいうと全治8カ月にもなる大ケガの状態だそうです。
産褥期にしっかりと身体を元に戻していくためにも、
そして母乳で育てている場合にも、
気をつけて食べたい食べ物があるんです。
生野菜や冷たい食べ物
産後の体型を戻したいと生野菜ばかりを大量に食べてしまうのはNGです。
生野菜の取りすぎは身体を冷やしてしまいます。
冷たい食べ物の取りすぎは産後の肥立ちが悪くなりますし、
冷えによって母乳の出が悪くなることもあります。
カフェイン
妊娠中もカフェインは避ける食べ物でした。
胎盤を通して胎児の成長や脳に悪影響があるためです。
脂っこい食べ物
脂肪分の多い食べ物は血液がドロドロになり、
母乳の味が悪くなってしまいます。
赤ちゃんも飲みにくくなります。
味に敏感な赤ちゃんだといつもより飲まなかったり、
のけぞって大泣きしてしまうことも…。
粘度の高い母乳では乳腺が詰まりやすくなり、
乳腺炎を起こしてしまう場合があります。
餅
高カロリーで糖質が多い餅は母乳がベタつきます。
高カロリーであるため、母乳が過剰に作られてしまうことも。
産後間もなく母乳が軌道に乗っていない場合や、
赤ちゃんがまだ少量しか飲めない時期には気をつけたい食べ物です。
母乳がおっぱいに残っていると詰まってしまったり、
シコリができてしまい乳腺炎などのトラブルの元になります。
私は「母乳をたくさん作るためには餅!」
とかなり姑さんや母親に食べさせられました…。
乳腺炎とまではなりませんでしたが、
おっぱいが「これでもか!」とカチカチに張って勝手に噴き出す程で、
とても苦しかったです。
産後の食事をする上での注意点は?痩せるためのコツはある?
産後の食事は体型を戻すためにも、
また赤ちゃんが美味しく飲める母乳を作るためにも、
バランスの取れた内容で規則正しく取れると良いですね。
洋食と和食では和食の方が産後の身体に良いそうです。
和食は脂質や糖分控えめで、食物繊維もたくさん摂取できます。
更に高タンパク低カロリーでるため産後の身体には良いことづくめですね。
質の良い母乳を作りつつ痩せやすい、和食中心の食事がオススメです。
また母乳で育てていると赤ちゃんが美味しく飲めるように、
食事のバランスにも気をつかうようになってきます。
痩せやすい身体の状態になりますし、赤ちゃんも嬉しいですよね。
そして産後歪んでしまった骨盤を元の位置に戻すということも大事です。
骨盤が正しい位置にないと骨盤周りの血流が悪くなってしまい、
カロリー消費がうまくいかなくなってしまいます。
せっかく食事に気をつけても、カロリー消費が少ないと痩せづらいんですよ。
骨盤ベルトであれば手軽に自分で骨盤を矯正することができます。
骨盤ベルトは苦しいですし、長く身につけているのは大変ですが、
頑張ってやってみましょう。
まとめ
産後はちょっとした気づかいで痩せやすかったり、太ってしまったり。
産後に食欲が止まらず食べすぎてしまう時もありますよね。
体調変化が大きい産後には、
規則正しく食事をしたくても抑えきれない食欲もあるんです。
そんな時、私は食べたい物を好きなように食べることも大事だと思います。
思うように痩せられなくても、
ストレスが溜まりすぎてしまう方が自分にも赤ちゃんにも良くありませんよ。
大切なのはあなたが楽しく健康的に育児を楽しめているかどうかという事です。
今は難しくても赤ちゃんが少し大きくなってあなたの体力が戻る頃、
軽い運動などを始めたりしてゆっくり体型を戻しても遅くはありません。
食欲や体型もおおいに気になるところですが、
まずはストレスを溜めず育児を楽しんでくださいね。