観葉植物を置くだけでお部屋の雰囲気が変わりますよね。
また、緑を目にすることで、癒しの効果もあります。
しかし同時に、コバエなどの虫が寄ってくるという、
問題も発生してしまいます。
コバエは一匹だけでなく、大量に発生しますので、
できれば事前に対策をして、寄り付かないようにしたいものです。
そんなコバエ対策の一つとして、
観葉植物を外に出さないという方法があります。
植物は日光に当てた方が、良く育つイメージがありますよね。
しかし外に出すことで、虫が寄ってきやすくなるのです。
ベランダや庭など、外に出している間に、コバエを中心とした、
さまざまな虫が寄り付く可能性があります。
虫は葉だけでなく、茎や土などにも寄り付きます。
一度付いてしまうと、追い払うにも苦労しますし、
観葉植物に虫が付いていることを知らずに、
再び部屋の中に戻してしまうことも考えられます。
このような最悪な事態を防ぐためにも、
観葉植物は外に出すのは避け、室内で管理するようにしましょう。
室内の日当たりの良い場所で日光浴をさせるといいですよ。
もう一点、水やりの際に気を付けて欲しいことがあります。
水やりをすると、鉢の下にある受け皿に水が溜まりますよね。
その溜まったお水をそのまま放置しておくことも、
コバエが寄ってくる原因の一つです。
コバエは水分が多い場所を好みます。
鉢の下に水が溜まっていると、そこに卵を産む可能性があります。
コバエの大量発生を防ぐためにも、受け皿に水が溜まったら、
すぐ捨てるようにしましょう。
観葉植物用虫除け剤でコバエ退治!米酢・唐辛子・ニンニクで作れる!
コバエは殺虫剤や農薬だけでなく、
家にあるものを使っても駆除することができます。
家にあるものを使っても駆除ものの一つに、
米酢・唐辛子・ニンニクを使った、手作り虫除けスプレーがあります。
この手作り虫除けスプレーは、虫が嫌いな成分を含んでいるので、
コバエも観葉植物に寄り付かなくなりますよ。
では、作り方をご紹介しますね。
用意するもの
・米酢…500ml
・唐辛子…10本
・ニンニク…2~3片
・ガラスの保存容器…800ml前後
作り方
①ガラスの保存容器に米酢を入れます。
②唐辛子のヘタを取り、米酢がよく漬かるようにします。
唐辛子の種も取りましょう。
③ニンニクの皮をむき、包丁で押して潰します。
④準備した唐辛子とニンニクを、
米酢が入っている保存容器に入れます。
⑤この状態で1~2ヶ月漬けて完成です。
出来上がった手作り虫よけ剤の原液は、
そのまま使うのではありません。
水で薄めたものをスプレー容器に移して使います。
スプレー容器を用意して、そこに水300~350mlを入れ、
原液を約1~2ml入れて、良く振って混ぜます。
この手作り虫除けスプレーを、観葉植物全体にスプレーします。
葉の表面だけでなく、葉の裏や土もしっかりスプレーしましょう。
こうすることで、コバエや虫が寄り付かなくなります。
予防策としてはバッチリですね。
殺菌効果の高いお酢と、虫が大嫌いな唐辛子とニンニクの臭い、
この三つの力でコバエ撃退になります。
原液が出来上がるまでは、1~2ヶ月と時間がかかります。
虫が発生しやすい梅雨前などに作っておくといいでしょう。
観葉植物コバエに効く薬剤は?業務用コバエジェットはノズルが便利!
すでにコバエが発生し、観葉植物に付くなどして困っている、
そんな方には即効性が高い薬剤が便利です。
コバエに効く薬剤といっても、たくさんの種類が販売されているので、
どれを使ったらいいのか迷いますよね。
そんなときにおすすめなのが、『業務用コバエジェット』です。
こちらはスプレータイプの薬剤で、使用方法も簡単です。
また、即効性があるので、すぐにコバエを退治できちゃいます。
狭い隙間にも使えるようにノズル付きです。
排水溝などのコバエが発生しやすい場所って、
スプレーしづらいですよね。
そんな狭い場所でも、ノズルを取り付ければ、
上手にスプレーできるので助かりますよ。
観葉植物のコバエ対策にはもちろんのこと、
キッチンや洗面台などに発生するコバエにもバッチリです。
使用する際は、観葉植物に直接吹きかけることはせず、
周辺で使用するように気を付けましょう。
直接吹きかけることで、コバエには効果がありますが、
観葉植物自体傷んでしまいます。
そのため、少し離れたところで使用しましょう。
観葉植物コバエ対策に赤玉土?火山灰由来の弱酸性の土が予防になる!
観葉植物を育てるにあたって、基本となる『土』も大切ですよね。
土の種類によっては、コバエ対策にもなるんですよ。
なかでも、『赤玉土』と呼ばれる、園芸用に適した土があります。
赤玉土は、関東平野の火山灰の赤土を使っていて、弱酸性なので、
数多くの植物に適しているといわれています。
火山灰からできた土なので、
コバエが好むような土の栄養分がほとんどありません。
そのため、赤玉土は虫がつきにくい土といわれています。
室内で育てる観葉植物には、最適の土といえますね。
必要な養分が足りないのでは?と気になる方は、
肥料を少し混ぜて使うことをおすすめします。
その際は、赤玉土を表面に敷くことで、
コバエが寄り付くことを防止できます。
赤玉土を表面5㎝ほどに敷いておくことで、
コバエが卵を産み付ける心配もありません。
赤玉土を使った方法は、ほかのコバエ対策と、
組み合わせて行えるのでおすすめですよ!
観葉植物コバエ予防は最初からコバエが嫌う土とコバエバリアを使う!
コバエは一度発生してしまうと、次々に現れます。
大量に発生し、観葉植物についたコバエを退治するのは、
大変ですよね。
そうなる前に予防をしておくと良いでしょう。
コバエ予防はまず、観葉植物の土がポイントです。
土はさまざまな種類がありますが、
虫やコバエが嫌うタイプの土を使用することです。
コバエが嫌う土には、先ほどもお伝えした『赤玉土』があります。
ほかには、『鹿沼土』、『バーミキュライト』などの土も、
コバエを寄せ付けないタイプです。
このような土は栄養分がほとんどないので、
虫が付いてもエサを食べることができません。
もう一つのおすすめは、『コバエバリア』という、
天然成分のスプレーを使うことです。
コバエバリアは殺虫剤と違って、天然発酵のアルコールと、
天然成分で作られていて、100%食品成分なので安心ですね。
これをシュッとスプレーしておけば、
コバエを寄せ付けません。
コバエの卵や幼虫にも効果がありますので、
見つけたらシュッと一吹きしておけば、
発生予防になるでしょう。
安心の食品成分でできたスプレーなので、
観葉植物への影響も気になりませんし、
キッチンなどにも気軽に使用できます。
また、除菌と消臭効果もありますよ。
こうして、最初からコバエが嫌いな土を使ったり、
コバエバリアをスプレーするなどして、コバエの発生を抑え、
予防しておくことは大切ですね。
観葉植物コバエには水没作戦も?鉢を水没させ浮いた卵・幼虫を除去!
コバエの撃退には意外な方法があります。
それは、観葉植物の鉢を丸ごと水に浸し、
コバエを除去させる方法です。
鉢を水没させるなんて、ずいぶん大胆ですよね!
本当に大丈夫なのかな?と驚いてしまいますが、
こうすることで、鉢に潜んでいるコバエや卵、
幼虫を一気に死滅させることができるのです。
殺虫スプレーをまく方法以外で、
コバエを一気に退治するのは難しいですが、
この水没作戦も効果的なんです。
では、鉢の水没の仕方についてお伝えしていきますね。
用意するもの
・観葉植物の鉢よりも大きいバケツやたらいなど
・コバエの卵や幼虫などをすくうための網
水没の仕方
①大きめのバケツなどに水を張って、鉢全体を沈むようにします。
ゆっくり沈めることで、水は飛び散りません。
②鉢をしばらく水に浸しておきます。
水に浸す時間の目安は10~15分ほどです。
③時間が経ったら、土や葉などに潜んでいた、
コバエの幼虫や卵が浮き上がってくるでしょう。
④浮き上がったものは、網ですくって取り出します。
⑤捨てる際は、新聞紙やいらない紙などにくるみ、
ビニール袋に入れ、出れないようにしっかり封をしましょう。
こうすることで、鉢に潜んでいる幼虫や卵を、
除去することができるでしょう。
卵や幼虫と言っても、かなり小さめなので、
目ではっきりと確認するのは難しいかもしれません。
しかし、ホコリやゴミのように浮き上がってくるはずなので、
それをすくい取って捨てればOKです。
水没作戦は意外かもしれませんが、
コバエの元である卵や幼虫を一気に除去できるので、
試してみることをおすすめします。
観葉植物コバエの卵は鉢土表面に!2~3cm取り除き赤玉土を足す!
コバエは観葉植物の土に卵を産むことがあります。
なぜわざわざ観葉植物の土に卵を産むのか、不思議ですよね。
原因は土にあります。
土には虫が好む栄養素が入っています。
エサとなる栄養が目的なので、コバエは観葉植物を狙って、
まとわりつくのです。
そして土に産卵し、さらにコバエが増えてしまうのです。
そのため、何度かお伝えしましたが、
コバエを寄せ付けない土にすることが、
対策の一つになります。
コバエは観葉植物の土の表面から2~3㎝の場所に、
卵を産むといわれています。
そのため表面の土だけ、栄養分のない無機質な土に、
替えてしまいましょう。
コバエが産卵しやすい土の表面2~3㎝を取り除いてから、
その部分に赤玉土を足します。
ちょっと心配だという方は、5㎝ほど足してもOKです。
こうして表面だけ無機質な土に替えることで、
コバエを寄せ付けず、産卵も防ぐことができます。
観葉植物コバエの忌避剤にピレスロイド!忌避&追い出し効果がある!
コバエの忌避剤の中には、『ピレスロイド』が入っています。
ピレスロイドという成分名は、
ほとんどの方は聞いたことが無いかと思います。
この成分の特徴は、嫌がって虫が近づかないという、
忌避効果があることです。
そして同時に、虫の追い出し効果もあるんですね。
どちらも観葉植物のコバエ対策には、バッチリではないでしょうか。
そして何よりも即効性があり、安全性も高いです。
忌避剤はたくさんの種類が販売されていますが、
ピレスロイドが入ったメジャーな商品の中に、
『キンチョール』があります。
コバエだけでなく、ハエや蚊などにも効果的ですよね。
ピレスロイドは体に悪いのでは?と思うかもしれませんが、
虫に害はあっても、人間にはないので大丈夫です。
空気や光、熱などに触れたことによって、
その成分は分解され自然に消えていきます。
そのため、ピレスロイド入りの殺虫スプレーをまいても、
ちゃんと消えていくので安心ですよ。
環境にも優しい殺虫剤です。
ピレスロイド効果でコバエを駆除し、
大切な観葉植物を守りたいですね!
まとめ
観葉植物にコバエが寄り付くのを防ぐ方法として、
外に出さないこと、受け皿の水は溜めないこと、です。
家にある材料を使い、手作りスプレーができます!
米酢・唐辛子・ニンニクがある方は、ぜひ作ってみましょう。
『業務用コバエジェット』は、即効性があり、使用方法も簡単です。
発生したコバエをすぐに駆除したい方に、おすすめの薬剤です。
火山灰を使用した『赤玉土』は、栄養分がほとんどないので、
コバエを寄せ付けません。
コバエ予防として、最初からコバエを寄せ付けない土を使うこと、
『コバエバリア』という、天然成分入りスプレーをまくことです。
鉢ごと水に水没させ、土などに潜むコバエの卵や幼虫を、
除去する方法もあります。
コバエは土の表面に産卵するので、
表面を赤玉土など、無機質な種類に替えましょう。
忌避剤には『ピレスロイド』です。
忌避と追い出し、ダブルの効果があります。
予防と除去で、コバエから大切な観葉植物を守りましょう!