UberEatsの配達員の収入には、注意しておくべき点があります。
UberEatsの配達員の収入は、『事業収入』、『雑収入』に分類されるます。
通常、飲食店などのアルバイトで貰える収入は『給与』であり、
UberEatsの配達員とはシステムが違います。
配達員はあくまで業務委託契約であり、UberEatsに雇われているわけではありません。
ですので、配達員として得られる収入は、給与というより報酬といった方がいいでしょう。
しかし、ここで扶養について気を付けてほしい事があります。
それは、『給与』と『事業収入』では扶養が外れる金額のボーダーラインが違うという事です。
配偶者と子供で少しルールは違いますが、
『103万円の壁』は耳にした事がある人もいるでしょう。
ですが、この金額は給与の場合です。
事業収入の場合はこの上限の金額が違ってきます。
例えば学生や配偶者の扶養に入っている人がUberEatsの配達員で報酬を貰っている場合、
扶養内で収まるための上限は48万円です。
給与も事業収入も1年間の合計所得での計算ですが、
48万円だと1か月4万円以上稼いでいる場合、
扶養控除が受けられなくなる可能性があります。
もしあなたが扶養に入っていてこれからUberEatsの配達員を始めたいとお考えなら、
家族としっかり話し合いをしてからの方がいいでしょう。
UberEatsバイトは1件届けていくら?東京エリアで1件1km配達して405円の計算!
配達員の報酬はどうやって計算されるのでしょうか?
そもそもUberEatsの配達員は1件配達を完了させるごとに報酬が発生するシステムなので、
時給などではありません。
さらに、配達エリアによっても異なりますが、1番報酬が高い東京で1件につき約400円です。
最近UberEatsはどんどんサービス展開をしていますが、
やはり稼ぎやすさは東京が1番だそうです。
人口も多く、加盟店が密集しているエリアは激戦区でもありますが、
効率よく稼ぐには1番適しているでしょう。
約400円というのはあくまでベースで、
注文が多くなるランチタイムや雨の日などに配達をすると、
インセンティブとして上乗せされる事もあります。
例えば初心者が東京エリアで1日8時間稼働したとします。
初心者は1時間に2件配達できれば十分だと言われているので、それで計算してみましょう。
1時間に2件の配達を8時間⇒400×2×8=6400円
あくまで最低限の計算ですので、これにランチ、ディナータイムのインセンティブも含めると、
およそ7000円から8000円といったところでしょうか。
そして、この金額をあなたの経験値や効率でさらに上げられるとしたら?
そう考えると、配達員の報酬は魅力的ですよね。
ちなみにUberEatsの報酬にはサービス手数料として報酬から10%引かれてしまいますが、
この400円は差し引いた後の金額なのでご安心下さい。
UberEatsバイトの口コミは?好きな時間に働けるのが良いが危険な事も多い!
UberEatsで実際配達員として働いている人の口コミはどうなのでしょうか?
やはり1番の魅力は『好きなタイミングで働ける事』でしょう。
決められたシフトは無く、自分のタイミングで稼働と終了ができるのでノルマなどもありません。
動きやすい恰好がベターですが、基本的に髪型や服装も自由です。
ただし配達員としてお客さんに商品を届けるので、
あまり行き過ぎた見た目にならないようにしましょう。
雇われているわけではないので、他のアルバイトと比べると自由度が圧倒的に違いますね。
次に『体を動かしながら働ける』という意見もありました。
配達員の多くは自転車を使っているので、配達中は常に自転車を漕ぐ事になります。
自転車を漕ぐ動きはトレーニングやダイエットに最適なので、
気になる方は始めてみてもいいかもしれません。
他には『地理に詳しくなる』、『報酬は自分の頑張り次第』など、
様々な意見がありました。
その一方で、危ない事やトラブルの可能性もあります。
当然ですが、配達中は周りに気を付けて運転しなければいけません。
配達を急ぐあまり事故を起こしてしまっては元も子もないでしょう。
配達中のトラブルとしては、自転車のタイヤのパンクに悩む人も多いようです。
修理剤を常に持ち歩いたり、レンタルサイクルを活用したりしている人もいます。
他にも、商品の梱包が甘く中身がこぼれてしまったというケースもあります。
バッグが汚れてしまうと配達ができなくなるので、
自分でタオルなどを持参して緩衝材代わりにしている人もいるそうです。
UberEatsの配達員は気軽に始められて自分のペースで働けるのが魅力です。
しかし、業務委託という性質上自分で何とかしなきゃいけないシチュエーションも多くあります。
スタートする前に、しっかり情報を集めておくといいでしょう。
UberEatsバイトの世間の評価は重要?高評価の配達員は安全に利用できる!
UberEatsは、配達員、注文者、そしてお店の三者で評価をし合うシステムを設けています。
一方的ではなくそれぞれが評価する事で、
よりよい配達環境を作ろうというのが狙いかもしれません。
そのため、配達員の評価はお店と注文者からされる事になります。
評価は『良い』『悪い』の2択のみですが、評価は業務にどれだけ影響するのでしょうか?
もちろん高評価をしてもらうに越した事はないですが、
低評価はそれほど気にしなくてよさそうです。
あまりにも低評価が続けばUberEatsから改善を求める連絡があったり、
アカウント停止の恐れがあったりしますが、
そんなケースは稀です。
逆に高評価をされ続けていれば、ヘルメットやバッグを割引で買えるなどの特典があるようです。
低評価を付けられる原因としては、
『配達が遅い』『商品の状態が悪い』『対応、態度が悪い』この3つが多いでしょう。
ただし、『配達が遅い』『商品の状態』は必ずしも配達員の責任とは限りません。
ですので、注文者とのコミュニケーションも大事になってきます。
配達が遅れそうなら事前にメッセージを送っておくなど、
細かい気遣いで評価は違ってくるでしょう。
もし高評価を維持したいと思うなら、
丁寧な対応と清潔感は大事にした方がよさそうですね。
まとめ
ここまでUberEatsの配達員の収入や評価についてご紹介してきました。
配達員の報酬は『事業収入』となり、
扶養に入っている人が働く場合は注意が必要です。
始める前に家族の方などときちんと話し合いをしてからスタートしましょう。
報酬は東京エリアで1件当たり400円程で、最初は1時間に2件配達できればいい方です。
ルートや効率で報酬額は上げられるので、
あなたの頑張り次第で可能性はどんどん広がるでしょう。
配達員の口コミで1番多かったメリットは、やはり『自分のペースで働ける事』でした。
しかし、その裏でトラブルの可能性も絶えないので、
準備や情報収集は念入りにした方がよさそうです。
低評価はそこまで気にしなくても大丈夫ですが、
あまりに続くようなら改善した方がいいかもしれません。
『所詮配達だから』と軽く見ずに、
対応や見た目に気を遣うだけでも全然違うので、試してみて下さい。