社会人になれば、毎日のように着ることになるスーツ。
だけど、さすがに毎日着ていればシワになったり、
汚れ、匂いが気になってきますよね。
とはいえ、小まめにクリーニングに出すのもお金がかかったり、面倒だったり。
そんなあなたに朗報です。
なんと、自宅でスーツを洗濯したり、アイロン掛けする方法があるのです!
スーツを洗濯したり、アイロンをかけたら、傷んだり縮んだりするんじゃないの?
そんな声が聞こえてきそうですね。
でも、ちょっとしたポイントに気を付ければ、スーツにダメージを与えることなく、
洗濯もアイロン掛けもできちゃうのです。
では早速、その方法と気を付けるポイントを見ていきましょう!
スーツを自宅で洗濯する方法!洗濯後のアイロン掛けのやり方とは?
スーツのタグをよく見ると、
洗濯やクリーニングに関して色々なマークが付いていることが分かります。
なので一見、スーツは洗濯やクリーニングにはかなりシビアな気がしますが、
極端な話、注意するべきポイントを押さえていればどんなスーツでも洗濯できます。
その注意するべきポイントとは、色落ちです。
洗濯する前に、スーツの裏の目立たないところに、洗濯洗剤を一滴たらしてみてください。
数分後、そこをかわいた布で拭き取ってみて、布に色が移らなければ、
そのスーツは洗濯できます。
ただし、色落ちの心配が無くても、ほつれや破れがある場合は、洗濯はやめましょう。
洗濯することで、その部分を中心に傷みが広がる場合があります。
さあ、スーツを洗濯します。
まず、中性の洗濯洗剤と、
スーツを2つ折りか3つ折りくらいで入れられる、大きめの洗濯ネットを用意します。
それ以上に折ってしまうとスーツにシワがよりやすいので注意してください。
スーツの上着の前ボタンと、ズボンのファスナーを閉めて、
それぞれ洗濯ネットに入れます。
水流が選べる洗濯機の場合、水流を最弱にして洗濯します。
もしも水流が選べなければ、洗面器やタライに中性洗剤を入れて手洗いにしましょう。
洗濯機によっては脱水まで行うものもありますが、
脱水に入る前に洗濯機を止め、
スーツを広げてタオルを押し当てるようにして乾かしましょう。
乾かしたら、幅広のハンガーにかけて陰干しします。
半乾きくらいになったら、いよいよアイロン掛けをします。
この状態が一番アイロンが掛けやすいです。
洗濯後のスーツのアイロン掛けは、当て布をしっかりとしてください。
アイロン掛けによる型くずれが防げます。
全体のアイロン掛けが終わったら、すぐにまた幅広のハンガーにかけて、
室内に吊るしてください。これでスーツの洗濯とアイロン掛けは終了です!
スーツのシワ伸ばしをアイロンで!綺麗にシワを伸ばす方法を紹介
会社員にとっては、普段着よりも着ている時間の長いスーツ。
1日着ていると、それだけでシワが寄ってしまいます。
洗濯まではいかないまでも、アイロンでシワ伸ばしだけでも出来れば、
翌日シャンしたスーツを着ることが出来ますよね。
アイロンでスーツのシワ伸ばしをする際は、
必ずスチームアイロンを使ってください。
また、スーツの素材によって温度を変える必要があり、
- 綿や麻は180〜200℃、
- アクリル、ナイロンは110〜130℃
- ウールには140〜160℃
を目安にして当ててください。
スーツのアイロン掛けで最も注意して欲しいのは、折り目です。
ズボンや、上着のえり、肩、袖の折り目は、間違えると変なクセがついてしまい、
型くずれの原因になります。
元々の折り目の形を崩さないよう、
アイロンの先の方で、力を入れずに押し当てるようにして折り目をつけていきます。
上着のえりは、裏側から生地の真ん中を引っ張るようにしてアイロンを掛け、
生地が温かいうちに両手でえりのラインを決め、
その折り目にそって優しくアイロンを当てていきます。
肩や袖は、アイロン台に上着を着せるようなイメージでかけて、
手で支えながら元々のラインを崩さないように当てていきます。
肩のラインは特にくずれやすいので丁寧に掛けてください。
また、腕から袖口はついついアイロンをスーッと滑らせてしまいがちですが、
ここは一番折り目が崩れやすい場所なので、
とにかく優しく丁寧に当ててください。
折り目がつけられたら、アイロンを滑らせるようにしてシワを伸ばしていきます。
くたびれたスーツのアイロン掛け!のりを使ってパリッとした状態に!
外回りが多かったり、何日も着ていると、
スーツがクタクタになって、ハンガーにかかっている姿も辛そう…。
スーツがくたびれているのは、よく働いた証。
ですが、やはりそんなスーツを着て朝出ていくと、仕事にも気分が乗りませんよね。
スーツをパリッとさせるアイテムとして、おそらく誰もが想像するであろう、「のり」。
のりを使ってアイロン掛けすれば、
くたびれたスーツもパリッと気持ちよく着られます。
ですが、意外と多くの方が、正しいのりの使い方を知らないのです。
アイロン掛け用ののりとして有名なのが、霧吹きタイプののり。
アイロンを掛ける前にコレをシュッとひと振りすれば、パリッとした仕上がりになります。
ですが、このスプレーを、スーツに近いところで振ってはいませんか?
スーツの近くにスプレーすると、一点に濃いのりが固まってしまうため、
スーツ全体をパリッとさせられません。
スプレーの説明書にも、20cmほど離してスプレーと書かれています。
スプレーした液体が空中でフワッと散って、
スーツ全体にゆっくりと振りかかるくらいの距離がベストです。
また、のりを付けたスーツはアイロンの当てすぎに注意しましょう。
アイロンを強く当てたり、長時間当て続けると、
のりが固まって焦げ付いてしまうことがあります。
のりを付けたスーツは、手早くサッとアイロン掛けするようにしましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
注意点がたくさんあったかと思いますが、
逆にコレさえ押さえていれば、家でスーツの手入れが出来てしまうのです。
これらのポイントにしっかり注意して、
みなさんもパリッとしたスーツで気持ちよく出社してくださいね。
それと、やはり数ヶ月に一度はクリーニングに出した方が、
スーツも長持ちします。
面倒くさがらずに、たまにはクリーニングしてあげてくださいね。