和食を作る際に欠かせない調味料の一つに、鰹節があります。
鰹節で取った旨味たっぷりのだしは、煮物やうどん、
お吸い物などの和食料理には欠かせませんよね。
鰹だしについては離乳食初期から使うことができます。
調味料で味付けができない初期でも、
鰹だしを使えば旨味がプラスされます。
野菜やお粥に混ぜれば美味しさがアップするでしょう。
では、鰹節はいつから取り入れることができるのかといいますと、
離乳食中期からです。
月齢では7〜8ヶ月頃になりますね。
鰹節は粉末状にしてお粥や野菜など、ほかの食材に混ぜたほうが、
赤ちゃんは食べやすくなります。
そのまま食べられるようになるのはいつからか気になりますが、
細かくしたものは完了期からOKです。
まれにアレルギーが発症することがあるので注意しましょう。
初めて鰹節を食べさせる時は少量にし、
赤ちゃんの様子に異変がないかをチェックしてくださいね。
鰹節の保管方法にも注意が必要です。
密封性の高い袋や容器に入れて保存しましょう。
鰹節が入った袋を輪ゴムで留めて常温保存すると、
ダニが発生することがあります。
もし知らずに食べてしまった場合、
ダニアレルギーを発症してしまう恐れもありますので、
保存方法には十分気をつけましょう。
保管場所は冷蔵庫がおすすめです。
離乳食の削り節を使いたい!いつから食べさせても安心できる!?
かつおの風味がたっぷりの削り節は、
お好み焼きやおひたしなどに最適な食材ですよね。
和食に少しプラスするだけで、料理がぐっと美味しくなるでしょう。
かつおだしはいつからでも離乳食に取り入れられますが、
削り節はどうなのか気になりますよね。
削り節はいつから使えるのかといいますと、
冒頭でもお伝えしましたが、離乳食中期からです。
7〜8ヶ月頃になったら、
細かく砕いて粉末状にしたものを与えることができます。
削り節そのままの状態では、
パサパサして赤ちゃんの喉に張り付いてしまう恐れがありますので、
必ず粉末状にしてください。
お粥や野菜のペーストなど、ほかの食材と混ぜてあげると風味づけにもなり、
赤ちゃんも食べやすくなるでしょう。
削り節を自宅で簡単に細かくする方法をお伝えしますね。
削り節を自宅で簡単に細かくする方法
①削り節ひとつまみをペーパータオルに乗せて、
電子レンジで約1分加熱します。
②ペーパータオルで削り節を包み込んでからそのままひねり、
優しく揉めば粉末状の削り節が完成です。
削り節はアレルギーの心配もあるので最初はごく少々から、
様子を見ながら始めましょう。
また、与える量についてですが、
赤ちゃんの成長によって変わります。
離乳食中期で一回あたりの目安量は、
ひとつまみから大さじ1/2杯です。
離乳食後期・完了期の一回あたりの目安量は、
大さじ1/2から大さじ1になります。
あくまでも目安量なので、メニューによって、
与える量は調整しましょう。
かつおが原料の削り節は塩分が少なく、タンパク質が豊富です。
そして脂質は少ないので、離乳食にうってつけの食材なんですよ。
鉄分も多く含まれていて、クセもなく赤ちゃんも食べやすいです。
鉄分が減少してくる離乳食後期には特におすすめの食材ですね。
和食に長芋を使いたい!我が子の離乳食にはいつから使えるの!?
和食に多く使われる長芋は、さまざまな調理ができます。
カットやすり下ろし、焼いても煮ても、
生でも食べることができる、栄養も豊富な優秀野菜です。
そんな栄養たっぷりの長芋を、
健康のために赤ちゃんにも食べさせたいと考えるママもいるでしょう。
離乳食ではいつから使えるのか気になりますよね。
赤ちゃんが長芋をいつから食べていいのかですが、
それは離乳食後期以降からです。
ただし、必ず加熱してから与えましょう。
生のままはNGです。
長芋は大人でも食べたり触れた時に、
口元や肌がかゆくなったり赤くなることがありますよね。
なので、赤ちゃんもそのまま食べると刺激が強いので、
必ず加熱が必要です。
初めて食べさせる時は特に、口周りに付かないように注意してあげましょう。
最初はひとさじあげて様子をみてあげるといいですね。
後期はすり下ろしてから調理する方法がおすすめです。
完了期にはすりおろす以外にも、薄めにカットしてから焼けば、
サクっとして食べやすいでしょう。
すりおろす時は皮を厚めにむいて、
酢水に約10分漬けてアクを抜きます。
その後、すり下ろし金を使ってすり下ろしましょう。
すりおろした長芋は、ほうれん草などと混ぜて煮込んだり、
完了期にはカボチャなどと混ぜ、お焼きにするのもおすすめです。
便利で簡単だけど塩分が心配!離乳食にほんだしはいつから使える!?
お味噌汁や煮物など気軽に作りたい時は、ほんだしが便利です。
一からだしを取る手間が省けるので、
自宅に常備しているママも多いことでしょう。
そんな便利調味料のほんだしは、
離乳食ではいつから使えるのでしょうか。
ほんだしはいつから使って良いのか、明確な基準はありませんが、
離乳食期の間は使わず、大人と同じ食事が食べられるようになってから、
という意見が多いです。
大人の食事には簡単で美味しく感じるほんだしですが、
赤ちゃんには塩分が心配ですよね。
塩分が気になるなら薄めればいいのではと考えがちですが、
薄めても塩分量はゼロになりません。
一度使ってしまったくらいなら問題ありませんが、
常用して濃い味に慣れてしまったら、健康にもよくありませんよね。
市販のだしを使いたい場合は、食塩や添加物不使用の、
赤ちゃん用のだしを活用しましょう。
パパとママも大好き!離乳食にほっけはいつから食べても大丈夫!?
離乳食初期の後半から、豆腐や魚も少しずつ食べられるようになります。
初期は白身魚からスタートしますよね。
焼き魚で人気のほっけですが、
赤ちゃんはいつから食べても大丈夫なのでしょうか。
ほっけは白身魚に分類されますが、
ひらめや鯛などあっさりした魚に比べて、やや脂質が多いです。
離乳食ではいつから食べられるのかといいますと、
離乳食中期の7〜8ヶ月からです。
できれば塩分が入っていない生のほっけが推奨されます。
しかし、北海道以外で生のほっけを店頭で見かけることは、
ほとんどないかと思います。
それは、脂分によって傷みやすいからなんですね。
そのためほっけは一般的に、開きやみりん干しで販売されていることが多いです。
しかし、ほっけの開きは塩分が多いため、
離乳食期にはあまり食べられていません。
使いたい場合は熱湯をかけて塩抜きし、
お粥や野菜に混ぜて使いましょう。
皮と骨をしっかり取り除くこともお忘れなく!
塩抜きの方法は次のとおりになります。
ほっけの塩抜きの方法
①ほっけの開きを焼いて身をほぐします。
②ほぐしたほっけに熱湯をかけ、約5分浸しておきます。
③約5分経ったらザルに上げて水気を切りましょう。
離乳食中期に食べられるほっけの1回あたりの量は、10〜15gです。
豆腐の固さがベストですね。
最初はひとさじあげて様子をみてみましょう。
よく焼きほぐして塩抜きしたほっけを、普段のお粥にまぜるだけで、
ほっけの風味が増して美味しくなりますよ!
離乳食の汁物に追加!味噌汁はいつから食べさせることが出来る!?
味噌は大豆で作られているためタンパク質が多く、
発酵作用によってアミノ酸やビタミンも多量に作られます。
とても栄養価の高い食材ですね。
そんな味噌を使った味噌汁は、
私たちの食生活には欠かせないものでしょう。
赤ちゃんには離乳食の汁物として、
いつから味噌汁を食べさせることができるのでしょうか。
赤ちゃんの健康を考えたら、ぜひ食べさせてあげたいですよね。
味噌汁はいつからOKかといいますと、
離乳食後期から取り入れることができます。
なぜなら、味噌を使えるようになるのが離乳食後期だからです。
初期や中期は味付けが必要ないので調味料は使いませんよね。
離乳食は後期から風味づけ程度に味付けが可能になります。
味付けのために使う最初の調味料として、
味噌と醤油はおすすめです。
味噌を選ぶポイントは、シンプルな素材であることです。
大豆、コメ、塩、といったものでOKです。
だし入りは避けましょう。
栄養たっぷりの味噌ですが、赤ちゃんに味噌汁を食べさせる場合は、量にも注意が必要です。
味噌の量は、離乳食後期で0.5g(小豆1/2粒ほど)、
離乳食完了期で0.8g(小豆1粒ほど)を目安にしましょう。
味噌汁の味はほんのり風味がするくらいでOKです。
ひとさじから始めてみてくださいね。
だしを使う場合は市販のほんだしは使用せず、
かつおや昆布だし、もしくは赤ちゃん用のだしを使いましょう。
離乳食にもめんつゆを使いたい!いつからどれくらい使ってもいい!?
めんつゆはうどんやそば、そうめんだけでなく、
煮物や炒め物など幅広く使える万能調味料です。
自宅に1本あれば、さまざまな料理に使えて助かりますよね。
離乳食ではいつから使えるのか気になっているママも多いでしょう。
めんつゆを使えたらメニューの幅もぐっと広がりそうですよね。
そんなめんつゆですが、いつから離乳食に使ってもいいのでしょうか。
めんつゆは、離乳食後期の9〜11ヶ月頃から使用できます。
しかし、大人と同じような濃さでは塩分が多すぎるので、
赤ちゃんに与える場合は、大人が使う濃さから更に5倍ほど薄めて使用しましょう。
めんつゆは、しょうゆ、みりん、砂糖、塩、だしなど、
さまざまな原材料が含まれている大人向けの調味料です。
なので初めて与えるときは、ひとさじからスタートしましょう。
原材料にアレルギーになる素材が含まれているかもしれないので、
最初は慎重に、赤ちゃんの様子をみながらあげてみましょう。
できれば無添加、または食塩の量が少ないめんつゆを選ぶと安心ですね。
そうめんやうどん、野菜や豆腐を入れた汁物など、
赤ちゃんが食べ慣れた食材を使って調理してみましょう。
少しレベルが高いかも…離乳食に焼き魚は早い!?いつから食べてもいい!?
ご飯が進む焼き魚は、和食の王道メニューです。
離乳食に焼き魚はまだ早いかなとお考えかもしれませんが、
いつから食べてもいいのでしょうか。
焼き魚といえば、鮭、ほっけ、さんま、サバなど、
種類も豊富ですよね。
少しレベルが高そうな焼き魚ですが、
離乳食ではいつからOKなのかといいますと、中期〜後期頃からです。
初期は白身魚のみ、中期は赤身魚も可、後期は青魚も可、
といったように、月齢によって食べられる魚の種類も異なるので気をつけましょう。
離乳食期には塩分が含まれた干物や塩焼きは、
まだ積極的にあげない方がいいといわれています。
先ほどお伝えしたほっけの開きなど、
塩分が含まれた焼き魚を使う場合は、塩抜きが必要です。
ほぐして塩抜きしたものを、お粥や野菜などと混ぜてあげましょう。
また、サバなどの青魚はアレルギーが発症することもありますので、
食べさせる際には注意が必要です。
本格的な焼き魚はハードルが高いと感じられるなら、
お刺身を使ってみましょう。
お刺身なら1食分をフライパンやトースターで、
時間をかけずに焼くことができますよ!
ただ、お刺身は鮮度が落ちるのが早いので、
その日のうちに使い切るようにしてくださいね。
まとめ
かつおだしは離乳食初期から使えますが、
鰹節(削り節)は、離乳食中期の7〜8ヶ月頃から、
取り入れることができます。
粉末状に細かくしてお粥や野菜に混ぜると食べやすくなりますよ。
密封して冷蔵庫で保存するのがおすすめです。
長芋は離乳食後期以降から食べられます。
必ず加熱してからあげましょう。
ほんだしは塩分が多いので、離乳食期には食べさせない方が多数です。
鰹や昆布、赤ちゃん用だしがおすすめです。
ほっけは中期から食べられますが、
塩分の多いほっけの開きは、塩抜きしてからあげましょう。
味噌汁は調味料が使える後期から食べられます。
濃さは風味づけ程度でOKです。
めんつゆも後期から使えますが、大人が使う味よりも、
5倍ほど薄めて使いましょう。
最初は食べ慣れた野菜などを入れるのがおすすめです。
焼き魚は中期〜後期頃から食べられます。
カットしたお刺身は塩分もなく、簡単に焼くことができて、
1食分ずつ作れるのでおすすめですよ。