離乳食はおかゆからスタートし、ほかの食材も徐々に増やしていきます。
そして野菜と果物はいつから食べてもOKなのか気になりますよね。
離乳食でも安心して食べられる野菜と果物について、
お伝えしていきますね。
まず、離乳食中でもOKな野菜についてです。
初期から食べられる主な野菜
初期から食べられる主な野菜は次のとおりです。
・ほうれん草・きゅうり・大根・かぶ・にんじん・なす
・ブロッコリー・カリフラワー・トマト・たまねぎ・かぼちゃ
・とうもろこし・じゃがいも・さつまいも・白菜・キャベツ
・オクラ・レタス等
初期から食べられる主な果物
そして、初期から食べられる主な果物については次のとおりです。
・りんご・いちご・桃・みかん・バナナ・スイカ・メロン
・梨・さくらんぼ等
野菜や果物は離乳食でも全てOKというわけではありません。
種類によって食べられる時期も異なります。
細かく刻んだり、種や皮を取ったり、潰したりと、
調理方法もさまざまです。
月齢によって食べられる野菜や果物を把握し、
適切な調理方法を行って、安全な離乳食を食べさせてあげましょう。
離乳食の我が子に生野菜は危険!野菜を食べさせる時の調理法を説明!
レタスやトマト、キュウリなどの生野菜はサラダに欠かせませんが、
離乳食で赤ちゃんが食べるのは危険です。
生で食べるのは避けた方がいいでしょう。
赤ちゃんは体の機能が未発達なので、まだ細菌類にも弱いです。
野菜の保存状態や、調理道具の衛生状態によっては、
お腹を壊してしまう可能性があります。
また、赤ちゃんの消化機能も未発達なので、
繊維が多い生野菜を食べると負担になってしまいます。
歯もしっかり生えていないので、
生野菜を上手に噛むことができません。
このような理由から、離乳食に生野菜をあげることは、
避けた方がいいとされています。
では、野菜を食べさせる時の調理法についてご説明しますね!
基本的には加熱しますが、ただ火を通すだけでなく、
柔らかく煮ることがポイントです。
柔らかく煮てからペースト状にしたり、
ジャム状にしたり、細かくカットしたり、
離乳食の時期に合わせて工夫しましょう。
生で食べることが多い、レタス、キュウリ、トマトも、
加熱を忘れずに。
レタス
レタスは葉先を柔らかく茹でて、
繊維を断ち切るように細かくカットします。
初期は裏ごしするか、すりつぶしてトロトロに、
中期は刻んで粗くすりつぶしてジャム状がベストです。
後期は指でつぶせる柔らかさに加熱し、3~4㎜にカットします。
キュウリ
キュウリは、皮をむいてカットし、加熱してあげましょう。
初期は皮をむいてすりおろし、加熱します。
中期は皮をむいて柔らかく加熱し、粗くすりつぶします。
後期は皮をむいて指でつぶせる柔らかさに加熱し、
5~7㎜にカットします。
トマト
トマトは皮をむいて種を取り、加熱するのが基本です。
初期は、種と皮を取り、すりつぶして加熱します。
中期は、種と皮を取り、粗目にすりつぶして加熱します。
後期は、種と皮を取り、5~7㎜にカットして加熱します。
離乳食中のデザートはフルーツ!消化しやすい調理法を月齢別に解説!
ビタミンが豊富なフルーツは、甘くて離乳食のデザートにもピッタリです。
離乳食用フルーツの消化しやすい調理法を、
月齢別に解説していきますね!
初期(5~6ヶ月)
加熱して裏ごしするのが基本ですが、
フルーツは6ヶ月以降にあげる方がいいでしょう。
すりつぶして裏ごししたり、
果汁を絞ってジュースにするのもおすすめです。
桃や梨、メロンなど甘みのあるフルーツは、
赤ちゃんが食べやすいでしょう。
中期(7~8ヶ月)
この頃も煮るなどして加熱してあげると安心です。
フルーツに慣れてきたら細かくカットして生でもOKです。
さくらんぼは皮をむいて種を取ってあげましょう。
後期(9~11ヶ月)
後期も初めて食べるフルーツは、加熱してからあげた方が安心です。
基本的に1㎝未満にカットします。
熟して柔らかいものを選びましょう。
丸いままのぶどうは喉に詰まる可能性があるので、
皮をむいて種を取り、カットしてからあげましょう。
完了期(12~18ヵ月)
基本的に1㎝前後の角切りにしてあげましょう。
みかんは薄皮をむいたものがいいですね。
離乳食に最適な有機野菜!値段は高くても良い物を食べて欲しい!オススメ5社!
有機野菜は離乳食にも最適です。
多少値段は高くなりますが、品質が良く、何よりも安心ですよね。
赤ちゃんには良いものを食べて欲しいというママに、
離乳食にも最適な、有機野菜のオススメ5社をご紹介しますね!
むつみ屋 旬の無農薬野菜セット 13品
北海道をメインに毎日全国の有機生産者から野菜を入荷し、
玉ねぎ・ジャガイモ・人参と、その他の野菜をバランスよく選んだセットです。
食通信 日本の有機野菜セット9種類
全国約40か所の有機生産者と契約し、
毎日届けられた新鮮な有機野菜9種類を厳選してお届けします。
季節によって旬の野菜が食べられますよ!
江見さん家の野菜BOX
岡山県の有機JAS・自然農法の江見農園から届けられる、
旬の野菜を詰め込んだ、安心安全な野菜セットです。
冷蔵便なので鮮度もばっちりですね。
九州 佐賀県産 園田農園 葉物野菜セット
有機JAS認証を取得している園田農園は、
完全無農薬で栽培しています。
7品2パックずつの有機野菜セットになります。
あわや自然農園 有機無農薬野菜セット
山口県のあわや自然農園から、
10種類以上の有機無農薬野菜が届けられます。
安心安全でとってもお得なセットですよ!
離乳食初期から使える洋梨!完了期まで食べられる簡単オススメレシピ!
シャキシャキとみずみずしい和梨もおいしいですが、
甘酸っぱいジューシーな洋梨もおいしいですよね。
洋梨は離乳食初期から使うことができて、
赤ちゃんでも美味しく食べることができます。
りんごやバナナデビューしたら、
次は洋梨をあげてみてもいいかもしれませんね。
基本加熱して柔らかくしてあげましょう。
そこで、離乳食初期から完了期までの、
洋梨簡単オススメレシピをご紹介していきますね!
とても簡単なので、ぜひトライしてみてください。
離乳食初期
「洋梨ジュース」
<材料>
・洋梨…適量
・白湯…洋梨の2倍
<作り方>
①洋梨をすりおろして加熱します。
②火が通ったら白湯を加えてよく混ぜたら完成です。
離乳食中期
「洋梨のコンポート」
<材料>
・洋梨…40~50g
・水…大さじ3~4
<作り方>
①皮をむいて種を取ったら、7~8㎜角に切ります。
②耐熱容器に約40~50gを入れ、水大さじ3~4杯を入れて、
500Wの電子レンジで約4分加熱します。
③よく混ぜて冷めたら完成です。
離乳食後期~完了期
「洋梨パンケーキ」
<材料>
・洋梨…1/2個
・ホットケーキミックス…100g
<作り方>
①洋梨1/2個の皮をむいて種を取り、すりおろします。
②ホットケーキミックスと混ぜ合わせます。
③フライパンを火にかけ、弱火で両面よく焼きます。
④冷めたら、赤ちゃんが手づかみで食べやすい大きさにカットし、
完成です。
ワーママの強い味方!離乳食に冷凍野菜…解凍しても美味しい秘訣!
野菜を細かくカットしたり、長時間煮込んだりと、
離乳食作りには時間がかかりますよね。
忙しいワーママは、毎日のご飯作りにもゆっくり時間をかけていられません。
そんな時に便利なのが冷凍野菜です。
最近はお弁当のおかずから、麺類や揚げ物など、
数多くの冷凍食品が販売されていますよね。
しかもだいぶ美味しく作られています。
忙しいワーママの強い味方の冷凍野菜は、
解凍しても美味しいんですよ!
冷凍野菜を離乳食に使うことに抵抗ある方もいるかもしれませんが、
実はたくさんのメリットがあるんですよ。
冷凍野菜を使う最大のメリットは、
何といっても時短で離乳食を作れることです。
野菜には一度火が通っているので、煮込む時間などが短縮でき、
忙しいワーママにとっては心強い味方ですね。
冷凍野菜は下茹でされて、皮が剥かれていたり、
カットされていますよね。
すぐに調理できるのも嬉しいですね。
しかも、冷凍野菜は味が染み込みやすく火が通りやすいので、
解凍しても美味しく食べられます。
離乳食でよく使う、ブロッコリーやほうれん草、カボチャも、
レンジで温めるだけでOKです。
また、一度温めた後につぶしたり、細かく切って煮込んでも、
短時間で更に柔らかくて美味しい離乳食が調理できますよ!
日本産の野菜を使って日本で加工したものもありますよ。
また、野菜の価格は天候によって変動します。
不作の年は家庭にも大きな打撃を与えることもありますよね。
そんな状況でも冷凍野菜の価格は1年を通して比較的安定しているので、
安心して購入できるでしょう。
離乳食を食べる我が子にグレープフルーツ!完了期まで待つべき理由!
酸っぱくてジューシーな香りのグレープフルーツ。
ビタミンも豊富で人気のフルーツです。
そんなグレープフルーツですが、離乳食でいつから食べさせても大丈夫なのか、気になりますよね。
グレープフルーツは基本的に、離乳食完了期頃から赤ちゃんが食べてもOKとされています。
なぜ完了期まで待たなければいけないのか、
次のような理由があげられます。
スーパーに並ぶほとんどのグレープフルーツは、
アメリカやアフリカから輸入されています。
ビタミンCも豊富で、風邪予防にも効果的なフルーツですが、
食べるとちょっと苦みがあることも特徴的ですよね。
大人が食べてもそれほど酸っぱさや苦みを感じることはありませんが、
赤ちゃんにとっては苦手な味です。
赤ちゃんは苦みや酸味を受け付けないため、
グレープフルーツは離乳食完了期まで避けた方がいいでしょう。
また、アレルギー症状が出ることがまれにあるので、注意も必要です。
グレープフルーツそのものだけでなく、
農薬でアレルギー反応を起こすこともあります。
海外から輸入されたものは、表面に防カビ・防菌などの農薬が残っていますので、
よく洗ってから調理しましょう。
初めて食べさせるときは火を通したり、
果汁から試してみるといいですよ。
離乳食中の我が子!外出時にも大活躍のバナナはいつから生で食べてもいいの!?
赤ちゃんは食べられる野菜やフルーツが少しずつ増えていきます。
バナナも人気のフルーツの一つですが、
いつから生で食べられるようになるのでしょうか。
赤ちゃんが食べるバナナは加熱してペースト状にしたり、
角切りにカットして煮込んだりしてあげますよね。
そして生で食べられるようになるのは、
離乳食中期頃からと言われています。
しかし、基本的に離乳食は加熱することが多いです。
加熱することで、食材も殺菌ができるので、
赤ちゃんも安心なんですよ。
バナナは加熱したり生であげてみたりと、
赤ちゃんの状態に合わせて食べさせてみましょう。
初期は柔らかいペースト状に、中期は小さなさいの目状にカットし、
後期は赤ちゃんの一口大くらいに、完了期は食べる分だけカットした状態が最適ですね。
バナナは外出の際も持ち歩けるので、生で食べられるようになると、
食べやすくてとっても便利なフルーツです。
おやつにもおすすめですよ!
まとめ
野菜や果物は大事な栄養源です。
離乳食でも初期から食べられる種類も多くあります。
しかし、生野菜はまだ赤ちゃんには危険です。
生野菜をあげる場合も加熱して柔らかくすることが大切です。
離乳食のデザートにフルーツも最適です。
初期~中期は加熱してあげましょう。
皮をむいたり刻んだり、月齢に合わせて調理しましょう。
安心安全な有機野菜は、離乳食にも最適ですね。
全国の有機野菜が食べられる通販セットがおすすめです。
離乳食初期から使える洋梨の簡単オススメレシピは、
ジュースやコンポート、パンケーキです。
冷凍野菜は下茹でしてカットされているので、
味が染み込みやすくて火が通りやすいので、
離乳食の時短調理に最適です。
赤ちゃんは苦みや酸味NGなので、
グレープフルーツは完了期まで待ちましょう。
調理する際には、表面の農薬を洗い落とすことも大切です。
生のバナナは離乳食中期頃からOKです。
赤ちゃんの状態を見ながらあげてみましょう。