確定申告と聞くと、どうしても大変で面倒なイメージがありますよね。
初めての場合はどうやって手続きすればいいのか、
いつからスタートするのか…、
e-Tax確定申告についての疑問は、たくさんあるかと思います。
そんなe-Tax確定申告は、
2月3回目の月曜日からスタートします!
確定申告の期間は毎年1ヵ月間と決まっています。
そのため、2月中旬~3月中旬が毎年確定申告シーズンになります。
税務署は混雑して大変ですが、
e-Tax確定申告は自宅でできることがメリットですね。
確定申告には、必要な添付書類もあるかと思います。
手続きに入る前に、必要書類や確認事項をしっかりとチェックしておきましょう。
e-Taxの注意事項などをよく読み、
入力漏れがないよう気を付けて、手続きを行ってください。
確定申告の時期が近づいたら、
期間はいつからいつまでなのか、改めて確認をしておきましょう。
わざわざ税務署に出向かなくても、
インターネットで確定申告ができるのは便利ですよね。
しかしあっという間に1ヶ月は過ぎてしまいます。
手続きは早めに取り掛かりるようにして、
余裕を持って終わらせるようにしましょう。
e-Tax確定申告のやり方って?利用登録・電子証明書取得が必要!
e-Taxを使った確定申告については、
特に初めての方は分からないことが多いと思います。
続いては、e-Taxでの確定申告のやり方についてお伝えしてきます。
e-Taxでの確定申告を始める前に、まず環境を整える必要があります。
管轄の税務署に、『電子申告等開始届出書』を提出します。
これも、国税庁のホームページからオンラインで提出できます。
e-Taxを利用できるように届け出をする、ということですね。
その後、利用者識別番号と暗証番号を取得できたら、
e-Taxの利用が開始できるようになります。
e-Taxを利用する際には、
不正がないか、
送信されたデータは正常か、
などを確認するための、『電子証明書』が必要です。
マイナンバーカードや企業が発行した電子証明書などが、
電子証明書になります。
マイナンバーカードを持っていない方は、
発行手続きを行わなければなりません。
手続きは各市町村窓口で行うことができます。
マイナンバーカードが発行されるまで、数日かかると思いますので、
電子証明書として使う方は、早めに手続きを行うことがベストです。
また、このほかにもパソコンに接続して使用する、
『ICカードリーダライタ』が必要になります。
これは、電子証明書を読み込むために使います。
ICカードリーダライタは、
家電量販店やネット通販で購入することができますよ。
準備が整ったら、e-Tax確定申告が行えます。
やり方は市販の会計ソフトを使う、
e-Taxソフトを使う、
国税庁の確定申告コーナーを利用する、
という感じです。
e-Taxでの確定申告は、自宅などで時間を気にせず行える、
というメリットがあります。
しかし、手続きを行うまでに登録など、準備も必要になります。
確定申告が始まる前までに、
環境を整えておくことをおすすめします。
e-Taxスマホで確定申告するやり方は?医療費やふるさと納税還付は可!
e-Taxを使った確定申告は、
2019年からスマホやタブレットも使えるようになりました。
スマホで確定申告ができることは便利ですよね。
続いては、スマホを使ったe-Taxのやり方をご説明していきます。
スマホ用の『e-TaxソフトSP版』を利用します。
『確定申告書等作成コーナー』にアクセスし、
ステップ1~ステップ5まで画面の指示に従って、
必要事項を入力していきます。
スマホを利用する場合は、税務署で取得したIDとパスワードが必要になりますので、
事前に用意しましょう。
※IDとパスワードを取得する際には、本人確認書類が必要です。
スマホでのe-Tax確定申告では、
過去の確定申告履歴を見ることができないなど、
まだ完璧でない部分もあります。
ふるさと納税は行った翌年に確定申告を行います。
医療費は1月1日~12月31日までの分を計算して確定申告を行ってください。
スマホでe-Tax確定申告をする際は、やり方は簡単ですが、
確定申告に関する全ての手続きが可能ではありません。
その点を踏まえ、注意して利用してください。
e-Tax確定申告は添付書類省略可?医療費領収書や源泉徴収票も?
続いては、e-Tax確定申告での添付書類はどうすればいいのか、
お伝えしたいと思います。
まず、確定申告の添付書類の例として、
源泉徴収票、生命保険料控除支払い証明書、
住宅借入金などの特別控除書類、などがあります。
書類で申告する場合は、これらの証明書を添付すればいいのですが、
e-Tax確定申告ではどうするの?と思いますよね。
添付書類については、書類によって提出する必要はなく、
e-Taxでの送信でOKというものもあります。
e-Taxで送信できない書類は、
税務署に直接提出する、もしくは郵送しなければなりません。
その場合は、e-Taxで確定申告をした際に、
『申告書等送信票』が表示されるので、
印刷をして、添付書類と一緒に税務署に提出(郵送)してください。
一般的に添付書類には、
医療費の領収書と源泉徴収票があると思います。
医療費に関しては入力フォームがありますので、
添付書類の提出が必要ありません。
源泉徴収票に関しては、
国税庁が定めるデータで作成されており、
交付者の電子署名がされているものであれば、
e-Taxの確定申告の添付書類として、オンラインでの提出が可能です。
ふるさと納税して確定申告…e-Taxでも添付書類の郵送が必要!
続いては、ふるさと納税をした場合の、確定申告についてです。
e-Taxでもふるさと納税の確定申告は可能です。
ふるさと納税は『寄附金』として扱われるため、
確定申告をすることによって、
還付や控除を受けることができるのです。
ふるさと納税で寄附をした金額により、
所得税が還付されたり、住民税が控除されます。
所得税は、確定申告から1~2ヶ月後に戻ってきます。
住民税は、確定申告後の6月以降から1年間に渡って、
控除されていきます。
e-Taxでのふるさと納税で必要な書類等は、
源泉徴収票、還付金振込用の口座番号と印鑑、
マイナンバーカード (ない場合は本人確認書類)、寄附金受領証明書、
となります。
e-Taxでふるさと納税を確定申告する場合は、
寄附金受領証明書の添付が重要となります。
その他の書類に関しては、普通の確定申告と一緒ですね。
証明書は、寄附した自治体からのお礼と一緒に届きますので、
大切に保管しておいてください。
この証明書は寄附した件数分すべて必要なので、
手続きを行う前に、全部そろっているか確認してくださいね。
この寄附金受領証明書以外の書類の提出は必要ありませんので、
e-Taxのフォームに従って入力してください。
添付書類は税務署に郵送するか、直接窓口にまで届けるようにしましょう。
e-Tax確定申告医療費控除は入力するだけ!実物は5年保存義務!
続いては、e-Tax確定申告での医療費控除についてです。
e-Taxでは医療費控除についても、入力するだけとなっています。
医療費控除を申請する際には、医療費の領収証が必要となります。
医療費の領収書は、
医療機関(病院や診療所など)の領収書、
薬局の領収書などです。
その年の1年分の医療費の領収書は、捨てずに保存しておきましょう。
ちなみに医療費の領収書は、
後から提出が求められる場合があります。
5年間は保存しておく義務がありますので、
無くさないように大切に保管しておいてくださいね。
医療費控除の申請は、『医療費集計フォーム』に入力します。
ポイントは作業を始める前に、領収書を整理しておくことです。
家族の名前を分ける、病院や薬局を分けてまとめておくことで、
スムーズに入力していくことができますよ。
あとは、入力画面に従って必要な情報を入力していくだけです。
e-Taxでの医療費控除の申請は、入力して進めるだけなので、
このように簡単にできます。
医療機関を受診した際には、領収書はしっかりと保存しておいてくださいね。
住宅ローン控除確定申告(1年目)はe-Taxでも書類添付が必要!
住宅を購入し住宅ローンを借り入れた方は、
1年目は住宅ローン控除の確定申告が必要になります。
住宅ローン控除確定申告を行うことにより、
減税を受けられますので、忘れずに手続きを行いましょう。
※住宅ローン減税を受けるには、条件がありますので、
住宅購入の際に確認しておきましょう。
この住宅ローン控除の確定申告も、e-Taxで行うことができます。
まず、住宅ローン控除確定申告に必要な主な書類は、
次のとおりになります。
源泉徴収票、残高証明書(ローンを借入れた金融機関が発行)、
不動産登記簿謄本(法務局で申請できます。郵送で請求も可能)、
不動産売買契約書の写し(不動産会社等が用意したもの)、
住民票の写し、です。
e-Taxによる確定申告でも、書類添付が必要となるので気をつけてください。
以前は添付書類については、e-Taxでも郵送や税務署に提出しなければなりませんでした。
平成31年から住宅ローン控除についての添付書類は、
e-TaxでもPDFでのイメージデータの送信による、
提出が可能となりました。
こうした1年目の住宅ローン控除手続きには、
確定申告が必要ですが、2年目以降は、
年末調整で住宅ローン控除ができます。
ローンを借り入れた最初の年は、手続きが面倒ですが、
次の年からは書類の用意など必要がないので、楽になりますよ。
住宅ローン控除に関する書類は、
個人によってそれぞれ異なる場合があります。
自分に必要な書類をよく確認して用意してから、
手続きを行ってくださいね。
e-Tax確定申告の期間は約1か月だが還付申告は5年間できる?
確定申告は忘れてしまうと、減税が無効になったり、
還付金が戻らなかったりしますよね。
冒頭でお伝えした通り、
e-Tax確定申告の期間は、毎年2~3月の約1ヶ月間です。
しかし、e-Tax確定申告の期間を過ぎても、
5年間は申告することは可能です。
だからと言ってそのままにしておくと、
減税を受けることができなかったり、
収める税金の額が変わったりと不利になるんですよ。
特に住民税については、納税通知書が発行される5月頃までに、
確定申告をしておかないと、その年の住宅ローン控除などが無効になり、
適用されなくなってしまいます。
ほかにも確定申告を期間内にしないでおくと、
社会保障制度に関する手続きが改めて必要になるなど、
面倒なことも起こり得ます。
そのようなことを考えると、確定申告の期間内に手続きを行った方がずっと楽ですよね。
期間内に間に合わなかった場合も、
遅くても住民税が決定される4月頃までには、
e-Tax確定申告の手続きを済ませた方がベストです
まとめ
e-Taxの確定申告は、ネット環境が整っていれば、
自宅で手続きができるので忙しい方には便利ですね。
申告は2月3回目の月曜日スタートです!
期間は1ヵ月間なので、よく覚えておきましょう。
e-Taxの利用開始には各準備が必要ですね。
事前によく確認し必要なものを揃え、手続きしてください。
スマホでもe-Taxが可能ですが、手続きができないものもあるので、
注意が必要です。
添付書類は提出内容をよく確認してみてくださいね。
ふるさと納税でポイントとなる書類は、寄附金受領証明書です。
忘れずに添付してください。
医療費控除に関しては、医療機関や薬局の領収書が必要なので、
しっかりと保管しておきましょう。
住宅ローン控除は1年目に手続きが必要です。
添付書類の見落としがないように再確認してください。
確定申告は5年間行えますが、期間内に行うことにより、
減税や還付が適用されます。
以上の点に注意して、余裕を持って確定申告を行っていきましょう!