夏になるとテレビ番組やCM等でお中元の話題を、
よく目にする様になりますよね。
若い頃はお中元と言われても、いまいちピンとこない、
と言う人も多いと思いますが、就職・結婚と言った、
経験をすると、お中元を贈ったり貰ったりする機会も増えてきます。
中には、
「今年初めてお中元を頂いたけど、お返しした方が良いの?」
と悩む事もあるかもしれませんね。
基本的にお中元は目上の人に、日頃お世話になっている、
お礼として贈るものです。
お中元を頂く側は、お返しを贈らなくても失礼にはなりません。
代わりにお中元を頂いた事に対してお礼状を送ったり、
電話で感謝の気持ちを伝える事は大人のマナーとして必要ですよ。
では、
「お中元のお返しはする必要がないのか?」
と言うと一概にそうとは言えません。
近年では目上の人に限ってお中元を贈るのではなく、
仲の良い友達や会社関係等、身近な交友関係の人から、
「日頃のお礼に」と言った感じでお中元を贈る事が多くなっています。
そうすると立場上同等の人や目上の人からお中元を、
頂いたままなのは、ちょっと気が引けてしまいますよね。
そんな時はお返しの品を贈っても良いでしょう。
しかしお中元のお返しにはちょっとしたルールがありますよ。
お中元で貰った品よりも高価なお返しをすると、
相手に気を使わせてしまいますし、失礼にあたりますので、気を付けて下さいね。
一般的なお中元の金額は大体3,000円~5,000円程度です。
お返しとしては、
頂いた品物より少し安い価格のものを選ぶのがマナーですよ。
親や親戚からお中元を貰うと言う事もあるかもしれませんね。
こちらは「お中元の品が生活の助けになれば」と言った、
思いで贈られる事が多いです。
「お返しは必要ないよ」と念を押される事もあるでしょう。
そんな時はお中元が届いたら電話で感謝の気持ちを伝え、
その後、手紙やはがきでお中元のお礼状を送ります。
この様にお中元にはマナーがありますので、
相手に失礼のない様、対応したいですよね。
それでは次に、お中元のお返しについての疑問を、
さらに詳しくご紹介していきますよ。
お中元のお返しの相場は相手によって違うの?相手別金額まとめ!
お中元はお世話になったお礼として自分よりも、
目上の人に贈るものです。
お中元を頂いたらお返しは必ずしも必要ではありませんし、
感謝の気持ちを電話やお礼状で伝えればOKです。
しかし身近な友人や同僚の場合、立場は同等ですから、
何かお返しをしたいと言う気持ちになりますよね。
それに、職場の上司や目上の人からのお中元の場合、
貰いっぱなしでは何だか気まずい感じもします。
お中元のお返しをしたいと思った時には、
頂いたお中元の品より、少し安めの品物を贈りましょう。
お中元の金額相場は、
お世話になっている人で5,000円~10,000円、
会社の上司や仲人で5,000円、
友人で3,000円~4,000円程度になります。
例えば5,000円ぐらいの品を頂いたら、3,000円程度の品を選べば、
相手も気兼ねなく貰ってくれます。
お世話になった人だからと奮発して、
頂いたお中元より高額の品を贈ると、
「今後お中元はいりません!」等と言う意味になり、
失礼にあたりますので要注意ですよ。
お中元のお返し、親戚には?物じゃなくて○○だけでもOKなんです!
自分はお中元を贈っていないのに、突然親戚からお中元が贈られて来たら、
「親戚同士で会う機会もあるし、お返しをした方がいいかな?」
等と言う気持ちになりますね。
お中元のお返しは原則として不要ですが、品物を贈る代わりに、
電話やお礼状等で感謝の気持ちを伝える事が大切ですよ。
お中元を贈ってくれた親戚も無事に品物が届いたかどうか、
気になっている事でしょう。
お中元が届いた日か、遅くても翌日までに電話連絡をし、
早目に手紙やはがきでお礼状を送るのがマナーですよ。
お礼状には季節の挨拶から始まり、贈って頂いた品物の感想や、
相手を気遣う言葉等を書き添えると丁寧で好印象ですね。
遠方の親戚の場合は、家族写真等で近況を報告すると、
喜ばれるでしょう。
今は昔より親戚付き合いをする機会も減ってきていますが、
お中元を贈ってくれると言う事はあなたの事を、
気に掛けてくれていると言う証拠です。
お中元を頂いた事をきっかけとしてお互いの近況を、
報告し合う等して、コミュニケーションをとる事が、
出来る様になると良いですね。
実家へのお中元のお返しは必要?各家庭での様々な考え方!!
お中元は色々な人から頂きますが、気心知れた実家から、
お中元が贈られてきたら、お返しは必要なのでしょうか?
自分の親からお中元が贈られてきた場合、生活の足しになれば、
と言った親心や、お中元の品を注文し過ぎたのでおすそ分け、
なんて言う場合もありますよね。
いずれにしても、電話でお中元の品を受け取ったと言う事と、
お礼の気持ちを早めに伝えたいものです。
お返しの品については親から、
「お返しはいらないからね!」
等と言われる事もあるかもしれませんね。
ここは有難く頂戴しておいても良いと思いますよ。
実家が遠方の場合は電話だけでなく、お礼状として、
手紙やはがきを送るのも良いですね。
日頃の感謝の気持ちは、言葉では照れくさくて素直に、
言えないものです。
文章にする事で意外と上手く伝える事が出来ますよ。
小さいお子さんがいる場合は、写真やお子さんが描いた、
絵等を一緒に添えてあげると何より喜んでくれる事でしょう。
しかし一方で、地域や家庭の考え方によっては、
お中元を贈り合う習慣があるところもあります。
実の親子と言えども結婚したら別世帯と言う考えや、
季節毎の挨拶は必要と言う家庭もありますから、
それとなく聞いてみると良いですね。
まとめ
今回はお中元のお返しについてご紹介いたしましたが、
いかがでしたでしょうか。
基本、お中元にお返しは必要ありませんが、
お中元を頂いたら、お礼の電話やお礼状を送るのが、
マナーと言う事になりますね。
また、お中元を贈ってくれた人との関係性によっては、
お返しの品を送った方が良い場合もあります。
その場合、相手の品物よりも少し安めの品を選びましょう。
気心知れた実家や親戚の場合は、お返しの品が必要かどうか、
家庭により様々ですが、まずはお礼の気持ちを伝える事を、
忘れないで下さいね。
お中元を贈ってくれると言う事は、あなたの事を気に掛けて、
くれていると言う事です。
相手に感謝の気持ちを伝えたり、ささやかな贈り物をする事で、
あなたが相手を大切に思う気持ちがより伝わる事でしょう。