アパートやマンションなどの賃貸物件が手狭になって、
いざ引っ越しを考えはじめると何から手をつけてよいか分からない人は多いと思います。
新しい生活を始める時につきものの引っ越しはなるべくスムーズ終わらせたいですよね。
そこで今回は賃貸物件の退去を円滑に終わらせるためのポイントを紹介します。
- 退去する部屋の掃除はどうするのか?
- まわりの人への挨拶はするべきなのか?
- 退去の期限に間に合わない時の対処は?
これから賃貸の退去を考えている人は必見ですよ。
賃貸アパートを退去するときの立ち会いのポイントは?
まずは、退去するときの立会いについて探っていきましょう。
賃貸を解約するときに、退去の期限までに引っ越しを済ませて、
何もない状態の部屋を大家さんや契約業者が立会をした後、
鍵を返して退去が完了します。
引っ越しをしたあとすぐに立会いをする場合もありますし、
少し落ち着いてからする場合もありますが、
ほとんどのケースで大家さんや契約業者の内覧が必要です。
大家さんや契約業者が何のために内覧をするかというと、
次の人に貸すための部屋の状況を確認するため。
- フローリングに大きな穴が空いていないか
- 壁紙が剥がれていないか
など修理やどの程度の汚れがあるか確認するのです。
ここで大切なポイントは原状回復という考え方です。
借り主は借りた時の部屋の状態で退去することが原則です。
つまり次の人がその部屋を借りられる状態にする必要があります。
しかし、賃貸物件を長年住んでいれば、
壁も汚れるし、フローリングが傷つくこともありますよね。
すべて住む前の状態で返すのは不可能です。
そこで、経年劣化による傷や汚れまで修復する必要がないとされています。
普通に生活していく上でついてしまった傷や汚れまで直す必要はありません。
それ以外の故意や過失による傷や汚れは修復しなければなりません。
何が故意で、どこからが過失なのかは大家さんや契約業者の判断によりますが、
アパートを契約するときに支払う敷金でまかなえない範囲が一つの目安です。
なかには高額な費用を請求されたケースもありますので、
これを防ぐために契約した部屋を写真に収めておくことをおすすめします。
今では、スマホで簡単に写真が撮れますし、
写真があっても邪魔にはなりません。
簡単な一手間があなたを助ける場合がありますよ。
不安な人は、国土交通省の賃貸の退去のガイドラインを見ておきましょう。
賃貸アパートを退去するときは、掃除をした方が良いの?
次に気になるのが退去の際にどの程度掃除をするべきかどうかです。
やはり、礼儀として自分でできる範囲で掃除をするのがベスト。
上記でも述べたように、原状回復が原則ですので、
少しでもきれいにしておきましょう。
そこで気を付けたいのは粗大ゴミ。
引っ越しに伴い大量のゴミが出ますが、
ソファー、ベッドなどを処分してしまうケースもあるでしょう。
大型の粗大ゴミは、
無料で引き取ってもらう業者か、
リサイクル券を購入して持っていってもらう必要があります。
引き取って貰う日は引っ越しの日取りと同じにしましょう。
また、それ以外のゴミも捨てる日をキチンと選び、
引っ越しの日にちと合わなければ、転居先に持っていく配慮が必要です。
賃貸アパートを退去するときは、挨拶をした方が良い?周りの家はどこまで?
三つ目は挨拶に関すること。
昔に比べて挨拶をする人が減りましたが、
できることなら両隣くらいは挨拶はしておきたいものです。
しかし、もともとアパートなどの賃貸物件を借りる人は、
あまり人付き合いをする人が多くありませんので、無理に挨拶する必要がありません。
お付き合いがあれば挨拶すればいいですし、
なければ大家さんや管理人だけでも良いでしょう。
賃貸アパートを退去するとき、期限に間に合わない場合はどうする!?
最後は何かのトラブルで退去する期限に間に合わなかった場合の対処の方法です。
基本的は退去の期限は絶対でなるべくなら避けるべきですが、
身内の不幸や病気などでどうしても間に合わないケースもあるでしょう
まずは、大家さんや契約業者にすぐに連絡をすることからはじめましょう。
その際にキチンと事情を説明して、理解してもらわないといけません。
次の借り主が決まっているかもしれないので、連絡は迅速に…
解約手続きは、お互いに契約を結ぶことになるため、
甘く考えていると最悪の場合には損害賠償請求されてしまうかもしれません。
この様な状態を防ぐためにも、計画的に引っ越しの日取りを決めて、
解約の手続きはある程度引っ越し目安がついてからするのがおすすめです。
まとめ
賃貸物件の退去に関するポイントを紹介してきましたが、参考になりましたか?
大切なことは、賃貸物件の退去は計画的に行うことです。
気持ちよく新しい転居先で新生活が送るためにも、
今まで住んでいたところはキチンと退去したいもの。
いざ退去を決めると、
新しい転居先との手続きなどで忙しくなります。
思わぬとトラブルを避けるためにも、
事前にしっかり計画を立てて、賃貸に関する知識を持っておきましょう。